FC2ブログ

2020-05

DOUBLE 「double」

j0041■ アルバムデータ
タイトル:double
アーティスト:DOUBLE
リリース:2000年11月29日
レーベル:FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT

アルバム総評価:92 


■ 曲目リスト
  №  曲          名評      価
01  Rebirth(Interlude)  ★★★★★  
02  Handle★★★★★
03  Stay With Me★★★★★
04  Untouchable★★★★☆
05  Floor★★★★★
06  Home★★★★★
07  What's“double”?(Interlude)           ★★★★★
08  Uh Huh★★★☆☆
09  I’m In Love★★★★★
10  U★★★☆☆
11  Love Of Mine★★★★★
12  Angel(Album Version)★★★★★


■ 講評
DOUBLE(ダブル)は、日本の女性歌手 TAKAKO(タカコ、1975年3月14日生)によるソロ・プロジェクトである。本名は平沢貴子(ひらさわたかこ)といい、新潟県新潟市出身。

姉妹デュオとして1998年にデビューしたが、1999年に姉の SACHIKO が急逝したため、以降は現在の形態となった。3人姉妹の三女で SACHIKO は次女にあたる。

2006年からは DJ Lilly a.k.a. DOUBLE 名義で DJ としても活動している。所属レコード会社はフォーライフミュージックエンタテイメント、所属事務所は ARTIMAGE。

今回紹介する「double」は、2000年11月29日にリリースされた、ソロ・プロジェクトとしての DOUBLE の最初のオリジナル・アルバムであり、前作「Crystal」から約1年半ぶりのリリースとなる。オリコン週間 CD アルバムランキング最高第13位を記録している。

楽曲制作やプロデュースなどはアメリカのアーティストやプロデューサーに依頼、レコーディングもニューヨークで行った。ソロ・プロジェクトではあるが、姉の SACHIKO が健在だった頃のユニット名を残し、姉の遺志を受け継ぐということを前面に出している。プロデューサーには海外の陣営を迎え、ゲストには F.O.H が参加している。

シングルリリースされた「handle」(5th)、「U」(6th)、「Angel」(7th Single)を含む全12曲と、13曲目にシークレット・トラックが収録されている。

(出典:「DOUBLE (歌手)」(2014年7月23日 19:15 UTC) 『Wikipedia日本語版』)

▼ DOUBLE
画像




姉 SACHIKO の急逝から復活した新生「DOUBLE」のファーストアルバムにして、これまでリリースした5枚のオリジナルアルバムの中でも最も完成度の高いアルバムとなっている。数ある日本のミュージシャンによる R&B アルバムの中でも随一のアルバムであると言っていいほど素晴らしい内容だ。それほどクオリティーが高く、聴く者の心を捉えて離さないアルバムである。

その理由は、まずヴォーカリストである TAKAKO 自身の音楽性とパーソナリティーにある。多くの女性 R&B シンガーが没個性的で単に歌が上手いだけである現状において、TAKAKO の個性溢れる存在は唯一無二であり、一際異彩を放っている。

それは彼女が単なる海外のR&Bの模倣ではなく、和製ポップスのテイストをうまくリミックスし、見事に DOUBLE として昇華させていることにある。

TAKAKO の声は決して力強くはなく、飛び抜けて歌が上手いわけでもない。しかし、不思議にエロティックな超細身の体から絞り出す、クールでチャーミング、そして時に儚く切ない歌声。まさに他に類を見ない日本 R&B 界の Diva と言っていいだろう。

そしてもう一つの理由は、その洗練されたサウンドにある。今回のアルバムも一聴すると楽曲の変化が乏しく単調であるように思われがちであるが、Interlude(間奏曲)をうまく配置し、「Rebirth」から始まり亡き SACHIKO に捧げた楽曲「Angel」で完結する「double」という新たな物語をアルバムとして見事に起承転結させているのである。ぜひそういう視点でこのアルバムを聴いてほしい。

楽曲はいずれもすばらしく、ポップテイストも加わって耳に心地よい。不思議に切なささえ感じさせるR&Bラインとなっている。中でも特に06「Home」と12「Angel」は神曲という称号がふさわしい。何度聞いても飽きのこない上質のメロディーとなっている。

DOUBLE の礎を築いた1枚である。聴いて損はないはずだ。

▼ DOUBLE
画像




■ アーティスト紹介
グループ名はデビュー当時から「ダブル」であるが、ジャケットデザインなどによって「DOUBLE」や「Double」、「double」、「D♀ouble」など表記は不特定である。

姉妹デュオの頃は、主に姉の SACHIKO が作詞、妹の TAKAKO が作曲をしていたが、ソロになった現在は作詞作曲にとどまらず、ミュージック・ビデオやジャケット製作・編集など音楽制作の全過程で本人が関わっている。また、ラジオパーソナリティやオリジナルファッションブランドのプロデュースなども手がけている。

ストリート系ファッション雑誌「LUIRE (ルイール)」には新作の発表の直前直後などことあるごとにインタビューやグラビアページなどに登場する。その「LUIRE」では初の日本人表紙にも抜擢される。雑誌に登場する際の服は自前が多く、セクシーで露出度が高いファッションを基調とし、ネイルやメイクにもこだわりがある。露出度が高い服を着こなすための体づくりにも力を入れている。

海外のブラックミュージックに影響を受けているが、一方で自分が日本人であることに強いプライドを持っていることもうかがえる。特に姉妹デュオ時代は和歌の抽象的な表現(例えば、女性が泣く様子を「袂が日に日に重くなる」とした表現など)を意識している。ホームページ上ではお茶を嗜む様子が書かれたり、和服を着た写真を公開するなどしている。

Mummy-D from RHYMESTER や KOHEI JAPAN from MELLOW YELLOW、Zeebra、Full Of Harmony、KICK THE CAN CREW、GTS、Heartsdales、S-WORD、AI、TOKONA-X、m-flo、BOY-KEN、VERBAL、DJ KAORI、安室奈美恵、清水翔太など、R&B・ヒップホップのアーティストを中心にコラボレーション活動も多い。海外アーティストではデ・ラ・ソウル、アンジェラ・ジョンソン、TASHA、ソウライブ、Ak'Sent、ルーペ・フィアスコ、ネリー、Jun.K(Junsu of 2PM)などと共演した。

1995年、フォーライフミュージックエンタテイメントのオーディションに合格、上京。

1997年、都内の米軍横田基地にあるライブハウスで定期的にライブを開く。日本人アーティストが在日米軍基地でライブパフォーマンスを行うのは27年ぶりであった。

1998年、2月4日に『For me』でメジャーデビューする。その後、5月21日に2ndシングル『Desire』をリリースする。しかし、この2枚のシングルは商業的には失敗に終わった。後に TAKAKO が「この2曲は自分たちの求めている曲ではなかった。」と述べている。9月20日に発売された松尾潔プロデュースの12インチアナログ『BED』が即完売となり、この頃から業界から注目を集める。そして、10月21日に3rdシングル『BED』をリリースする。10月・11月にクラブツアー"DOUBLE Club Circuit'98"を行い、徐々にリスナーを増やしていく。

1999年、3月20日に4thシングル『Shake』をリリース。この曲をきっかけにブレイクし、最終的に10万枚の売り上げを記録した。3月・4月に全国クラブツアー SUPER SISTERS TOUR "Shake"を行う。しかし、新潟市のライブハウス「新潟プラハ」で凱旋ライブを行う前日、5月21日に姉の SACHIKO がクモ膜下出血で急死した。6月2日にプロローグ・アルバム『Crystal』をリリース、オリコンで最高位2位を記録する。皮肉にも60万枚以上の売り上げを記録した。12月1日にエクストラ・アルバム『Crystal Planet』をリリースする。その後、姉妹デュオとしての DOUBLE の活動を終了、しばらくの間は休養に入らざるを得なかった。

2000年、「姉の遺志を継ぎたい。」ということでソロ・プロジェクトとして再始動し、現在に至る。

2012年、2月4日にデビュー14周年を記念して、DOUBLE プロデュースのブランド『WW(ダブルダブリュー)』を立ち上げた。

(出典:「DOUBLE (歌手)」(2014年7月23日 19:15 UTC) 『Wikipedia日本語版』)

▼ DOUBLE
画像




■ アルバムリリースノート
先行シングル「U」「handle」を含むニュー・アルバム。レコーディングはNYで行われ、{R&B#QUEEN}の称号にふさわしい澄んだ歌声と、ドライヴ感あふれるサウンドが印象的だ。- Amazon

▼ DOUBLE
画像




■ Music Video 「Angel」




*この動画で使用されている音源は、動画をYoutubeにアップロードした forlifemusic が自ら制作したものであり、個人が収入(広告収入を含む)を得ずに運営するサイトへの貼り付けが許諾された音源です。

*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「DOUBLE (歌手)」を素材として二次利用しています。


love4  参考になったという方はぜひこちらをポチッとお願いします。

スポンサーサイト



  

● COMMENT FORM ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://758ongakudohonpo.blog.fc2.com/tb.php/45-dbd03298
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

DOUBLE 「VISION」 «  | BLOG TOP |  » Sotte Bosse 「Tomorrow Knows Yesterday」

プロフィール

香山蔵之介

Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
Life is music. Music is life.
Let's enjoy music for your wonderful life.

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

邦楽(あ行) (32)
邦楽(か行) (25)
邦楽(さ行) (31)
邦楽(た行) (12)
邦楽(な行) (10)
邦楽(は行) (25)
邦楽(ま行) (5)
邦楽(や行) (11)
邦楽(ら行) (9)
邦楽(わ行) (2)
洋楽(あ行) (19)
洋楽(か行) (10)
洋楽(さ行) (29)
洋楽(た行) (11)
洋楽(な行) (0)
洋楽(は行) (18)
洋楽(ま行) (4)
洋楽(や行) (1)
洋楽(ら行) (14)
洋楽(わ行) (1)
洋画(か行) (2)
洋画(は行) (1)
アート (6)
文化 (13)
ファッション (1)
グルメ (7)
PC (1)
健康 (1)
BLOG (3)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

アクセス数

オンライン数

現在の閲覧者数:

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログランキング

ブログランキング参加中


ブログランキング参加中

Please Click !