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2020-05

恐怖の「五十肩」

恐怖の「五十肩」■ 健康データ
健康ポイント:五十肩
病名:腱板損傷・肩関節周囲炎・他
診療:整形外科
症状:肩の運動障害、夜間痛、運動痛、拘縮等

ダメージ度:80


■ 恐怖の「五十肩」

五十肩を患って1年半。全く以前どおりとまではいかないものの、腕の稼動範囲もほぼ回復。時々弱い痛みを感じるものの日常生活には支障がないまでになり、先日やっと整形外科クリニックへの通院から開放されたので、今回記念に治療経過を残すこととした。

なお、以降はあくまで個人的な経験からの情報であるため、病気に関する正確かつ詳細な情報は、必ず医療機関のホームページ等整形外科専門のサイトを参照していただきたい。

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五十肩といっても症状や部位等によって正式な病名はいろいろで、また軽症から重症まであるようだが、大括りでは「腱板損傷」や「肩関節周囲炎」(肩関節周囲炎は拘縮と呼ばれる関節の動きの悪化が見られるが、腱板損傷の場合はそういったことはめったにないという点で両者は異なるとのことらしい)という診断がされることが多いようだ。

いずれも呼んで字の如くであるが、「肩関節周囲炎」の場合は、おおむね①炎症期。②炎症等による痛みにより肩を動かさなくなるため周辺の筋や腱が硬くなる拘縮期。③リハビリ治療等による回復期。という流れになるようで、対処療法としては、注射、投薬、貼り薬による炎症や痛みの緩和を筆頭に、詰まるとことはストレッチを含むリハビリということになるらしい。ただ、検査の結果、炎症ではなく腱自体の損傷、断裂となったり骨に起因するようなものは手術も必要となるため厄介だ。

私の場合は、初診で「腱板損傷」と告げられたのだが、肩の表面は、三角筋と呼ばれる広い筋肉によって覆われており、その下には体幹から上腕骨頭を包むようにある腱の複合体があり、これを「腱板」といい、この複合体は、肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋などによって構成されており、この腱板が何らかの原因により切れる、あるいは炎症状態となることがあり、これを「腱板損傷」と呼ぶとのことである。

腱板と三角筋がともに働くことで、人間は両手を上に上げる動作を行っており、また、腱板は上腕骨と肩甲骨の均衡を保って、スムーズな肩の動きを維持するという大切な役割も担っているため、ここに不具合が生じると肩や腕の機能が著しく低下してしまうことになるわけだ。

運動等による怪我など原因がはっきりしていることもあれば、加齢等これといった原因がないのに時間をかけて少しずつ発生することもあるとのことで、腱板損傷は炎症に代表されるような軽いものから、一部断裂、完全断裂に至るような重い症状まで様々のようだが、万一断裂となると自然治癒は不可能で、外科的手術による処置が必要で、しかも全身麻酔による手術と手術後の激痛、更に長期にわたって厳しいリハビリが続き、数か月間近く腕が使えない状態が続くとのことである。

幸い、私の場合は腱板の内部炎症ということで済んだが、それでも最もひどい時期は、右肩を無理に動かすと腕が肩からちぎれるのではないかというぐらいの激痛が走り、利き腕である右肩はほとんど動かず、着替え、歯磨き、入浴、排泄、車の運転に至るまでありとあらゆる動作で右腕の使用が不可能となり、日常生活に非常に大きな支障をきたしたほどであった。

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もし肩に痛みがあるようなら、どうせ五十肩だろうと簡単に考えない方がいいかもしれない。五十肩と聞くと経常的な肩の痛み程度を想像しがちだが、本格的な五十肩は、私のような症状を伴うことがほとんどということである。治療初期の頃は非常に心配で、この先自分の肩と腕はどうなってしまうのかと精神的にも相当きつかったが、ほぼ毎週整形外科クリニックのリハビリに通うとともに、毎日朝昼晩ストレッチ等のリハビリを慣行した結果、1年半をかけてようやくほぼ回復することができた。長い場合は2年以上かかる場合もあるとのことで、現在日々リハビリに努力されている皆様も多いと思うが、この記録がその継続の一助になれば幸いである。

なお、今回の五十肩を通じてつくづく感じたのは、「肩甲骨」まわりの日頃のケアの大切さである。リハビリの過程でそれまで全く意識しなかった「肩甲骨」を意識的に動かす(いわゆる「肩甲骨はがし」)ようになってから肩こりも随分少なくなったように感じており、今後もせひ「肩甲骨」を意識して生活するよう心がけていきたいと考えている。もう再発はコリゴリですからね・・・。

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■ 2015年4月
・右肩をまわすとズキッと痛むようになる。例えばテニスのサービスフォームで腕を回すタイミングでズキンとする痛みが走る。
・痛いのを我慢して腕を意識的に回すなど柔軟体操を行うが改善されず。
・起立の姿勢から右腕を横に徐々に上げていくと90°から120°あたりで引っかかり感と共に強い痛みが走り、それ以上になると痛みがなくなる。
・捻ったとか打ったとか原因について特に思い当たる節はなし。

■ 5月
・痛みが拡大し運動障害が増える。
・痛くて右腕が背中や後ろに回らない。
・右腕を横に広げて肘のところでL字型に折り曲げて下に回転させるとほとんど動かない。
・不意な動作や何気に腕を伸ばすと肩から腕がちぎれるような激痛の生じる場面あり。悶絶するほど。

■ 6月6日(土)
・地域で有名な整形外科スポーツクリニックで診察を受ける。
・動作確認、X線撮影、超音波診断の結果は「腱板損傷」との診断。
・肩と腕の間が狭くなっており右上腕の骨が肩に向かって上がってしまって擦れて炎症を起こしているとの説明。
・「腱板損傷」については詳細な説明なし。
・リハビリを継続すれば良くなるのでしばらくがんばりましょうということでリハビリ運動を行うこととなる。
・早速インターネットで「腱板損傷」について調べる。自分なりにおおよそ理解を深める。結構恐ろしい機能障害だ。

■ 6~8月
・週1ペースで肩周り(肩甲骨等)を動きやすくするリハビリ(電気療法、温熱療法を含む)を受けるため通院。
・朝、昼、夜リハビリで教えてもらったストレッチを継続。
・ある程度肩が回るようにはなったが、動きによってはどうしても弱い痛みが発生。
・激しい痛みが生じる動作は無理に行わず、左手で代替。
・右肩(腕)と左肩(腕)の位置(形)が明らかに違う。右肩が変に前に出ているようでそれが原因で稼動範囲が制約か。
・ただし元々そうなのかは不明。
・右腕は前方70度くらいまで稼動。それ以上は上がらない。
・洗髪、歯磨き時に腕の付け根(胸部側)弱い痛みあり。
・車の運転がかなり困難(数か月車の運転が不可能)。
・ズボンの上げ下げ、ベルト通しができず、右手を腰に当てることができない。
・夜間上腕部に疼痛。(よくある症状らしい。)
・トイレの際右手でお尻が拭けない(汗)。

■ 8月
・腱板損傷の程度(完全断裂・部分断裂・腱板炎等)が心配で大胆なストレッチができず不安が募る。
・理学療法士からは胸あたりの筋肉が異常に硬くなかなか肩が開かないとの説明。
・総じて日常生活が送れないほどひどい状況ではないが、絶えず小さい痛みや動きにくさを意識しなければならず憂鬱。
・寝ていると早朝上腕部に疼痛が生じる。右肩から肘にかけてタオルやクッションを引くと痛みが軽減。

■ 8月24日(月)
・セカンドオピニオンを兼ねて腱板断裂の手術で実績のある総合病院の整形外科で診察を受ける。
・今までの経緯を説明。
・超音波検診の結果は、腱の連続性は認められるので手術対象ではないとの結果。
・腱の内部が炎症を起こし水も溜まっているようなので注射を打ってみましょうとのこと。ヒアルロン酸注射と夜間痛用に鎮痛剤を処方。
・エコーで患部を確認しながら注射すると驚くほど肩が軽くなる。本質的な痛みがなくなったわけではないが、上腕の付け根や裏側に生じていた弱い痛みが消える。
・右腕が特定方向に動かないのは痛いので動かさず筋肉が硬くなってしまったためとの説明あり。
・できればMRIによる診断をしてほしい旨依頼し承諾される。

■ 9月7日(月)
・MRI撮影の結果、腱板に断裂は確認されず。注射は現在通っているクリニックでも可能との説明。
・MRIの画像を含めた診断結果を現在の主治医に渡すよう総合病院の医師から指示あり。
・腱板断裂でないことが確認できたことにより不安が払拭される。
・医師によれば腱板はそんなに簡単に断裂するものではないとのこと。

■ 9月
・肩の動きに伴う激痛はほとんど生じなくなる。
・代わりに固まった筋肉を伸ばす際に生じるような痛みに質が変わる。
・洗髪、歯磨きはほとんど痛むことなく行うことができるようになる。
・両肩の位置の違いは相変わらず大きく、右肩の稼動範囲も若干よくなってきたが特に後方への動きに大きな制約あり。
・理学療法士のアドバイスを参考に独自にストレッチのプログラムを考え毎日3回実施。
・基本的におもり、棒、壁などを利用した運動に転換。これにより伸ばしたい箇所を効果的に動かすことができるようになる。
・無理をし過ぎると痛みが残ってしまうことあり。ひどい時はシップ薬貼付。

■ 10月
・稼動範囲は随分広がる。右腕を真上に上げることができるようになるが引っかかり感が残る。
・まだ肩関節の拘縮が顕著で腕の動きに合わせて肩が着いてきてしまう。
・肩関節を内側にねじるストレッチを追加する。
・上腕肩関節前部を押さえるとかなり痛い箇所がある。
・痛みを我慢すれば何とか右手を腰に手を当てられるようになるが肩や肘の位置がかなり不自然。
・関節がボキボキ鳴るようになる。(これもよくある症状のよう。)
・上手くはまらないと痛い感覚がある。

■ 11月
・夜間痛はほぼなくなる。
・右肩の前後の筋を伸ばすストレッチの比重を大きくする。
・右脇下の奥(背中側)の筋の痛い箇所を左手の親指でほぐす運動を加える。痛みが和らぐに比例して垂直方向への稼動範囲が拡大し効果大。
・相変わらず腰に手を当てた際の肩や肘の位置がかなり不自然。
・肩の付け根の前後の筋を押すとかなり痛い。

■ 12月~2016年9月
・整形外科スポーツクリニックでのリハビリを隔週に変更。
・例えば右脇下の奥など筋の痛い箇所を左手の親指でほぐす運動を加える。
・ほぐすことで数日で痛みは解消すると違う箇所に痛みが移動し次はそこをほぐすことを繰り返す。
・理学療法士から固くなっている箇所を順番に柔らかくしている段階との説明。
・上に腕を上げる動きはほとんど支障なくなるが若干鎖骨の内側に痛みが残る。

■ 10月
・鎖骨辺りの痛みは鎖骨の下にある筋肉が堅くなっているため腕を上げると無理な形になるためとの理学療法士から説明。
・鎖骨下の筋肉を指でほぐすことで痛みが解消。
・依然として右肩から右腕の付け根にかけての筋肉が堅くなっているとの説明。
・右肩周りの筋肉をほぐすことでだいぶ後ろ方向へも腕が動くようになる。

■ 11月
・ほぼ従前どおりの動きが回復。完全ではないが痛みもほぼなくなる。
・整形外科でのリハビリ終了。

■ 2016年12月
・現在も自発的に朝昼晩の3回ストレッチを継続中。


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