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2020-05

さよならポニーテール 「円盤ゆ~とぴあ」

さよならポニーテール 「円盤ゆ~とぴあ」■ アルバムデータ
タイトル:円盤ゆ~とぴあ
アーティスト:さよならポニーテール
リリース:2015年11月4日
レーベル:T-Palette Records

アルバム総評価:92


■ 曲目リスト
● DISCⅠ~A面集で恋をして~
  №  曲          名評      価
01  この恋の色は  ★★★★★  
02  すーぱーすたー★★★★★
03  放課後えすけいぷ★★★★★
04  悲しいうわさ★★★★☆
05  夏の魔法 feat.曽我部恵一+ザ・なつやすみバンド      ★★★★★
06  きみに恋したんだ★★★★★
07  季節のクリシェ★★★★☆
08  かわいいあのコ★★★★★
09  光になって★★★★★
10  ななめライン急行★★★★☆
11  大事なコトバ★★★★★
12  光る街へ★★★★★

● DISCⅡ~さよポニ・カレンダー~
  №  曲          名評      価
01  ニューなイヤー  ★★★☆☆  
02  どぎ☆まぎバレンタイン★★★★☆
03  いろはにほへと★★★★☆
04  えいぷりるふ~る★★★★☆
05  ふわふわふ~る★★★★★
06  天気予報の恋人★★★★★
07  星たちのアバンチュ~ル★★★★★
08  さよポニの湯けむり音頭 Part1★★★★☆
09  ふたりぼっち with 岸田メル★★★★☆
10  ダンスフロアとカボチャのおばけ          ★★★★★
11  勤労と感謝★★★★★
12  冬物語★★★★★
13  ぼくたちの卒業★★★★☆

● DISCⅢ~思春期の光と影~
  №  曲          名評      価
01  ヘールシャム  ★★★★☆  
02  サムウェアインタイム          ★★★★☆
03  ねこねころんだ★★★★★
04  エラーメッセージ★★★★★
05  少し泣けたんだ★★★★★
06  さよなら、ありがとぉ★★★★★
07  アンジー★★★★★
08  ひとりぼっち★★★★★


■ 講評
今回紹介するアルバム「円盤ゆ~とぴあ」は、さよならポニーテールが2015年11月4日に T-Palette Records からリリースした3rdフルアルバムである。

2013年3月6日リリースの2ndフルアルバム「青春ファンタジア」から実に2年8か月ぶりとなる待望の3rdアルバムにして3枚組33曲入りのコンセプトアルバムという規格外の大作となっており、2015年11月15日付オリコン週間 CD アルバムランキング第27位を記録している。

作詞・作曲には、さよならポニーテールの作曲メンバーとしてお馴染みの 324P、メグ、マウマウ、クロネコ、ふっくんが担当している。

▼ さよならポニーテール
画像



本作は、音楽の聴き方が配信やストリーミングなど多様化されていく中、「CD(=円盤)というメディアにおける最後の理想郷(=ユートピア)」をコンセプトに、さよならポニーテールなりの表現方法で「アルバム」という単位にまとめあげた意欲作であり、「さよならポニーテールの円盤時代・絶頂トライアングルI~Ⅲ」と題して、「DISCI~A 面集で恋をして~」、「DISCⅡ~さよポニ・カレンダー~」、「DISCⅢ~思春期の光と影~」というそれぞれテイストの異なる3枚の CD で構成されている。

まず「A面集で恋をして」と銘打たれた DISCⅠ にはポップなナンバーばかり12曲を収録。さよならポニーテール流の A 面集であり、まるでベストアルバムのようなポップなナンバーがノンストップで畳み掛ける内容となっている。

そして DISCⅡ はさよならポニーテールが3年にわたって季節ごとにリアルタイムにネット配信してきたノベルティソング13曲(12か月+1)を集めた「さよポニ・カレンダー」として3年越しで完結させた意欲作である。

最後の DISCⅢ はさよならポニーテール最初期からのメンバーであるみぃなが全曲一人で歌うアコースティック調の楽曲集「思春期の光と影」となる。さらに DISCⅢ にはさよならポニーテール初の英詞曲「ヘールシャム」、「サムウェアインタイム」の2曲が収録されており、新たな一面も覗かせる充実した内容となっている。

これまでに一度もライヴを行わず、活動は主にソーシャルメディア上のみで、実態は謎に包まれている12人組のポップグループ、通称"さよポニ"こと、さよならポニーテール。あらゆるポップカルチャーを自在に横断する新しいスタイルの活動を展開する、ソーシャルメディア時代のポップグループであるが、今年5月にそれまで所属していたエピックレコードジャパンからアイドルネッサンス、Negicco、lyrical school、バニラビーンズらが所属するタワーレコードのアイドル専門レーベル「T-Palette Records」に移籍しており、移籍後初となるコンセプトアルバムで、新たなさよならポニーテール流ユートピアへと誘うというファンに対するメッセージを込めたアルバムとなっているようだ。

▼「円盤ゆ~とぴあ」
画像




さよならポニーテールは、顔出しは一切ないためその実態は謎に包まれているが、アイドルチックなヴォーカルである反面、楽曲が非常に洗練られており、アイドルというカテゴリーには収まらないスケールの大きさを感じさせる不思議なユニットである。

そんなさよならポニーテールが2015年5月にアイドル専門レーベル「T-Palette Records」に移籍した意味は大きく、サウンド面でどのような変化が生じるかが注目されていた。

また、今回のアルバムには未収録であるがアルバムタイトルにもなった幻の楽曲「円盤ゆ~とぴあ」の イメージアートには世界が崩壊した後のような風景が描かれており、ある意味過去のサウンドを一新して大きくイメージチェンジが図られるのではないかという懸念もあったところである

▼ さよならポニーテール
画像



そんなグループを取り巻く環境が激変した中でリリースされたニューアルバム「円盤ゆ~とぴあ」であったが、蓋を開けてみればさよならポニーテール独特なウィスパーヴォイスによるヴォーカルコンビネーションは健在で、ほのぼのとした牧歌的な楽曲から郷愁を誘う叙情的な楽曲まで、またアップテンポからスローバラッドまで、メンバーの個性的なヴォーカルが奏でるキュートでスィートなパステルカラーサウンドが全開で、その心地良さに癒されてしまうこと間違いなしのこれぞさよならポニーテールといった快心のサウンドが展開しており、従来の路線と大きく変わることもなくまずは一安心といったところである。

ただ、新レーベルのカラーからすれば、今後サウンド的にもアイドル路線へ大きく舵を切ることも予想され、顔出しも含めて新たな展開も期待されるところではある。さよならポニーテールがアイドルか否かは現状でも判断が難しいところであるが、以前のアルバムに見られたような、例えば今回のアルバムに収録されている「大事なコトバ」のような心に滲みるメランコリックな空気感の楽曲が若干影を潜めてきている印象もあり、今後の動向が注目されるところである。

ちなみに移籍に関してメンバーのクロネコがコメントを出しているので紹介したい。


■ クロネココメント

「このたび、さよポニは今まで以上に「自由」で「謎」な活動スタイルを維持していくために、タワーレコードのアイドル専門レーベル「T-Palette Records」に移籍することになりました。
Tパレはアイドル専門のレーベルですが、オールドスクールな解釈のアイドル(=偶像)という意味においては、ある意味さよポニもアイドルなのでは!?ということから、Tパレに所属させていただくことになりました。
こんな得体の知れないグループを快く迎え入れてくださったTパレスタッフのみなさまの懐の深さに感謝しつつ、今まで以上にいい曲を沢山作りつつ、これからも唯一無二な活動をしていくつもりです。
いろいろとツッコミどころ満載だと思いますが(さよポニがアイドルかどうかはひとまず別として)、所属アーティスト含めとにかく大好きなレーベルなので嬉しいです。
それでは、今後もよろしくおねがいします。」


「円盤ゆ~とぴあ」は、前作「青春ファンタジア」以来2年8か月振りのリリースとなるファンにとっては待望のニューアルバムであり、今回のアルバムリリースに至るまで2014年3月5日付けでシングル CD「新世界交響楽」を1枚リリースしたのみと目立った音楽活動を行ってこなかった分、ファンのニューアルバムに対する期待は大きかったと推察される。

その期待に応えるように、なんと3枚組という超豪華盤によるリリースとなっており、加えて、特にメインディスクとなる DISCⅠ には、これぞさよならポニーテールという明るく華やかなマシュマロソングがフルラインアップされており、レーベルを移籍したグループの心機一転ニューアルバムに対する意気込みが伝わってくるようなポップでキャッチーでオリジナリティーに富んだ充実したアルバムに仕上がっていると感じた。

ますます目が離せないさよならポニーテール。まだ未体験の方はぜひこの機会にさよポニワールドにハマっていただきたい。その心地よさがきっと癖になるに違いない。

▼ さよならポニーテール
前列左から:しゅか、みぃな、なっちゃん
後列左から:ゆゆ、あゆみん
画像




■ さよならポニーテールとは?

さよならポニーテールは音楽活動を中心とし、みぃな、あゆみん、なっちゃん、ゆゆ、しゅか、をボーカルに置くグループである。略称はさよポニ。

メンバーはボーカル5人を含めて12人。これまでに一度も LIVE を行わず、活動は主にソーシャルメディア上のみで、実態は謎に包まれており、メンバーのビジュアルはイラストで表現されている。ミュージックビデオで実写の少女が曲に合わせてリップシンクすることがあるが、実際のメンバーではない。

また、WEB ラジオではキャラクターに沿った声色と内容で進行するとともに、アルバムやシングルのリリースイベントが行われてもメンバーは登場せず別のグループによるライブが行われる。ただ、メンバーは出ないものの、初出しの音源が披露されるのが恒例になっており、Twitterでメンバーとのやりとりも行われる。

デビュー時のボーカルは、みぃな、あゆみん、なっちゃんの3人。2012年12月に、ゆゆ、しゅか、が加わった。「あゆみん」については2013年12月に声の担当が変わり、現在の「あゆみん」は2代目である。

イラスト作成及び Twitter での公式アカウントを担当するメンバーを「神さま」と呼んでいる。2013年6月10日までは「ゆりたん」が担当。それ以降は「ちぃたん」が担当している。

ディレクター兼プロジェクトマネージャーは田口貴章。

質の高いメロディや歌詞、どこか懐かしいのに新鮮に響くサウンド、不安定ながらも琴線に触れる歌、そして音楽だけではなく、可愛らしく不思議な絵柄で描かれたキャラクターが、インターネット上を中心に話題を集め、音楽を中心としたポップカルチャーファンの心を掴んでいる。

メンバーの背後に著名な人物はおらず、試行錯誤しながら自主制作のように作り始め、音楽活動では、みぃながリードボーカルを務め、あゆみん、なっちゃんらがコーラスをするスタイルが多く、「どこか懐かしいのに新鮮に響くサウンド」、「質の高いメロディーと歌詞」などと評される。

楽曲の MV の監督を、これまで監督をしたことのない人に頼んでいる(写真家の青山裕企、アイドルの夢眠ねむなど)。また、漫画家としても活動しており、コミックは CD より先に出版している。自身の CD のジャケットやパンフレットなども同じ世界観で統一されている。

▼ さよならポニーテール
画像



2011年4月27日、 自主レーベル「音楽と魔法」から1stアルバム「モミュの木の向こう側」をリリース。オリコン最高第178位を記録。
2011年7月29日、「しましまのEP」(放課後黄昏交差点/またね、バイバイ)を7インチレコードのフォーマットで JET SET より限定リリース。
2011年9月7日、「きらきらのEP」をヴィレッジ・ヴァンガードより限定リリース。
2011年10月12日、デビューアルバム「魔法のメロディ」を EPIC Records Japan からリリース。オリコン最高第90位を記録。なお、同日には初の漫画作品「きみのことば」を太田出版よりリリースし、音楽アーティスト及び漫画家として同時デビューを果たした。

2012年5月23日、1stシングルにしてトリプルA面シングル「空も飛べるはず/ビアンカ/恋するスポーツ」をリリース。オリコン最高第56位を記録。
2012年6月6日、描き下ろし長編マンガ単行本「小さな森の大きな木」をリトルモアからリリース。
2012年12月5日、1stミニアルバム「なんだかキミが恋しくて」、テーマソングアーティストとして参加した映画『「今日、恋をはじめます」オフィシャル・アルバム』が同日リリース。そのリリースを記念して行われたイベントにて、一般公募で選ばれた「しゅか」と「ゆゆ」がボーカルとして加入することを発表。

2013年3月6日、計12名からなる新体制で制作したセカンドフルアルバム「青春ファンタジア」をリリース。オリコン最高第70位を記録。
2013年3月26日、3冊目となる漫画単行本「星屑とコスモス」をリリース。
2013年6月11日、さよポニのビジュアルを全てイラストとして表現するだけでなく、“神さま”担当として Twitter の公式アカウントでファンとも交流するなど、メンバーの中でも特別な存在感を発揮してきた“ゆりたん”が、新メンバーの“ちぃたん”にその役割をバトンタッチし、ちぃたんが“二代目神さま”に就任する。

2014年3月5日、TRIGGER、中島かずき原作の TV アニメ「キルラキル (KILL la KILL)」のエンディングテーマとなる2ndシングル「新世界交響楽」をリリース。オリコン最高第27位を記録。

2015年11月4日、3rdフルアルバム「円盤ゆ~とぴあ」をリリース。

▼ さよならポニーテール
画像




■ Music Video「さよならポニーテール「円盤ゆ~とぴあ DISCⅠ」全12曲メドレー」




■ Music Video「円盤ゆ~とぴあ」
僕と君、そして音楽の未来。アルバム制作中のこの3年間で僕らが見てきた景色や思いの詰まったアルバム未収録の新曲



■ Music Video「すーぱーすたー」
ぱりゅこ×TOKYO 解放区の企画展「おんなのこのうた」のための書き下ろし曲
監督:田口まき、主演:前田エマ



■ Music Video「夏の魔法 feat.曽我部恵一+ザ・なつやすみバンド」
ゲストボーカル:曽我部恵一/アレンジ&演奏:ザ・なつやすみバンド
出演:Megu(Negicco)/石野理子(アイドルネッサンス)、監督:須藤中也



■ Music Video「かわいいあのコ」
ぱりゅこ×TOKYO解放区の企画展「おんなのこのうた」のための書き下ろし曲
監督:田口まき、主演:前田エマ



■ Music Video「光る街へ」




■ Music Video「どぎ☆まぎバレンタイン(しゅかバージョン)」
季節ソングシリーズからのバレンタインソング2014年バージョン
しゅかがリードボーカルを担当



■ Music Video「いろはにほへと(2014バージョン)」
季節ソングシリーズからのひなまつりソングの2014年バージョン
みぃなとあゆみんがボーカルを担当



■ Music Video「えいぷりるふ~る(ゆゆバージョン)」
ゆゆの初ソロボーカル曲



■ Music Video「ふわふわふ~る」
の季節ソングシリーズ初
メグ&なっちゃんのツインボーカル



■ Music Video「天気予報の恋人」
季節ソングシリーズ6月の曲
みぃなとなっちゃんのゆるいラップ曲



■ Music Video「星たちのアバンチュ~ル(324P REMIX)」




■ Music Video「よポニの湯けむり音頭 Part1」
季節ソングシリーズ8月の曲
みぃなとなっちゃんのデュエット



■ Music Video「ふたりぼっち」
季節ソングシリーズ9月の曲
イラストレーターの岸田メルとデュエット



■ Music Video「ダンスフロアとカボチャのおばけ」
季節ソングシリーズ10月のハロウィンソング
しゅかとゆゆがリードボーカルのダンスナンバー



■ Music Video「勤労と感謝」
季節ソングシリーズ11月の曲、「勤労感謝」がテーマ
ゆゆちゃんの歌う切ないラブソング



■ Music Video「冬物語」
季節ソングシリーズ12月の曲
2代目あゆみんとみぃなのツインボーカル



■ Music Video「ぼくたちの卒業」
季節ソングシリーズ3月の卒業ソング
みぃな、あゆみん、ゆゆがボーカルを担当



■ Music Video「ヘールシャム」




■ Music Video「さよなら、ありがとぉ(みぃな弾き語りver.)」




■ Music Video「アンジー」




*これらの動画で使用されている音源は、動画をYoutubeにアップロードした T-Palette Records /さよならポニーテール おふぃしゃるちゃんねる が自ら制作したものであり、個人が収入(広告収入を含む)を得ずに運営するサイトへの貼り付けが許諾された音源です。

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Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
Life is music. Music is life.
Let's enjoy music for your wonderful life.

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