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2020-05

Rick Astley 「Whenever you need somebody」

j0066■ アルバムデータ
タイトル:Whenever you need somebody
アーティスト:Rick Astley
リリース:1987年
レーベル:RCA Records

アルバム総評価:80


■ 曲目リスト
  №  曲          名評      価  MV  
01  Never Gonna Give You Up  ★★★★★  youtube01
02  Whenever You Need Somebody★★★★★youtube01
03  Together Forever★★★★★youtube01
04  It Would Take A Strong Strong Man          ★★★★☆ 
05  Love Has Gone★★★☆☆ 
06  Don't Say Goodbye★★★★★ 
07  Slippin' Away★★★☆☆ 
08  No More Looking For Love★★★☆☆ 
09  You Move Me★★★☆☆ 
10  When I Fall In Love★★★★☆ 


■ 講評
Richard Paul "Rick" Astley(リチャード・ポール・“リック”・アストリー、1966年2月6日生)はイギリスの歌手、シンガーソングライターである。

イギリスのランカシャー州で生まれ、歌手活動をしていたときに音楽プロデューサーの Pete Waterman に見出される。華奢なルックスに似合わないソウルフルな声が特徴である(これは当時「リッチー&ビューティーな歌声」と言われていた)。

1987年に Stock/Aitken/Waterman のプロデュースのもとでリリースした「Never Gonna Give You Up」と、それに続く「Together Forever」が世界的な大ヒットとなりスターダムにのし上がる。日本でもバブル景気真っ只中の Disco ブームに乗り大ヒットとなり、数回に渡り来日し TV 出演やライブを行ったほか、三ツ矢サイダーの TVCM にも出演するようになった。

その後、1990年代に入りしばらくの間は人気が低迷するものの、2005年にリリースしたアルバム「Portrait」がイギリス国内チャートの26位にまで上がり、見事に人気が復活した。

「Never Too Much」などのディスコヒットで有名な、Luther Vandross の大ファンで、Rich Astley のソウルフルな歌声は、Luther Vandross からの影響でないかといわれている。

(出典:「リック・アストリー」(2013年12月31日 01:20 UTC) 『Wikipedia日本語版』)

▼ Rich Astley
画像




今回紹介するアルバム「Whenever You Need Somebody」は、1987年にリリースされた Rick Astley の ファーストアルバムである。UK Album Chart で最高第1位、US Billboard 200 で最高第10位を記録しており、全世界で1,500万枚を売り上げたデビューアルバムにして Rick Astley 最大のヒットアルバムとなった。全楽曲が音楽プロデューサー Stock/Aitken/Waterman 書き下ろしである。

当時の Disco フリークの間では、音楽プロデューサー Stock/Aitken/Waterman の存在は絶対的であった。そんな彼らの手がけた楽曲の中でも、Rick Astley はいろいろな意味で衝撃的であった。まさにその衝撃波の第一弾が、このアルバムに収録されている「Never Gonna Give You Up」である。

アレンジは紛れもなく Stock/Aitken/Waterman のものである。しかし、メロディラインについては、それまでの Stock/Aitken/Waterman の楽曲と異なり、挑発的なワイルドさが影を潜め、優等生的でマイルドなユーロビートに仕上がっており、その意外性が当時としては極めて斬新で「お洒落」な楽曲として受け止められた。加えて Rick Astley のルックスとジェントルさが相まって、「Never Gonna Give You Up」は80年代後半を代表するユーロビートとしてその地位を確立したのである。

ただ、楽曲の素晴らしさとは裏腹に、Rick Astley の坊やっぽいルックスとオヤジっぽい歌声のギャップに大きな違和感を持つリスナーも少なくなく、必ずしも肯定的な評価ばかりではなかった。

結果的に Rick Astley は Disco フリークに受け入れられたわけであるが、彼がミュージシャンとして進むべき方向性はユーロビートではなく、もっとスタンダードでクラシカルな曲、例えばオールディーズやジャズが適しているのではないかという感想を持ったのは私だけではなかったのではないだろうか。それを証明するかのように、残念ながら彼の勢いは2ndアルバム「Hold Me In Your Arms」までしか続かなかった。

その後、2005年リリースの6thアルバム「Portrait」で再び脚光を浴びるに至るが、その楽曲にもはやユーロビートの貴公子の面影はなく、予想通りスタンダードなポップスミュージシャンに変貌していたのであった。往年の Disco フリークとしては、正直複雑な気持ちである。昔のようなダンスミュージックもたまには披露してくれれば有難いと思うが、いかがであろうか。

このアルバムには、Rick Astley のベストアルバムの常連である「Never Gonna Give You Up」、「Whenever You Need Somebody」、「Together Forever」、「Don't Say Goodbye」が収録されている。今聴いても決して古さを感じさせず、むしろ斬新でさえあるこれら楽曲群は、さずがは Stock/Aitken/Waterman といったところか。

スタンダードなポップス「It Would Take A Strong Strong Man」と「When I Fall In Love」の2曲は、現在の彼の楽曲を彷彿とさせるものがある。もしかすると、既にこの時点で Stock/Aitken/Waterman は、Rick Astley の将来あるべき姿を予見していたのかもしれない。

ちなみに、改めて MV を見てみると、最近のアイビーの再流行もあってか、Rick Astley の髪型やファッションが実にかっこいいのである。ダンスステップも派手さはないが洗練されており、当時はよく解らなかった彼のビジュアル的な良さがこの年になってようやく理解できた気がする。ぜひ、再ブレイクしてほしいミュージシャンの一人である。

▼ Rick Astley
画像



*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「リック・アストリー」を素材として二次利用しています。


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Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
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