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2020-05

パスピエ 「演出家出演」

j0035■ アルバムデータ
タイトル:演出家出演
アーティスト:パスピエ
リリース:2013年6月12日
レーベル:ワーナーミュージック・ジャパン

アルバム総評価:93 


■ 曲目リスト
  №  曲          名評      価
01  S.S  ★★★★★  
02  名前のない鳥★★★★★
03  フィーバー★★★★★
04  シネマ★★★★★
05  ON THE AIR★★★★★
06  くだらないことばかり          ★★★★☆
07  デ・ジャヴ★★★☆☆
08  はいからさん★★★★★
09  △★★★★★
10  ワールドエンド★★★★★
11  カーニバル★★★★☆


■ 講評
パスピエは、2009年に結成された日本のポップ・ロック・バンドである。所属レコード会社はワーナーミュージック・ジャパン。

今回紹介するアルバム「演出家出演」は、ワーナーミュージック・ジャパンよりリリースされたパスピエのメジャー2枚目、通算3枚目のアルバムとなる。フルアルバムとしてはメジャー1stアルバムであり、彼らにとって実質的なファースト・アルバムとなる。

配信限定シングルの「名前のない鳥」と「ON THE AIR」や、約3ヶ月前にリリースされた1stシングル「フィーバー」から、「フィーバー」が収録されている。

▼「演出家出演」(初回限定盤)
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▼「演出家出演」(通常盤)
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パスピエは、東京藝術大学でクラシックを学ぶ傍らバンド音楽に傾倒したキーボーディストの成田ハネダが作曲、ボーカリストの大胡田なつきが作詞とアートワーク全般(ジャケットデザイン、ミュージッククリップの制作など)を担当する5人構成のバンドである。

バンド名の由来は、成田が好きなドビュッシーのベルガマスク組曲の終曲「パスピエ」より。また、そのドビュッシーの音楽や絵画の分野でも知られる「印象派」という言葉をキーワードに、音楽だけでなくカルチャー全体としての多面的なアプローチを試みている。

クラシック音楽の背景を持つ成田が生み出す楽曲と、大胡田のユニークなセンスやアートワークが話題になり、2011年11月に発売した1stアルバム「わたし開花したわ」がほぼプロモーションなしの無名の新人としては異例のロング・セールスを記録した。

成田がパスピエの前に組んでいたバンドを解散して「印象派×ポップ・ロック」というバンドのコンセプトを立てたあと、それに賛同してくれるメンバーを集めようと、大胡田をはじめとしてバンドを通じた知人に声をかけていった。

残りのメンバーを集めるにあたって、大学の卒業を控えた成田は、「いまさらフィーリングがどうこうというよりも、あらかじめお互い噛み合った共通言語がある人とやった方がバンドのコンセプトを具現化しやすい」と思い三澤を勧誘、その三澤が露崎を連れてきて、初代のドラマーを加えて2009年にパスピエを結成。下北沢を拠点とし、「パスピエpresents食後の余韻」と題した自主企画ライブを、結成二年間で6度に渡り開催するなど、精力的にライブ活動を展開している。

音楽的なコンセプトは、成田の背景となる印象派のアプローチと、ニュー・ウェーブやテクノポップといった現代音楽を上手に融合させること、それらを最終的にバンドサウンドとしてポップ・ロックの形で表現すること。

楽曲制作は、前述の通り成田が作曲を行い、大胡田が作詞をし、スタジオに持ち込んで成田を中心に編曲する。成田の「いい意味で予想外になるのがバンド」という考えのもと、まず個人から出てきたアイデアを大切にしている。曲を持ち込んだ段階で成田はある程度のイメージを持って臨むが、バンドでアレンジしていく流れに基本的には任せており、行き詰まったときにアイデアを出すというスタンスをとっている。結果的に、メンバー一人ひとりのアイデアがまとまった楽曲が生まれる一方で、成田のイメージが色濃く出ている楽曲もあるという。

また、アイデアは鮮度が大事だという成田の意向で、楽曲を必要以上に煮詰まらせる事がないため、レコーディング期間はほかのバンドより短い。

作詞を担当する大胡田は、空想上の人物が動き回る様子を文字に起こしたり、あるいは聴く人が想像できる余白を残しながら歌詞を書くことが多いという。

(出典:「パスピエ (バンド)」(2014年7月21日 07:10 UTC) 『Wikipedia日本語版』)

▼ パスピエ
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彼らの楽曲は非常にユニークである。メロディー、歌詞ともに独特の世界観があり、最近似通ったニューカマーバンドが多い中、独特のポップオーラを発している。

「相対性理論」に近いフィーリングであるが、それ以上に小気味よいドライブ感が際立つ。不思議と昭和の懐かしさが漂うオリエンタルで和風な旋律もこのバンドの大きな魅力だ。こうした巷で言われている「ネオ・ジャパネスク」的なバンドカラーは、シンセキーボードの主旋律が際立つ音作りに強く印象付けられる。良い意味でギター中心な音作りにはないキーボード系の変化に富んだ多彩な楽曲を提供するバンドである。

また、ヴォーカルの大胡田なつきの声も独特である。アニメチックでサブカルっぽい歌声が成田が生み出す楽曲とみごとにシンクロし、パスピエの比類ない独自性を決定付けている。大胡田の歌声の個性が印象的すぎるため、バンドの好き嫌いがはっきり分かれるかもしれないが、このアルバムに散りばめられたポップでキャッチャーな楽曲群は、ハスピエのメガヒットを期待させるのに十分である。

事実、このアルバムはオリコン週間チャート第11位、デイリーチャート第6位、itunes総合チャート第1位と順調なセールスを記録している。今後の活躍が大いにが期待されるバンドである。

ただ敢えて言わせて頂ければ、キーボード主体のためであろうか残念ながら音に重厚さが足りないという印象がしてならない。シングルでライブ音源を積極的にリリースするなどライブ音はかなりエネルギッシュだということであるが、CDメインのファンとしては、ストリングスやホーンを加えることでよりドラマチックな楽曲展開も期待できるのではないかと思うのであるがいかがであろうか。他のシンセポップ系バンドとは一味違った新しい展開にもぜひ挑戦してほしい。

ちなみにライブ以外顔出しNGという謎の多いバンドとしても知られている。できれば大胡田なつきは歌声同様に実物もカワイイ方がいいな…と思っていたら、最近Web上で流出画像を発見。何とめっちゃカワイイではないか。顔出しOKになればメガヒットは間違いないであろう。

個人的にはシンプルな旋律の「ON THE AIR」がお薦めである。なかなかのサウンドである。

▼ パスピエ
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■ メンバー紹介

◆成田ハネダ
キーボード担当。全作曲を手がける。神奈川県横浜市出身。
東京藝術大学でクラシック音楽を学んでおり、将来はピアニストになりたいと思っていたが、大学1年目の冬にCOUNTDOWN JAPANへ行ったことをきっかけにバンド音楽に傾倒し、藝術大卒としては数少ないポップ・ミュージックの世界に飛び込むことを決意、メジャーデビューを目指して自分のバンドを組んだ。バンドを組んだ経験がなかったため、当初はポップスに近づこうとして挫折を繰り返していたが、次第に自分自身のルーツである印象主義音楽にポップ・ロックを織り交ぜるというコンセプトを立て、「次がラストチャンス」としてパスピエを結成した。
ルーツ・ミュージックとして、バンド音楽ではYMOやフジファブリック、洋楽ではトーキング・ヘッズなど、また「ポップスにおけるモスト・フェイバリット・アーティスト」として矢野顕子を挙げている。

◆大胡田なつき
ボーカル担当。作詞およびアルバムのアートワークを手がける。静岡県御殿場市出身。
CDジャケットのイラストを手がけたり、ミュージック・クリップの制作に携わるなど音楽以外の面でも存在感を放っているが、それぞれ「手段が違うだけで自分を表現するという意味では同じ」とし、ボーカルという立ち位置にしても「自分の声を使って総合表現をしているような感覚に近い」という。東京へ歌とキーボードの打ち込みを学びに出てきたところ、成田と出会ってパスピエを結成する。バンド音楽への親しみはそれまで薄く、ロックといえばメタルだと思っていたのと、ナンバーガールへの憧れから、もともとは激しい歌い方をしていたが、パスピエに入ってからかなり変わったという。

◆三澤勝洸
ギター担当。本人のtwitterプロフィールではパスピエのうさぎとアニメ担当ともされている。山形県出身。

◆露崎義邦
ベース担当。千葉県出身。

◆やおたくや
ドラムス担当。北海道北見市出身。

(出典:「パスピエ (バンド)」(2014年7月21日 07:10 UTC) 『Wikipedia日本語版』)

▼ パスピエのメンバー
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■ アルバムリリースノート
2013年ブレイク筆頭格のパスピエ、最高傑作となるメジャー1stフル・アルバム誕生!
2009年に結成した5人組バンド、パスピエのメジャー・ファースト・フル・アルバム。ファースト・シングル「フィーバー」、2013年1月、2月に配信限定で連続リリースされた「名前のない鳥」「ON THE AIR」(TOKYO FMキャンペーン・ソング)他、全曲キラー・チューンと言っても過言ではない楽曲クオリティーを持つ一枚。- Amazon



■ Music Video 「S.S」




*この動画で使用されている音源は、動画をYoutubeにアップロードしたWarner Music Japanが自ら制作したものであり、個人が収入を得ずに運営するサイトへの貼り付けが許諾された音源です。

*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「パスピエ (バンド)」を素材として二次利用しています。


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Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
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