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2020-05

GQ 「Disco Nights」

j0199■ アルバムデータ
タイトル:Disco Nights
アーティスト:GQ
リリース:1979年
レーベル:Arista Records

アルバム総評価:95 点  
crown01《名音堂 Gold Disc 認定》


■ 曲目リスト
  №  曲          名評      価  MV  
01  Disco Nights (Rock-Freak)            ★★★★★  youtube02
02  Make My Dreams a Reality★★★★★youtube02
03  It's Your Love★★★★☆youtube02
04  Spirit★★★★★youtube02
05  This Happy Feeling★★★★★youtube02
06  Wonderful★★★★★youtube02
07  Boogie Oogie Oogie★★★★★youtube02
08  I Do Love You★★★★☆youtube02



■ 講評
今回紹介するアルバム「Disco Nights」は、アメリカのソウル/ディスコグループである GQ が1979年に Arista Records からリリースしたデビューアルバムである。

プロデューサーは Beau Ray Fleming と Jimmy Simpson の二人が担当した。

カヴァー曲である7曲目の「Boogie Oogie Oogie」(Janice Johnson、Perry Kibble 作曲)と8曲目の「I Do Love You」(Billy Stewart 作曲)以外は全てメンバーである Emanuel LeBlanc、Herb Lane、Keith Crier、Paul Service による作曲となっている。

リードシングルでアルバムタイトル曲でもある「Disco Nights (Rock Freak)」は大ヒットとなり、Billboard Hot R&B / Hip-Hop Songs 2週連続第1位を獲得し、Billboard Hot 100 第12位を記録した。また The Disco charts (現在の Hot Dance Club Songs)でも第3位を記録している。

続くシングル「I Do Love You」は Billy Stewart が1965年にリリースした楽曲のカヴァーで、このシングルも Billboard Hot R&B / Hip-Hop Songs 第5位、Billboard Hot 100 第20位を記録した。

こうしたシングル曲のヒットを受けてアルバムも多いに売れ、US Black Albums chart 第2位、Billboard 200 第13位を記録している。

(出典:「Disco Nights」(10 July 2013 22:14 UTC) 『Wikipedia英語版』)

▼「Disco Nights」
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▼「Disco Nights」ジャケット裏面
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▼「Disco Nights (Rock Freak)」
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▼「I Do Love You」
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GQ はニューヨークのブロンクス区で結成された主にディスコミュージックと R&B で有名なアメリカの音楽グループである。1968年にグループの中心的なメンバーが異なるグループ名で本格的な音楽活動を開始したのが GQ の始まりとされている。

GQ は最初、1968年にメンバーである Keith Crier のニックネームである「Sabu」を取って「Sabu & the Survivors」と呼ばれる4人組のグループとして結成された。

その後、1970年代に主にファンクミュージックを演奏する「The Rhythm Makers」にグループを発展させる。ちなみにメンバーは Clarence 13X が1960年代半ばに創設した黒人至上主義の「Five Percenters(ファイヴ・パーセンターズ)」という団体(白人蔑視で何かと話題となる団体として知られている。)に所属していた。

The Rhythm Makers は、Emanuel Rahiem Leblanc (lead vocals & rhythm guitar)、 Keith "Sabu" Crier (bass & vocals)、Herb Lane (keyboards & vocals)、 Kenny Banks(drums and vocals) の4人のメンバーで構成されていた。

1976年、グループは Vigor Records 系列の De-Lite Records からアルバム「Soul On Your Side」をリリースし、このアルバムから世界的にダンスフロアでメジャーヒットとなった「Zone」をシングルリリースする。

▼「Soul On Your Side」by The Rhythm Makers
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1978年、Kenny Banks(drums and vocals) が脱退し Paul Service が新メンバーとして加わる。だが後述の通りわずか2年後の1980年には Paul Service も脱退し、ドラマーでヴォーカリストの Steve Adorno と入れ替わることになる。

1978年、グループマネージャーであった Tony Lopez の提案によりグループ名を「Good Quality」を表す「GQ」に変更する。こうして GQ はメジャーレーベルである Arista Records と契約に至り、以降当時のディスコの影響を受けたサウンドを代表するグループとして大成功を収めることになる。

グループは US Pop、US Black、US Disco / Club などいくつものマーケットで何枚もの高ランキングシングルを生み出しているが、中でも1979年に Arista Records からリリースした GQ としてのデビューアルバムとなる「Disco Nights」からシングルリリースした「Disco Nights (Rock-Freak)」は、彼らの最大のヒット曲となった。

▼「Disco Nights」1stアルバム
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この「Disco Nights (Rock-Freak)」は Billboard R&B singles chart 2週連続第1位を獲得するとともに、Hot Dance Club Play chart 第3位、Billboard Hot 100 第12位を記録する。またアメリカだけで100万枚を超える売り上げを記録し、UK Singles Chart においても第42位(ただし、The Rhythm Makers のアルバム「Soul On Your Side」の再版ヴァージョンとして)を記録している。

また、アルバムからの2ndリリースとなる Billy Stewart の楽曲をリメイクしたシングル「I Do Love You」でも成功を収め、Billboard Hot 100 第20位を記録した。

1980年、Arista Records から2ndアルバム「Two」をリリースした後、ドラマーの Paul Service が脱退し、替わりに Steve Adorno が1980年から2010年までの間メンバーに加わることになる。

アルバム「Two」は Billboard R&B chart 第9位、Billboard 200 第46位を記録したが、前作の「Disco Nights」と異なり、リリースしたシングルが Billboard Hot 100 にチャートインすることはなかった。ただ Billy Stewart が1965年にリリースした楽曲のカヴァーである「Sitting in the Park」と「Standing Ovation」は、それぞれ The R&B chart において第9位と第12位を記録している。

▼「Two」2ndアルバム
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1981年、Arista Records から実質的にグループ最後となる3rdアルバム「Face to Face」をリリースする。

このアルバムからは「Shake」と「Sad Girl」の2枚のシングルがリリースされ、「Shake」は Billboard Hot R&B / Hip-Hop Songs chart 第23位を、「Sad Girl」は Billboard Hot 100 第93位、Hot R&B / Hip-Hop Songs chart 第39位を記録した。

グループの絶頂期には4人組として知られる GQ であったが、ドラマーの Paul Service が脱退したことで、このアルバムのリリースに関しては実質3人組となった。

Paul Service は公式にはこのアルバムのリリース時にはまだ新メンバーである Steve Adorno と交代してはいなかったが、結局残された3人のメンバーのみが「Face to Face」のアルバムジャケットを飾ることとなった。なお、このアルバムのドラムワークには、セッションドラマーである Howard King と Chris Parker が参加した。

▼「Face to Face」3rdアルバム
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1984年、グループ最後となるシングル「You Are The One For Me」を独立系スタジアムレーベルからリリースするが、その後シングル、アルバムともにリリースはなく、グループは1990年代前半頃解散に至る。

グループ解散後、Emanuel Rahiem Leblanc は Capitol Records と契約し、1991年にソロアルバム「Always Be Around」をリリースする。その一方で「GQ」の名前でソロでツアーを行い、以降 GQ を称える意味の通称「Mr. Q」として広く知られることとなる。

1999年、リードヴォーカリスト兼作曲家としてソロ活動を継続していた「Mr.Q」こと Emanuel Rahiem Leblanc は、ソロながら GQ 名義で ITP Records から「A Tribute to Marvin Gaye and Billy Stewart」というカヴァーアルバムをリリースする。なお、このアルバムがチャートを賑わすことはなかった。

▼「A Tribute to Marvin Gaye and Billy Stewart」名目上の GQ 4thアルバム
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2013年9月30日、Keith "Sabu" Crier が 58歳の若さで亡くなる。Keith Crier は Doo-Wop グループとして知られる「The Halos」のメンバーである Arthur Crier の息子であり、New Jack Swing / R&B シンガーである Keith Sweat の叔父にも当たる人物であった。合掌。

(出典:「GQ (band)」(6 September 2015 07:46 UTC) 『Wikipedia英語版』)

▼ GQ(1979年頃)
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■ メンバー

◆ Emanuel Rahiem Leblanc(Lead Vocals and Rhythm Guitar)上段写真:中央右
◆ Keith "Sabu" Crier(2013年9月30日 58歳で逝去)(Bass and Vocals)上段写真:左
◆ Herb Lane(Keyboards and Vocals)上段写真:右
◆ Paul Service(1978-1979)(Drums and Vocals)上段写真:中央左

◆ Kenny Banks (1975-1978)(Drums and Vocals)
◆ Steve Adorno (1980-2010)(Drums and Vocals)下段写真:右

▼ GQ のメンバー(1979年頃)
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▼ GQ のメンバー(1980年以降)
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GQ というグループ名を聞いてもピンと来ない方が多いかもしれないが、彼らの代表曲である「Disco Nights (Rock-Freak)」を聴けば、「おっ! この曲なら聴いたことがあるぞ!!」という往年のディスコファンも少なくないのではないだろうか。

GQ の代表曲にしてディスコミュージックの名曲として知られているその「Disco Nights (Rock-Freak)」を収録しているのが、今回紹介するアルバム「Disco Nights」である。

こうしたディスコ系サウンドのアルバムには珍しく「Disco Nights」というアルバムタイトルを裏切らない全8曲中6曲がノリノリのダンスチューンで占められており、オールドディスコファンには堪らない充実のアルバムとなっている。

もちろんダンスミュージック以外の「It's Your Love」と「I Do Love You」の2曲も、ミディアム&スローテンポのなかなか聴かせるチークタイム御用達のラブバラッド曲である。

収録曲の完成度は高く、リードトラックである「Disco Nights (Rock-Freak)」を筆頭にいずれの楽曲も当時のダンスホールを彩った珠玉のディスコサウンドであるが、中でも特に 06「Wonderful」と Taste of Honey の楽曲のカヴァーである 07「Boogie Oogie Oogie」は、思わずその場でダンスステップを刻みたくなるようなディスコサウンドの秀逸曲と言えるだろう。

本家である Taste of Honey の「Boogie Oogie Oogie」もポップテイストかつ妖艶で実に素晴らしいが、GQ ヴァージョンの「Boogie Oogie Oogie」もファンキーな味付けでよりブラックコンテンポラリー感が滲み出ており、なかなか渋い大人な「Boogie Oogie Oogie」となっている。

今回講評を掲載するのを機に改めて両者を聴き比べてみたが、それぞれのグループの持ち味が実によく出ており甲乙付けがたくなかなか興味深かった。

70・80年代のディスコミュージックのコンピレーションアルバムに必ずと言っていいほど収録される定番曲「Disco Nights (Rock-Freak)」を含む全8曲のアルバム「Disco Nights」は、期待を裏切らないまさに「Good Quality」なディスコ全盛時代を代表する名アルバムである。

現在ボーナストラックを含んだお得な Expanded Edition CDも入手可能である。ディスコミュージックの名盤としてディスコフリークならずともぜひ一度は聴いていただきたいハズレ曲なしのアルバムだ。

▼ GQ(1979年頃)
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*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「GQ (band)」「Disco Nights」を素材として二次利用しています。


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