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2020-05

アカシック 「DANGEROUS くノ一」

アカシック 「DANGEROUS くノ一」■ アルバムデータ
タイトル:DANGEROUS くノ一
アーティスト:アカシック
リリース:2015年6月3日
レーベル:unBORDE

アルバム総評価:89


■ 曲目リスト
  №  曲          名評      価
01  CGギャル  ★★★★★  
02  サイノロジック★★★★★
03  香港ママ★★★★★
04  溺愛★★★★☆
05  ベイビーミソカツ★★★★★
06  真夜中のクローンラベル          ★★★☆☆
07  女★★★★★
08  オールドミス★★★★★
09  さめざめ★★★☆☆


■ 講評
今回紹介するアルバム「DANGEROUS くノ一」は、5人編成のロックバンドであるアカシックが2015年6月3日にワーナーミュージック・ジャパン傘下の邦楽レーベルの一つ unBORDE からリリースしたメジャーデビューミニアルバムである。

インディーズレーベルリリースの全国流通盤である1stミニアルバム「コンサバティブ」、2ndミニアルバム「プリチー」を含めて通算3枚目のスタジオミニアルバムとなる。

この「DANGEROUS くノ一」は、iTunes Store にて先行配信中の「CGギャル」や、咲良菜緒(チームしゃちほこ)のソロ曲として提供した「ベイビーミソカツ」のセルフカバーなど、「女(くノ一)」をテーマにした9曲を収録した作品であり、2015年6月15日付けオリコン週間 CD アルバムランキング第102位を記録している。

また、アルバムタイトルと同じく個性的なカヴァー・アートは、前作「プリチー」に引き続き、mimmam や hy4_4yh、バンドじゃないもん! などの作品を手掛けてきた KASICO 氏がアートディレクションを担当しており、携帯で話しながら巨大リップを抱えるシンガー理姫の姿があしらわれている。アーティスト・フォトは理姫の出身地である神奈川県横浜市の名所・横浜港大さん橋にて撮影されている。

▼「DANGEROUS くノ一」
画像




アカシックは、2009年に前身バンドを解散させた音楽専門学校の同級生である 理姫(りひ)、奥脇達也、黒川絢太の3人が、理姫の音信不通(実はクラブ遊びで忙しかったらしいが)の2年間を経て2011年に新たに結成したロックバンドである。

耳について離れない誰もが口ずさみたくなるキャッチーなメロディと、横浜の繁華街で生まれ育ったヴォーカル理姫のキャラクターが全面に出た女性の過敏な自意識を普段使いの言葉で描いた独特な詞の世界観で話題を呼ぶ。なお、歌詞は全て理姫の実体験を反映したノンフィクションだということである。

2014年3月26日、1st ミニアルバム「コンサバティブ」を PERFECT MUSIC からリリース。バンドキャリア初の全国流通盤にも関わらず、東京・タワーレコード渋谷店の週間インディーズチャートにて見事第1位に輝く。ポップセンスに溢れた楽曲と、ヴォーカル理姫が紡ぎ出す独特な世界観の歌詞が魅力で、自主制作のデモ音源が久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポンで紹介されて注目を集めた「終電」も再録によりリードトラックとして収録されている。

ポップセンスに溢れた楽曲達は、時に叙情的に、時にヒステリックに展開され、非常にドラマティックな一枚となっている。アートワークは PUNPEE、禁断の多数決などのビデオクリップを手がけ話題になった AV レーベル「性格良し子ちゃん」が担当しており、ロープアーティストの一鬼のこがポップで妖艶なロープアートを施している。

▼「コンサバティブ」1stミニアルバム
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2014年8月27日、ヴィレッジヴァンガード限定店舗数量限定発売シングル「スーパーサマーライン~消えたはずのセレブのあいつ~」をリリース。

▼「スーパーサマーライン~消えたはずのセレブのあいつ~」
画像



2014年8月21日には、キーボードにヴォーカル理姫が横浜の飲み屋で出会い意気投合したという Hachi、ドラムに Cathy lost one's apricot yesterday のドラマーとしても知られる山田康二郎が加入し現在の5人体制となる。

2014年10月8日、5人体制初となる2nd ミニアルバム「プリチー」をパスピエ、ふぇのたす等を輩出した COCONOE RECORDS からリリース。

前作「コンサバティブ」よりもさらにポップな曲が揃っており、タイトル曲にもなっている楽曲「プリチー」は、バンドの代表曲でもある「終電」をも軽く凌駕する空前絶後の POP ソングとして高い評価を得る。合わせて2014年夏限定で無料配信されたサマーアンセム「スーパーサマーライン~消えたはずのセレブのあいつ~」も収録されている。

アートワークは、きゃりーぱみゅぱみゅのロゴデザインなどを手掛ける KASICO 氏が担当している。

▼「プリチー」2ndミニアルバム
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2015年6月3日、unBORDE よりメジャーデビューミニアルバム「DANGEROUS くノ一」をリリース。アルバムリリースツアーとして、7月12日に東京・渋谷 CLUB QUATTRO でワンマンライブ、7月17日に大阪・MUSIC CLUB JANUS でフィッシュライフと LILI LIMIT を迎えた対バンライブを行う。

2015年12月4日放送開始の新番組 BS12 トゥエルビ「BOOKSTAND.TV」OP に「CGギャル」が決定。

(出典:アカシック Official Site 他)

▼ アカシック
画像




■ メンバー

◆ 理姫(りひ)(Vocal・作詞)横浜市出身(写真:中央)
◆ 奥脇達也(Guitar・作曲)リーダー(写真:中央右)
◆ 黒川絢太(Bass)(写真:中央左)
◆ Hachi(Keyboard)(写真:左)
◆ 山田康二郎(Drums)(写真:右)

▼ アカシックのメンバー
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ここ最近、ヴィヴィッドなニューカマーバンドが現れていなかった日本のロックシーンに彗星の如く現れたのが今回紹介するアカシックである。

ちなみに「アカシック」とは主に「Akashic Records(アカシックレコード)」において用いられる語でサンスクリット語の「阿迦奢」(Akasha)を語源とし、もともと「虚空」を意味するとされている。ここで言う「Akashic Records」とは、近代オカルト思想に登場する概念で、過去・ 現在・未来すべての情報が記された宇宙的データベースを指すらしいが、そもそもバンド名がそうした概念に由来しているかどうかは不明である。

こうした胡散臭いバンド名を含めて自分の中では今最も注目するJロックバンドとなっている。

アカシックのサウンドは非常にノリの良いキャッチーでキュートなポップ系ロックで、今回のアルバム「DANGEROUS くノ一」でもシングルヒットが狙えるキラーチューンが多くその音楽センスの良さを感じさせる。

サウンドメイカーであるリーダー奥脇達也が生み出すメロディーラインも何処となくロック版 aiko 風、ロック版きゃりーぱみゅぱみゅ風ととにかく売れ筋路線臭がプンプンする鋭くきわどいアイドルチックなサウンドを意識しているようだ。(実際にバンド再結成後はとにかく売れることを優先しているとのことである。)

またヴォーカル理姫のキャラクターが持つインパクトも強烈だ。

ヴォーカルを張りながらも厚めの化粧に真っ赤なルージュでさながら場末のキャバ嬢的な水商売風のルックスが衝撃的で、脳内に焼き付いて離れない強烈なインパクトを持った男を虜にするフェロモン全開のキャラクターである。このカワケバさがアルバムをリリースするたびに濃くなるから末恐ろしい。

またそのルックスを裏切らない微妙な歌唱力も絶妙で、かつての工藤静香を彷彿とさせるアンニュイな理姫ヴォイスが妙にハマッてしまう気だるい魅力を持っている。本人にとっては大きなお世話だろうが、そんな夜の街のおネーチャン感(キーボードの Hachi も夜の蝶っぽくて二人のWインパクト感はハンパない)がたまらなくチープな魅力を醸し出しているようだ。

▼ 理姫(Vocal)
画像



そのアカシック待望のメジャーデビューアルバムが今回紹介する「DANGEROUS くノ一」である。中でも超お薦めなのが「サイノロジック」、「香港ママ」、「女」、「オールドミス」の4曲である。アイドルチックなポップ感全開で虜になること間違いなしのキラーチューンで、このメロディセンスはなかなかなものだと感じさせる私好みのポップサウンドである。

メジャーデビューしたとたんにインディーズ時代に持っていた魅力や輝きを失ってしまう残念なバンドが多い中で、アカシックは確実にその輝きを増して魅力のアップグレードに成功した最近では珍しいバンドでもある。ぜひこの勢いに乗って更なる高みを目指してもらいたいと思う。

▼ アカシック
画像




■ アルバムリリースノート
誰もが口ずさみたくなるキャッチーなメロディーと、ヨコハマ生まれ繁華街育ちのボーカル:理姫の強烈なキャラクター&見た目の派手さと異なる繊細かつ大胆な歌詞で話題を呼ぶアカシック。

2015年 unBORDEよりメジャーデビュー! - Amazon

5人組ロック・バンド、アカシックのメジャー・デビュー・ミニ・アルバム。テーマは“女=くノ一”!アバンギャルドな曲から直球ストレートでPOPな楽曲まで幅のあるサウンドながら、強烈にキャッチーなメロディーと、様々な女性像を表現する理姫のヴォーカルと詞の世界観で、一度聴いたら癖になる作品。- Amazon

▼ アカシック
画像




■ Music Video「CGギャル」
Produced by 釣俊輔(agehasprings)



■ Music Video「サイノロジック」
Produced by 釣俊輔(agehasprings)



■ Music Video「香港ママ」
映像制作:森岡千織 撮影協力:クラブ風雅



■ Music Video「香港ママ」振付MOVIE




*これらの動画で使用されている音源は、動画を Youtube にアップロードしたアカシックが自ら制作したものであり、個人が収入(広告収入を含む)を得ずに運営するサイトへの貼り付けが許諾された音源です。


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Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
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