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2020-05

KOTO 「プラトニック プラネット」

j0191■ アルバムデータ
タイトル:プラトニック プラネット
アーティスト:KOTO
リリース:2015年7月15日
レーベル:SPIRAL MUSIC

アルバム総評価:93


■ 曲目リスト
  №  曲          名評      価
01  パステルパスポート  ★★★★★  
02  くえすちょん くえすと★★★★★
03  推定スウィーティ★★★★☆
04  エンジェルがエンドレス★★★★☆
05  バレンタインズバレリーナ          ★★★★★
06  SixteenSick★★★★★
07  プラトニックプラネット★★★★★
08  シンデレラ症候群★★★★☆


■ 講評
今回紹介するアルバム「プラトニック プラネット」は、KOTO が2015年7月15日にインディーズレーベルである SPIRAL MUSIC からリリースした1stオリジナルアルバムである。

2015年08月03日付オリコン週間 CD アルバムランキング第126位を記録している。

全曲のプロデュース及び作詞・作曲をレコライドの佐々木喫茶が、また楽曲の振付を JazzFunk チーム NEXT のメンバーでダンサー・振付師である IG が担当している。なお、「シンデレラシンドローム」の作詞のみ KOTO 本人が行っている。

プロデュースを担当した佐々木喫茶が所属するレコライドは、2009年3月に結成された4人組バンドであり、結成当初はたった、FQTQ、佐々木喫茶の3人組だったが、2010年春に新メンバーとして、ハシモトユウヤを迎え、4人構成となっている。中でも佐々木喫茶は、プログラミング、ボーカルを担当し、ギャクセツゾク、月刊プロボーラーの加入・解散を経て、2009年3月にレコライドを結成した中軸的存在である。レコランドの全ての作詞作曲・編曲・プロデュースを行うとともに、KOTO を始め多くのミュージシャンへの楽曲提供も行う気鋭のサウンドクリエーターである。

KOTO は、ヒップホップやジャズ、ジャズファンクといったダンスを得意とし、数々のコンテストで優勝経験を持ち、滝口成美 with Control-s のダンサー(ピンク担当)としても活動中のソロアイドルであるが、デビューからわずか1年半にもかかわらず、圧倒的なダンスパフォーマンスと佐々木喫茶が手がけるエレクトロポップナンバーを武器に多くのライブに出演し注目を集めており、本アルバムには、その佐々木喫茶プロデュースの元、2014年11月から6か月間連続で手売り限定のシングル CDをリリースするというプロジェクトによりリリースされたシングル全6曲に加え、新曲「パステルパスポート」と KOTO が作詞を担当した「シンデレラ症候群」を含む全8曲が収めている。

そのため今回のアルバムは、6か月間連続での手売り限定シングル CDリリースという一大プロジェクトの完結イベントとしての要素も含んでいる。

ちなみにいまどきのアイドルのアルバムらしく CD ジャケットには異なる4タイプ(ただし、収録曲は同じ。)が用意されている。

▼「プラトニック プラネット」予約限定盤
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▼「プラトニック プラネット」タイプA
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▼「プラトニック プラネット」タイプB
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▼「プラトニック プラネット」タイプC
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KOTO は、2013年1月デビューのソロアイドルである。

小学生の頃にダンスを始めてキッズダンサーとして数々のコンテストのタイトルを獲得してきた。また同時期にアパレルブランド『CHEER』のイメージモデルを2011年~2014年まで務めるなどモデルとしても活動を行う。

2012年、日本初のキッズダンス映画「SHAKE HANDS」(藤井道人監督)の主題歌オーディションに数百名の中から見事合格し、同作品の主題歌で歌手デビュー。

2014年1月に発売したデビューシングル「ことりっぷ」がオリコンランキング初登場20位を記録。

続けて2014年8月にリリースした2ndシングル「愛を届けるお人形」は前作を上回り、オリコンランキング初登場最高10位を記録する。

また、映画監督のアベラヒデノブとのコラボやゆるめるモ!のメンバーようなぴとのコラボ、ソロ活動と並行してバンドプロジェクト「kotofolic」を結成するなど、常に話題を提供し続け、圧倒的なダンススキルを武器に独自の世界観を発信するソロアイドルして注目を集めている。なお、基本的なサウンドはエレクトロサウンドが多い。

【主な活動履歴】
<ダンスコンテスト> ALL JAPAN SUPER KIDS DANCE CONTEST 3年連続 FINALIST
<TV> BSテレビ スーパーキッズダンスTV サポートキッズ
<モデル> CHEER★DANCERS 2011~現在
<その他> PaniCrew DVD KIDS DANCE BEAT 出演、ダンスボーカルユニット SHAKE HANDS CREW メインボーカル

▼ KOTO
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KOTO(本名:斉藤琴乃、1998年9月25日生)は、日本の歌手・タレントである。神奈川県横浜市出身。血液型はA型。スパイラルミュージック所属。

2014年1月28日、「ことりっぷ」でデビュー。愛称は「ことら」。自称「甘糖ハートKO党 党首」。

小学校時代からダンスレッスンを続け、コンテスト入賞経験を持つ。その経験を活かしイベントにゲストダンサーとして出演。テレビのダンス番組やアーティストのMV、AKB48のバックダンサーなどで音楽番組にも出演経験がある。中学入学後、日本初のキッズダンス映画『SHAKE HANDS』のボーカルオーディションに合格。m.c.A・Tの楽曲提供&プロデュースによる同映画の主題歌「Dream Avenue」をダンスボーカルユニット"SHAKE HANDS CREW"のメインボーカルとして披露。

2013年6月4日、渋谷Gladにて行われた「Sweet Black Tea ~Solo Fes~」にて映画『SHAKE HANDS』の主題歌「Dream Avenue」をソロで披露した。

2014年1月28日、ABC コスメストア原宿店とのタイアップ「ことりっぷ / まだ起きてる?」にて CD デビュー。2014年1月28日付オリコンシングル CD デイリーランキング第20位を獲得。

▼「ことりっぷ / まだ起きてる?」1st シングル
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2014年5月18日、斉藤琴乃から活動名をKOTOに統一。
2014年8月19日、2ndシングル「愛を届けるお人形 / Can go!!」をリリース。カップリング曲の「Can go!!」ではダンサー時代の経験を活かし、振付を自ら考案。2014年8月18日付オリコンシングルデイリー CD ランキング第10位、9月1日付オリコンインディーズシングル CD ウィークリーランキング第5位、同日付オリコンシングルウィークリー CD ランキング第60位を獲得。累計2,000枚以上のセールスを記録。

▼「愛を届けるお人形 / Can go!!」2nd シングル
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2014年11月からは6ヶ月連続シングルリリースを行う。
2014年12月8日、6ヶ月連続リリース第2弾「推定スウィーティ」のユキナ ヒラノによるジャケットデザイン公開。ちなみにヒラノのデザインは連作となっており、6枚揃うとひとつの作品になるとの事。
2014年12月11日、佐々木希、Especia、ワンリルキス、寺嶋由芙などの作詞作曲編曲を手掛けるシンガーソングライター兼プロデューサー& DJ でサワソニ創始者である SAWA が楽曲提供することを発表。お披露目は2014年12月25日の「KOTOとようなぴの夜会」。

2015年1月26日、初ワンマンライブを新宿 ReNY にて開催。
2015年4月11日、バンドを結成することを発表。メンバーは、Vo:KOTO、DJ:RIKE、Gt:nagi、ダンサー:愛。バンド名は「kotofolic」。デビューは2015年4月23日に渋谷 RUIDO K2 で行われる RUIDO presents L-1 グランプリ予選大会-DAY14-に決定。デビュー曲は DJ の RIKE が所属する nu-folio が制作した「ファンファーレ」。MVの監督は藤井道人。
2015年5月24日、彩の国KIDS DANCE CONTEST@かすかべにてMCに初挑戦。
2015年7月15日、1stアルバム「プラトニックプラネット」発売。

【佐々木喫茶プロデュース6ヶ月連続リリースプロジェクト】

▼第1弾「くえすちょん くえすと」2014/11/22
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▼第2弾「推定スウィーティ」2014/12/25
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▼第3弾「エンジェルがエンドレス」2015/1/26
ゆるめるモ!のようなぴとコラボ。
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▼第4弾「バレンタインズ・バレリーナ」2015/2/28
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▼第5弾「SixteenSick」2015/3/30
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▼第6弾「プラトニックプラネット」2015/4/29
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グループアイドルが全盛の現在、注目度で劣りがちなソロ活動を展開するアイドルが、シングルならともかくアルバムをリリースできるチャンスというのは極めて少ないと思われる。

それゆえアルバムをリリースできるということは、リリースサイドに売り出すだけの価値があると確信させる何かしらの「モノ」をアイドルシンガー自身が持ち合わせていることの証といえるかもしれない。

そんなメジャーアイドルへの飛躍のチャンスと思しきアルバムが、KOTO の1stアルバム「プラトニック プラネット」である。

前述のとおり、KOTO の場合は手売り限定ながらも6カ月間連続でシングルリリース企画が展開されるなど、ソロアイドルの中では非常に恵まれた環境にあるようで、今回のアルバムもその企画完結のご褒美的な要素を含んだリリースのように見受けられる。

しかしながら、KOTO のオフィシャル Web サイトでは今回の記念すべき1stアルバムについても全く PR されていないという状況を見ると、まだまだ本気度が弱いというか詰めが甘いと言わざるを得ない。Web 戦略を含め所属事務所の抜け目のないバックアップを期待したいところである。

さて今回取り上げた「プラトニック プラネット」であるが、いかにもアイドルチックなポートレートの CD ジャケットに、サウンド的にも二次元的な歌声で元気パワー全開のいかにもアイドルチックな音を想像していたのであるが、これが予想に反してアイドルらしからぬ、なかなか聴き応えのあるエレクトリックポップサウンドのアルバムに仕上がっており、非常に掘り出し物のアルバムであったというのが率直な感想である。

KOTO の定評ある高速で弾けたライヴパフォーマンスはさておき、アルバムのサウンドだけで評価させていただければ、エレクトリックといっても不思議と艶のある芯の通ったヴォーカルでヴォーカロイドのように聴き疲れすることなく、なかなか好感が持てる歌声だ。正直上手いとは言い難いが、微妙にビブラートするいい意味で癖のある声質の持ち主である。

加えて注目すべきは、アルバム収録曲の完成度の高さである。いずれの楽曲も捨て曲なしの非常にキャッチーでリズミックなヒット性の高いポップチューンで、アイドルの枠を超えたエレクトリックポップシンガーとしての打ち出しにも十分耐えうるクオリティーであると感じた。

もちろん何処となく80~90年代風のテクノチックでオリエンタルなエレクトリックポップサウンドのクオリティーは、プロデューサーである佐々木喫茶の力量によるところが大きいが、そのサウンドをうまく歌いこなしている KOTO の歌唱力も素直に評価したい。

アイドル物としてあまり期待はしていなかった KOTO の1stアルバム「プラトニック プラネット」であるが、予想に反してかなりの掘り出し物であった。できるならアイドルという枠に縛られることなく純粋にサウンドで評価されることを切に願いたいアルバムだ。

▼ KOTO
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■ アルバムリリースノート
デビューからわずか一年半で目まぐるしい進化を遂げているソロアイドルの KOTO と十数年前のエレクトロポップの黄金期を経験している作曲家の佐々木喫茶氏が時代をまたいで融合した、最新エレクトロポップの集大成。
ジャケットの種類はA・B・Cの三タイプ!- Amazon
  
▼ KOTO
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■ Music Video「プラトニックプラネット」
※全編80年代のカメラを使用しているためHDでは表示されません。
VIDEO DIRECTOR / 小谷佳晃(WAZAMONO-GRAPHICS)




■ Live Video「新春!TRASH-UP!!まつり@渋谷WWW」




■ Live Video「春のTRASH-UP!!まつり~4月のパーティ馬鹿!~@渋谷WWW」




■ Live Video「『LIVEプラスFESTIVAL』supported by きみだけLIVE@新木場スタジオコースト」




*これらの動画で使用されている音源は、動画をYoutubeにアップロードした KOTO が自ら制作したものであり、個人が収入(広告収入を含む)を得ずに運営するサイトへの貼り付けが許諾された音源です。


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名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
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