FC2ブログ

2020-05

崎谷健次郎 「DIFFERENCE」

j0046■ アルバムデータ
タイトル:DIFFERENCE
アーティスト:崎谷健次郎
リリース:1987年6月21日
レーベル:PONY CANYON/SEE-SAW

アルバム総評価:89


■ 曲目リスト
  №  曲          名評     価
01  愛の時差~difference in time~  ★★★★★  
02  思いがけないSITUATION★★★★★
03  夏のポラロイド★★★★★
04  HALFMOON★★★★★
05  愛されてもいない-ハーレムの天使たち-    ★★★☆☆
06  St.ELMOS FIRE~幻の光~★★★☆☆
07  僕には君だけ★★★★★
08  KISSの花束★★★★★
09  瓶の中の少年★★★★☆


■ 講評
崎谷健次郎(1962年12月30日生)は、日本のシンガーソングライター・音楽プロデューサーである。広島県福山市出身。1983年にキーボーディスト、1985年に作曲家としてスタートを切り、1987年に「思いがけないSITUATION」(映画『いとしのエリー』主題歌)でソロデビューしている。

Adult Contemporary の国内先駆的存在で、代表曲に「もう一度夜を止めて」があり、斉藤由貴「夢の中へ」、中山美穂「これからのI Love You」などのヒット曲で知られる。1999年から SONIC DOVE 名義での音楽制作活動も行っている。

(出典:「崎谷健次郎」(2014年7月7日 01:16 UTC) 『Wikipedia日本語版』)

▼「KISS OF LIFE」
画像


崎谷健次郎は、非常に個性的な声質と比類なきハイトーンボイスの持ち主である。その独特のメロディーセンスにより生み出されるミディアムテンポのラブソングは、まさに映画のテーマ曲のようにドラマティックで、従来にないタイプのミュージシャンとしてデビュー当時も非常に注目された。

秋元康が崎谷に付けたキャッチコピーは「崎谷は、憂鬱だ。」であり、フジテレビ系歌謡番組「夜のヒットスタジオ」に出演した際には、司会の古舘伊知郎から「歌う志賀直哉」とも形容された。また、ピアノを弾く細身でインテリジェンスな容姿や無機質な歌声、楽曲の雰囲気から「歌う哲学者」「ラブソングの帝王」とも呼ばれていた。

▼「ただ一度だけの永遠」
画像




今回紹介するアルバム「DIFFERENCE」は、1987年6月21日に PONY CANYON/SEE-SAW からリリースされた崎谷健次郎の1stオリジナル・アルバムである。プロデュースは、秋元康・崎谷健次郎による。

アルバム収録曲中「思いがけないSITUATION」は、1987年3月21日に発売された崎谷健次郎のデビューシングル曲であり、「Kissの花束」はそのカップリング曲である。また、「夏のポラロイド」は、1987年6月21日に発売された崎谷健次郎の通算2枚目のシングル曲であり、「瓶の中の少年」はそのカップリング曲である。

さらに、「HALF MOON」は1987年10月21日に発売された崎谷健次郎の通算3枚目のシングル「もう一度夜を止めて」に収録されたカップリング曲である。このようにアルバム全9曲中5曲がシングル収録曲で構成されており、デビューアルバムとしてのクオリティーは非常に高く充実した内容となっている。

▼「思いがけないSITUATION/KISSの花束」
画像



アルバム収録曲は、全曲崎谷健次郎本人が作曲・編曲を手掛け、作詞は秋元康他による。崎谷健次郎はシンガーソングライターであり、楽曲の印象からも当時で言うニューミュージック系のミュージシャンという位置付けであったが、プロデュースや作詞において秋元康が大きく関わっており、積極的に映画とタイアップするなど、当時の歌謡曲のヒット方式を意識したプロデュース戦略が窺える。事実、崎谷健次郎は歌謡曲主体の「歌番組」にも積極的に参加していた。

ただ、コンスタントにヒット曲を生み出す一方で、インテリジェンスで線が細い印象が強く、爆発的なヒットを飛ばすだけの「パワフルさ」や「毒」に欠けていたように思われる。楽曲の評価が高いだけにその点が残念でならない。ただ、最近の姿を見ると、非常に洗練された温かみのある大人の雰囲気を持っており、ずいぶん印象が変わったようである。

本アルバムについては、冒頭の01「愛の時差(difference in time)」と02“思いがけないシチュエイション”の連続するビートを効かせたスピーディーなアレンジが小気味よい。また、03「夏のポラロイド」、07「僕には君だけ」、08「KISSの花束」は崎谷健次郎のメロディートーンが強く出ており、とても30年近くも前の楽曲とは思えない秀逸曲である。今回、「DIFFERENCE」を聴き直してみたが、改めて崎谷健次郎のメロディーメーカーとしての才能に敬服した次第である。

なお、崎谷健次郎は、1stアルバム『DIFFERENCE』リリース以降も、「BECAUSE OF LOVE」「もう一度夜を止めて」「きみのために僕がいる」など珠玉の名曲を数多く生み出すとともに、映画、CM、テレビ番組等のテーマ曲に採用されることも多く、現在も、90年代のようなヒットや勢いこそないものの、シンガーソングライター、音楽プロデューサーとして地道に活動を継続している。

▼近年の崎谷健次郎
画像


画像



2013年10月には日本テレビ系「NNNストレイトニュース」ウェザーテーマ「Fine after rain~雨のち晴れ~」、日本テレビ系「徳井と後藤と麗しのSHELLYが今夜くらべてみました」エンディングテーマ「五線譜のメッセージ」、TBSテレビ系「噂の!東京マガジン」エンディングテーマ「Starting point」を含む、12年ぶりとなるオリジナル・フル・アルバム「五線譜のメッセージ」をリリースしており、相変わらずのメロディーセンスで崎谷節を聴かせてくれている。

このアルバムはオリコンデイリー CD アルバムランキング第38位を発売初日に記録しており、全盛期を思い起こさせるドラマチックで聴きごたえのある素晴らしい出来であった。機会があればこのブログでもぜひ紹介したい。

▼「五線譜のメッセージ」
画像




■ アルバムリリースノート
たよりないけど鼻にかかってないから伝わってくるシャレててあいまいさのない音作りも,達者なメロディ・ラインも生気にあふれているんだ。イメージがフェードアウトしてしまう秋元康の歌詞がずるく聴こえてしまう。次代を担ってもらわねばこまる才能です。- Amazon

▼ 崎谷健次郎
画像



*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「崎谷健次郎」を素材として二次利用しています。


love4  参考になったという方はぜひこちらをポチッとお願いします。

スポンサーサイト



  

● COMMENT FORM ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://758ongakudohonpo.blog.fc2.com/tb.php/50-0ab46e6a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ケノーベルからリンクのご案内(2014/08/15 08:59)

福山市エージェント:貴殿の記事ダイジェストをGoogle Earth(TM)とGoogle Map(TM)のエージェントに掲載いたしました。訪問をお待ちしています。

aiko 「泡のような愛だった」 «  | BLOG TOP |  » ケラケラ 「ケラケラリアット」

プロフィール

香山蔵之介

Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
Life is music. Music is life.
Let's enjoy music for your wonderful life.

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

邦楽(あ行) (32)
邦楽(か行) (25)
邦楽(さ行) (31)
邦楽(た行) (12)
邦楽(な行) (10)
邦楽(は行) (25)
邦楽(ま行) (5)
邦楽(や行) (11)
邦楽(ら行) (9)
邦楽(わ行) (2)
洋楽(あ行) (19)
洋楽(か行) (10)
洋楽(さ行) (29)
洋楽(た行) (11)
洋楽(な行) (0)
洋楽(は行) (18)
洋楽(ま行) (4)
洋楽(や行) (1)
洋楽(ら行) (14)
洋楽(わ行) (1)
洋画(か行) (2)
洋画(は行) (1)
アート (6)
文化 (13)
ファッション (1)
グルメ (7)
PC (1)
健康 (1)
BLOG (3)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

アクセス数

オンライン数

現在の閲覧者数:

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログランキング

ブログランキング参加中


ブログランキング参加中

Please Click !