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2020-05

Boz Scaggs 「Middle Man」

j0079■ アルバムデータ
タイトル:Middle Man
アーティスト:Boz Scaggs
リリース:1980年4月
レーベル:Columbia Records

アルバム総評価:89


■ 曲目リスト
  №  曲          名評     価  PV  
01  JoJo  ★★★★★  youtube02
02  Breakdown Dead Ahead★★★★★youtube02
03  Simone★★★★★ 
04  You Can Have Me Anytime★★★★★youtube02
05  Middle Man★★★★☆ 
06  Do Like You Do In New York        ★★★☆☆ 
07  Angel You★★★★★ 
08  Isn't It Time★★★★★ 
09  You Got Some Imagination★★★☆☆ 


■ 講評
Boz Scaggs(William Royce Scaggs、1944年6月8日生)は、アメリカのミュージシャンであり、1970年代後半から1980年代にかけて流行した、アダルト・コンテンポラリー、AOR を代表するシンガーである。

(出典:「ボズ・スキャッグス」(2014年6月7日 20:32 UTC 『Wikipedia日本語版』)

▼ Boz Scaggs
画像




今回紹介するアルバム「Middle Man」は、1980年に Columbia Records からリリースされた Boz Scaggs の通算9枚目となるオリジナルアルバムである。「Jojo」 (Foster, David Lasley, Scaggs) 、「Do Like You Do in New York」(Scaggs) 、「Isn't It Time」 (Scaggs)、「You Got Some Imagination」(Steve Lukather, Scaggs, Bill Schnee)を除いた全曲を、今では大御所プロデューサーである David Foster と Boz Scaggs が共作している。

また、アルバム「Middle Man」は、ファンキーでクロスオーバー的な洗練されたサウンドで全米第2位を記録した1976年リリースの7thアルバム「Silk Degrees」、続く1977年リリースの8thアルバム「Down Two Then Left」と合わせて Boz Scaggs の「AOR3部作」と言われているが、これら3枚の中でもミュージシャンとしての円熟度が増して非常に完成度が高いアルバムに仕上がっている。

アルバム制作においては、「Silk Degrees」からのセッションミュージシャンであるロックバンド TOTO のメンバーを再び起用しているが、Boz Scaggs と TOTO の関わりは非常に深く、Boz Scaggs が1976年にリリースした7thアルバム「Silk Degrees」に参加したスタジオミュージシャンである David Paich、David Hungate、Jeff Porcaro の3人が、この時の共演をきっかけに1977年に結成したのが TOTO である。

「Middle Man」は、TOTO 結成後に制作されたアルバムということもあってか、それまでの Boz Scaggs のアルバムと比べてもよりロックテイストで TOTO らしさが滲み出たサウンドとなっている。また、David Foster の影響も大きく、いかにも David Foster らしい煌びやかなアレンジが随所に見受けられる。

参加ミュージシャンを見ると、TOTO のメンバーである Jeff Porcaro(dr)、Steve Lukather(gt)、David Hungate(bs) 、David Paich(kb)のほか、Ray Parker, Jr.(ba.gt)、Carlos Santana(gt) など、今では実現不可能と思われる非常に豪華なミュージシャンが参加している。また、Boz Scaggs 自身はギターで、David Foster はキーボード他で参加しており、そうした布陣もより「らしい」サウンドになっている要因の一つと言えるだろう。

このアルバムも非常にヒットし、Billboard 200 で最高第8位を記録している。また、収録曲からシングルリリースされた「Breakdown Dead Ahead」が Billboard Hot 100 第15位を、「Jojo」が第17位を記録している。

(出典:「Middle Man (album)」(6 May 2014 13:12 UTC) 『Wikipedia英語版』)

▼「Middle Man」
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▼「Middle Man」ジャケット裏
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Boz Scaggsの場合、その特徴のある歌声により好き嫌いが別れるところではあるが、ハードとソフトを織り交ぜたドラマチックでメロディアスな楽曲群、優男的な風貌とメロウな歌声は、まさに AOR の旗手にふさわしいミュージシャンと言えるだろう。

アルバム収録曲にはメロディアスでキャッチーな楽曲が多いが、決して軽いということではなく、むしろ非常に重厚で丁寧な音作りがされており、中でも特に「JoJo」、「Simone」、「Angel You」の3曲は、AOR を代表する名曲となっており、その評価も高い。

そして忘れていけないのが、自身の名曲「We're All Alone」と並び称される珠玉のバラッド「You Can Have Me Anytime」である。当時付けられた日本語タイトルは「トワイライト・ハイウェイ」というが、歌詞から連想される雰囲気的なネーミングは、今から考えれば非常に大胆で意味不明なタイトルでもある。

ちなみに「You Can Have Me Anytime」は、トヨタ自動車のセダン車で1980年に初代モデルが発売となったクレスタの CM ソングにとしても採用されている。ただ、個人的には田中康夫原作の映画「なんとなくクリスタル」のサウンドトラックとしての印象の方が強い。記憶があいまいであるが、確か主人公を乗せた車が首都高を成田空港へ向って走るラストシーンで使用されていたような気がするが、もしかして「You Can Have Me Anytime」ではなく「We're All Alone」だっただろうか。人の記憶というのもいいかげんなものである。間違っていたら御免なさい…。

この楽曲は素晴らしさは、何と言っても魂を揺さぶるドラマチックなメロディーにあるが、特筆すべきは間奏部分の名ギタリスト Carlos Santana によるギターソロである。「サンタナのギターが泣いている」とまで言われた名演奏であり、当時はこのシビれるギターフレーズを聴くたびに仲間と「サンタナ来たあー!!」と叫んでいたのを思い出す。Carlos Santana のギターあっての「You Can Have Me Anytime」といっても過言ではないほど、この曲の重要なエッセンスとなっている。

以上のようにアルバム「Middle Man」は、いずれの収録曲も捨て曲なしの AOR を代表する「記憶に残したい名盤」である。

▼「You Can Have Me Anytime」日本盤
画像




■ アルバムリリースノート
TOTO のメンバーやレイ・パーカーJr.、デヴィッド・フォスターらの強力なバック・アップにより完成させた、80年の作品である。

ロック色の強い内容となっているが、AORの極意ともいうべきスタイリッシュな感覚はどの楽曲にも根づいている。ギターにサンタナを迎えた<4>などでは、彼の本領が大いに発揮された大人のヴォーカルを聴くことができる。
本作リリース後活動休止を宣言し、レストラン経営などの実業家に専念したが、88年にアルバム『アザー・ローズ』でカムバックした。- Amazon

▼近年のBoz Scaggs
画像



*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「ボズ・スキャッグス」「Middle Man (album)」を素材として二次利用しています。


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名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
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