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2020-05

安藤裕子 「安藤裕子入門編(LOVE)」

j0074■ アルバムデータ
タイトル:安藤裕子入門編(LOVE)
アーティスト:安藤裕子
リリース:2014年7月16日
レーベル:cutting edge

アルバム総評価:87


■ 曲目リスト
  №  曲          名評      価収録アルバム
01  のうぜんかつら(リプライズ)        ★★★★★    Merry Andrew
02  TEXAS★★★★☆  shabon songs    
03  海原の月★★★★☆  chronicle.
04  さみしがり屋の言葉達★★★★★  Merry Andrew
05  あなたと私にできる事★★★★★  Merry Andrew
06  サリー★★★☆☆  サリー


■ 講評
安藤裕子(1977年5月9日生)は、日本のシンガーソングライター、歌手、元女優である。神奈川県出身。所属レーベルは cutting edge、所属事務所は YS corporation。フェリス女学院大学卒業。詳細については、「Middle Tempo Magic」の講評を参照いただきたい。

▼ 安藤裕子
画像



今回紹介するアルバム「安藤裕子入門編(LOVE)」は、2014年7月16日にcutting edgeから配信限定でリリースされた安藤裕子のミニ・アルバムである。

この時期にこうした6曲構成という中途半端なベスト盤的ミニ・アルバムが、それも配信限定でリリースされることについては、ファンとして非常に違和感があった。

安藤裕子はこのアルバムの配信に先立つ2014年3月12日にも3枚目のミニ・アルバム「Acoustic Tempo Magic」をリリースしているが、こちらも新曲、カヴァー曲各1曲を含むものの過去の4曲をメインとした6曲構成によるアコースティック・アレンジ・アルバムとなっており、わずか4か月後のミニ・アルバムリリースとなるのである。

▼「Acoustic Tempo Magic」
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フル・アルバムとしては、2013年10月2日にリリースされた7thアルバム「グッド・バイ」が最後となるが、従来からほぼ1年に1枚のペースでアルバムをリリースしてきていることを考えると、ミニ・アルバムとはいえ、今年のリリースの状況は「異例」であると言えよう。

▼「TEXAS」
画像



そこで気になるのは、前ミニ・アルバム「Acoustic Tempo Magic」の内容である。

普段アーティストがツアーでなかなか行く事が出来ない土地に音楽を届けようという意図で始まった彼女のアコースティックツアーも6年目を迎え、2013年末までに35都道府県を細かく回ってきた証として「Acoustic Tempo Magic」がリリースされたとのことであるが、ライブ感漂うエネルギッシュな内容となっている一方で、ライブ音源ということもあって通常のアルバムより安藤裕子の情念というか魂を込めた独特の歌い方がより鮮明となっており、凄味すら感じさせる内容となっているのである。

万一、このアルバムで安藤裕子を初めて聴いたとしたら、そのエモーショナルで何かが憑依したような独特な歌い方がリスナーには痛すぎて、ひいてしまうのではないかと心配されるほどである。

▼「海原の月」
画像



そんなタイミングでリリースされたのが、この「安藤裕子入門編(LOVE)」である。前述の懸念を考えれば、ある意味非常に時宜を得たリリースであり、また、アルバムタイトルではないかと思われる。

すなわち、我々のように以前からのファンを対象としたアルバムではなく、「Acoustic Tempo Magic」で初めて安藤裕子を知ったり、これから初めて安藤裕子を体験するリスナーを対象としたアルバムということであれば合点がいくということである。

「安藤裕子入門編(LOVE)」というネーミングは、まずは入門的なオーソドックスな楽曲で耳を慣らしてからでないと安藤裕子というミュージシャンの強烈な情念には耐えられない、といったアイロニーが込められているのではないだろうか。

▼「さみしがり屋の言葉達」
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正直、最近の安藤裕子の歌い方には個人的に非常に抵抗感があった。

歌へ感情移入するあまりまさに憑依したような歌い方が常態化し、初期の安藤裕子のようなポップで哀愁漂う楽曲を期待するリスナーが耐えうる限界点を超えてしまっていると感じていたのは私だけであろうか。

この時点で「安藤裕子入門編(LOVE)」がリリースされたことを見ると、あながち自分の感想は間違いではなかったと思われるのであるが…。

もう少し肩の力を抜いて、そしてほんの少しでいいのでやさしくシンプルに歌ってくれたなら、安藤裕子はもっと多くのリスナーを虜にできるはずである。

さて、このアルバムに限って唯一残念なのは、安藤裕子の楽曲で最も気に入っている「ドラマチックレコード」が収録されていないことである。

「安藤裕子入門編(LOVE)」は入門盤であってベスト盤ではないと言われればそれまでであるが、この曲なくして安藤裕子を語ることなかれ、と言いたい。

▼「あなたと私にできる事」
画像




■ Music Video「のうぜんかつら (リプライズ)」



■ Music Video「さみしがり屋の言葉達」



■ Music Video「あなたと私にできる事」



*これらの動画で使用されている音源は、動画をYoutubeにアップロードした avexnetwork が自ら制作したものであり、個人が収入(広告収入を含む)を得ずに運営するサイトへの貼り付けが許諾された音源です。


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名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
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