FC2ブログ

2020-05

映画 「Chronicle」

j0008■ シネマデータ
タイトル:Chronicle(クロニクル)
配給会社:デイヴィス・エンターテインメント
公開:2012年
ジャンル:SF
主演:デイン・デハーン

シネマ総評価:92


■ 評価内容
  №    チェック項目  評      価ポイント
01  ストーリー  ★★★★★    起承転結、展開がスピーディー          
02  映像★★★★★  超能力のシーンは実写のよう
03  配役★★★★☆  超有望新人多数出演
04  音楽★★★★☆  なかなか臨場感に溢れるサウンド 
05  満足度★★★★★  近年稀に見る秀作




■ データ
 区  分 内               容
 監  督   ジョシュ・トランク(英語版)
 脚  本   マックス・ランディス(英語版)
原  案  マックス・ランディス
  ジョシュ・トランク
製  作  ジョン・デイヴィス
  アダム・シュローダー(英語版)
 製作総指揮   ジェームズ・ドッドソン
出 演 者  デイン・デハーン
  アレックス・ラッセル(英語版)
  マイケル・B・ジョーダン(英語版)  
  マイケル・ケリー
  アシュリー・ヒンショウ(英語版)
製作会社  デイヴィス・エンターテインメント
配  給  20世紀フォックス
公  開  2012年2月3日(アメリカ)
  2013年9月27日(日本)
上映時間  83分
製  作  アメリカ合衆国


▼ Chronicle
画像




■ リリースノート
全米ナンバー1ヒット!!
衝撃的SFアクション遂に日本上陸!
手にしてはいけない能力、目にしてはいけない記録(クロニクル)。
これをYouTubeにアップしても、誰も信じてはくれないだろう。

<ストーリー>
平凡で退屈な日常生活を送る3人の高校生のアンドリュー、マット、スティーブは、ある日特殊な能力(チカラ)を手に入れる。手を触れずに女の子のスカートをめくったり、雲の上でアメフトをしたり。3人の退屈な日常は刺激的な日々へと一変する。しかし、そんなある時、後ろから煽ってきた車に苛立ったアンドリューが能力を使って事故に合わせたことから、3人は次第に自らの能力に翻弄され始め、事態は予期せぬ方向へと向かう……。

<ポイント>
●YouTubeの映像が若者を中心に幅広い世代に支持され世界的スマッシュヒット!
●ある高校生が自分を記録(クロニクル)した映像。それは、想像を遥かに超えた驚愕の出来事だった……。新進気鋭の監督が作り出した五感を刺激する斬新な物語。
●本作のヒットを受けハリウッドが今最も注目するスタッフ・キャストの若き能力(チカラ)が勢揃い。迫真の演技はもちろん、漫画『AKIRA』を彷彿とさせる特殊能力によるアクションシーンに注目!!

▼ Chronicle
画像




■ シネマ講評
「Chronicle」(クロニクル)は、ジョシュ・トランク(英語版)監督、マックス・ランディス(英語版)脚本による2012年のアメリカ合衆国のSF映画である。トランクの映画監督デビュー作である。シアトルを舞台とし、学校にも家庭にも居場所の無い心を閉ざした少年アンドリュー(デイン・デハーン)、その従兄弟のマット(アレックス・ラッセル(英語版))、皆の人気者スティーヴ(マイケル・B・ジョーダン(英語版))の高校生3人組が超能力を手に入れ次第に暴走してゆく物語をファウンド・フッテージ形式で描く。

ファウンド・フッテージ (found footage) は、映画 やテレビ番組 のジャンルの一つで、モキュメンタリーの一種である。撮影者が行方不明などになったため、埋もれていた映像という設定のフィクション作品であり、撮影者と無関係な者の手に渡り、そのまま公開されることになった設定である。第三者によって発見された (found) 未編集の映像 (footage) なので、ファウンド・フッテージと呼ばれる。ホラー作品に多く取り入れられる設定である。

正直あまり期待していなかったが、展開も早く、なかなか見ごたえのある映画であった。
まず、この映画で驚くのが特撮技術である。恐らくはCGであると思われるが、クライマックスのシアトル市内での戦闘・破壊シーンは圧巻である。まさにドラゴンボールの激闘シーンそのものである。夜中のため暗い中での展開ということもあるだろうが、映像は実にリアルで不自然さが感じられない。特に警官隊を圧倒するシーンは本当にテレキネシスを使っているのかと錯覚させるほどすばらしい出来栄えとなっている。

また、映画自体が主人公が持つビデオカメラや監視カメラの映像を巧みに利用して構成されているが、主人公がハンディカメラを固定して撮影する場面が比較的多く取り入れられており、映像が安定しているため、こういった撮影手法を用いた他の映画より映像のブレが少なく、「映像酔い」することがなかった。細かな演出ではあるが実に計算されていると感じた。

ストーリー展開については、強引さや不自然さもなく、キャラクターもいかにもアメリカのハイスクールを舞台にした映画に登場しそうな「いじめられっ子」、「正義感溢れる世話焼き」、「政治家を目指す学校の人気者」の3人が主要な登場人物になっている。サプライズはないが、かえって安心して楽しめる設定となっている。それにしても、映画「キャリー」もしかり、アメリカの公立のハイスクールは実際にあんなに騒々しくて雑然としているのだろうか。主人公のアンドリューのように奥手で自己主張できない学生にとっては、極めてつらい環境であろうと思われるのだが。

結局、最後まで超能力を得るきっかけになった「謎の物体」の正体は明らかにされなかった。最後に謎の政府機関やエイリアンが出てくるとか、アンドリューたちが異次元へ吸い込まれるとかハリウッド的な落ちを予想していたが、そうした最悪な展開にはならず、拍子抜けするくらい静かで刹那的な余韻を残すいいエンディングであった。ただ、このエンディングについては、意見が分かれるところかもしれない。

もし自分があんな力があったら理性を保つことができるであろうか?エンディングにおけるチベットのシーンは、観客にそうしたことを無意識のうちに自問させる伏線としてよく練られていると感じた。

「シカゴ・サンタイムズ」のロジャー・イーバートは4ツ星満点中3.5ツ星を与え、「スーパーヒーローのオリジン・ストーリー、SFファンタジー、乱れたティーンエイジャーたちのドラマの要素含んだエンターテインメント映画」と評したそうであるが、まさにそんな評価がピッタリの映画である。

少年アンドリューを演じたデイン・デハーン(Dane Dehaan) も、レオナルド・ディカプリオ似の好青年で粗削りながらなかなかいい演技をしている。個性派俳優として活躍しそうな逸材である。

日本公開は、2013年9月27日より2週間、首都圏限定で公開されたとのことである。全国で拡大上映すれば意外に日本でもメガヒットしたのではないだろうか。能力を暴走させるシーンは、ぜひ映画館の大画面で体感したかったと思うと少々残念である。

▼ Chronicle
画像




■ ストーリー
内気でカメラ撮影を行ってはネットに投稿するのが趣味なアンドリューは暴力的な父親と病気の母親とともに暮らしていた。母親の薬を買うのにも苦労している貧困な彼は、マットとスティーヴという2名の同じ高校に通う同級生とともに偶然、謎の地下施設であるものと接触したことから、物や自身を持ち上げたり動かしたりできるサイコキネシス能力に目覚める。彼らはその能力を手を触れずに女子のスカートをめくったりするなどのいたずらをするうちに意気投合し、友人となる。彼らは次第に能力を高めて行き、雲の上まで飛んでアメフトをしたりするなど、刺激的な遊びに夢中になっていく。

そんな中、あおってきた後続車両にアンドリューは力を使って事故にあわせるなど他者を傷つける過剰な行為をとり始める。それをたしなめるマットとスティーブは能力を生かして3人で世界を回ろうと考える。マットは南国へ行くことを薦めるがアンドリューはチベットへ行って雄大で美しい景色を写真に収めたいという。

スティーブはアンドリューに能力を生かしてマジックショーを開き、同級生の女性を誘わせ、彼に男としての自信をつけさせようとするがアンドリューはいざ女性と行為に及ぼうというときに嘔吐してしまい、その噂は学校中に広がり、深く傷つく。その一件より、アンドリューの行動はエスカレートしていく。

▼ Chronicle
画像




※以下は結末ネタばれのため注意

暴力を振るってきた父親を能力で叩きのめした彼は夜中に大空へと繰り出す。能力によってお互いの状況を察知する力を持ち始め、アンドリューの異常に気づいたスティーブは彼をたしなめに向かうが運悪く、雷雲の付近にいたために雷に打たれて死亡する。

友人の死でアンドリューは心の箍が外れ、母親の薬の金を手に入れるために同級生を襲撃して強盗を行うなどし、それでも金足りないとわかるとガソリンスタンドで強盗を決行する。アンドリューは店主を叩きのめして金を奪うが目覚めた店主が持ち出した銃を能力で弾き飛ばして燃料タンクに直撃させてしまい、爆発に巻き込まれて重傷を負った挙句、逮捕される。

警察の監視の元、尋ねてきた父親から母親の死を聞かされ、「妻の死の責任はお前にある」と糾弾されたことから激怒したアンドリューは能力を最大に利用して街中で破壊行為を始める。

事態を察知して駆けつけたマットは殺害されかけたアンドリューの父親を助け、アンドリューを止めようと死闘を繰り広げるが彼の能力の方が上だったため、苦戦を強いられる。駆けつけた警察は彼らに発砲するがアンドリューは弾丸をすべて止め、周囲に無差別に攻撃を始める。

見かねたマットは隙を突き付近にあった銅像の持つ槍を能力でアンドリューにつきたてて殺害し、凶行を止める。能力を多数の人々の目の前で派手に使ってしまったマットは警察の一瞬の隙をついて逃走し、身分を隠して放浪の旅に出る。

彼がアンドリューの行きたがっていたチベットへ行き、カメラをそこに置いて去るところで物語は幕を閉じる。

(出典:「クロニクル (映画)」(2014年7月11日 05:13 (UTC) 『ウィキペディア日本語版』。以下同じ。)

▼ Chronicle
画像




■ 製作
『クロニクル』の脚本は『FEAR ITSELF フィアー・イットセルフ(英語版)』のマックス・ランディスと『キル・ポイント』のジョシュ・トランクが共同で執筆した。トランクにとってはフィーチャー映画監督デビュー作ともなる。予算の都合により、カナダのバンクーバーだけでなく、南アフリカのケープタウンでも主要撮影が行われた。トランクは『クロニクル』が影響を受けた作品に『AKIRA』、『キャリー』、『フューリー』を挙げている。撮影は2011年5月から18週間かけて行われ、8月に終了した。



■ 興行収入
2013年6月28日時点でアメリカ合衆国とカナダでは累計6431万4970ドル、それ以外の国々では5880万ドル、全世界で1億2311万4970ドルを売り上げている。アメリカ合衆国とカナダでは2012年2月3日に2907劇場で封切られた。20世紀フォックス側は、公開初週末は800万ドル程度を期待し、興行ウォッチャーたちは1500万ドルと予想した。封が切られると公開初日のみで865万ドル売り上げ、さらに初週末3日間で2200万ドルを売り上げて同日公開であった『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(2100万ドル)を抑えて1位となった。これはスーパーボウルの週末の初動成績としては歴代4位の記録である。『クロニクル』は国際的にも成功し、オーストラリア、中国、イギリスなど33の外国市場でも初登場1位を記録した。

▼ Chronicle
画像




■ 「予告編(20世紀フォックス映画 公式チャンネル)」




*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたウィキペディアの項目「クロニクル (映画)」を素材として二次利用しています。


love4  参考になったという方はぜひこちらをポチッとお願いします。

スポンサーサイト



  

● COMMENT FORM ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://758ongakudohonpo.blog.fc2.com/tb.php/8-674f7689
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Bill Evans 「Portrait In Jazz」 «  | BLOG TOP |  » 安藤裕子 「グッド・バイ」

プロフィール

香山蔵之介

Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
Life is music. Music is life.
Let's enjoy music for your wonderful life.

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

邦楽(あ行) (32)
邦楽(か行) (25)
邦楽(さ行) (31)
邦楽(た行) (12)
邦楽(な行) (10)
邦楽(は行) (25)
邦楽(ま行) (5)
邦楽(や行) (11)
邦楽(ら行) (9)
邦楽(わ行) (2)
洋楽(あ行) (19)
洋楽(か行) (10)
洋楽(さ行) (29)
洋楽(た行) (11)
洋楽(な行) (0)
洋楽(は行) (18)
洋楽(ま行) (4)
洋楽(や行) (1)
洋楽(ら行) (14)
洋楽(わ行) (1)
洋画(か行) (2)
洋画(は行) (1)
アート (6)
文化 (13)
ファッション (1)
グルメ (7)
PC (1)
健康 (1)
BLOG (3)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

アクセス数

オンライン数

現在の閲覧者数:

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログランキング

ブログランキング参加中


ブログランキング参加中

Please Click !