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2020-05

安藤裕子 「グッド・バイ」

j0006■ アルバムデータ
タイトル:グッド・バイ
アーティスト:安藤裕子
リリース:2013年10月2日
レーベル:cutting edge

アルバム総評価:90 


■ 曲目リスト
  №  曲          名評     価
01  ようこそここへ  ★★★★★  
02  完全無欠の空と嘘  ★★★★★
03  ローリー  ★★★★★
04  ここに臨む丘  ★★★★★
05  サイハテ  ★★★★★
06  いらいらいらい  ★★★☆☆
07  貘砂漠  ★★☆☆☆
08  愛の季節  ★★★★★
09  Aloha 'Oe アロハオエ            ★★★★★
10  グッド・バイ  ★★★★★


■ 講評
安藤裕子(1977年5月9日生)は、日本のシンガーソングライター、歌手、元女優である。神奈川県出身。所属レーベルは cutting edge、所属事務所は YS corporation。フェリス女学院大学卒業。

今回紹介するアルバム「グッド・バイ」は、安藤裕子 が2013年10月2日にリリースした7枚目のオリジナルアルバムである。オリコン週間 CD アルバムランキングで最高第13位を記録している。全作詞・作曲:安藤裕子/編曲:山本隆二 による。

デビュー10年目を迎えた 安藤裕子であるが、ファーストミニアルバム「サリー」のジャケット写真を彷彿とさせる7枚目のオリジナル・アルバム「グッド・バイ」は、約2年という時間を費やして制作された作品である。

祖母の他界や愛娘の誕生という経験を経て、生きることをまっとうすることについて考えさせられたという彼女。

新作から感じられるしなやかな強さ、クールさと熱さを兼ね備えた温度感は、まぎれもなく現在進行形の 安藤裕子 であり、同時に自身の原点をも含有している。

何かが終わることは何かの始まりでもある。そんな想いをこめての“グッド・バイ”

(出典:「EMTG MUSIC」)

▼ 安藤裕子
画像




EMTG MUSIC に UP されている本人へのインタビュー映像によると、今回は、試行錯誤の結果、人が聴くことを意識して作ったアルバムということで、原点のファーストミニアルバム「サリー」の頃の気持ち、「人に聴いてもらう」ことを意識したということである。

本人いわく「全体のイメージが見えてからは、ポップスというか躍動感のある曲が足りないなぁと思って「完全無欠の空と嘘」や「サイハテ」という曲を入れたりしましたね。アルバムはいつも1曲目から最後の曲まで連続して聴けるか聴けないかが判断の基準になるので、抑揚が欲しいなと思ったんです。」

その言葉どおり、全体的にポップでキャッチーな楽曲が多く、聴きやすくまとめられているという印象を受ける。私も 安藤裕子 ファンの一人であるがファンの多くは、きっとこうした「安藤裕子」と構えずに誰もが気軽に聴くことができるアルバムを望んでいたのではないだろうかと感じる。

それは、もちろんセールス的な意味も含めてもっと安藤にメジャーになってほしいという思いからである。

だが、そこはさすがというか、やはり 安藤裕子 は転んでもただでは起きない。アルバムには、「いらいらいらい」、「貘砂漠」という彼女のアイロニックでクールなウォーターマークがしっかり記されていたのであった。それは彼女のインガーソングライターとしてのこだわりであろうが、個人的には非常に残念でしかたないというのが率直な感想である。

せっかく映画のテーマ曲「Aloha 'Oe アロハオエ」というヒット性のある曲をフィーチャーしているのだから、アルバム全曲をアンニュイなポップ感を前面に押し出した「新安藤裕子」を感じさせる楽曲で満たしてほしかったところである。

その点さえ除けば、今回のアルバムは「Middle Tempo Magic」を思い起こさせるキャッチーな楽曲が多く、非常に洗練された名盤と言えるのではないだろうか。

アップテンポの「完全無欠の空と嘘」、「サイハテ」も安藤節が健在で小気味よい。また「愛の季節」も実に文学的で安藤ワールドに浸ることができる名曲である。

人生の様々な出来事を経て、アンニュイさに加えて「しなやかな強さ」を感じられるようになった 安藤裕子。アルバム「グッド・バイ」は、そんな彼女の新境地を拓くニューアルバムである。ぜひ聴いていただきたいお薦めの一枚だ。

▼ 安藤裕子
画像




■ アルバムリリースノート
安藤裕子 の1年6ヶ月ぶりとなる7thアルバム『グッド・バイ』!!
11月9日から公開される映画『四十九日のレシピ』の主題歌「Aloha'Oe アロハオエ」含む全10曲が収録!!

今作は、原点回帰というコンセプトで制作された一面もあり、過去の代表曲である、「ドラマチックレコード」や「さみしがり屋の言葉達」の 宮川弾、山本隆二 コンビで制作された大人のための美しく切ないバラード「ようこそここへ」や、彼女の真骨頂である、溢れ出る感情を熱量高く歌い上げる「愛の季節」、ベンフォールズを思わせるようなピアノロック「サイハテ」など、カラフルで幅広い作品が収録されている。

安藤裕子 の1年半振り(2013年時)となるアルバム。デビュー10周年(同)を迎え、“チームandy”が掲げたのは原点回帰と進化の両立。初期の名作『Middle Tempo Magic』を彷彿させるポップさと、これまでに見せた事のない全く新しいアプローチの作品が同居するカラフルな宝石箱の様な 充実作。永作博美 主演の映画『四十九日のレシピ』主題歌「Aloha ’Oe」他を収録。- Amazon

▼ 安藤裕子
画像



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Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
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