FC2ブログ

2020-05

校庭カメラガール 「Ghost Cat」

j0183■ アルバムデータ
タイトル:Ghost Cat
アーティスト:校庭カメラガール
リリース:2015年6月3日
レーベル:tapestok records

アルバム総評価:87


■ 曲目リスト
  №  曲          名評      価
01  Nua  ★★★☆☆  
02  Wedge Sole Eskimo★★★★★
03  Dance with Mr.loneliness          ★★★★★
04  Puppet Rapper★★★★★
05  Swallow Maze Paraguay★★★★★
06  Tyranno★★★☆☆
07  Where the Wild Things★★★★☆
08  Her L Bo She★★★★☆
09  Unchanging end Roll★★★★★

#01,02,03,04,05,06,08,09 lyric by vivid jas
#07 lyric by human & vivid jas

#01 track by barbird
#02,05,08 track by bounce
#03 track by or milk
#04,07,09 track by human & discovary
#06 track by unset
melody by human

#03 electric guitar by black jaguar
#04 acoustic guitar by human
#07 electric guitar by takuichiro taguchi

recorded by discovary studio
mastered by bounce
#01,03,04,06,07,09 mixed by discovary
#02,05,08 mixed by bounce


■ 講評
今回紹介するアルバム「Ghost Cat」は、校庭カメラガールが2015年6月3日に tapestok records から全国流通盤としてタワーレコード限定でリリースした1stオリジナルアルバムである。

アルバムにはトランス、テクノ、ポストロック、ジャズといった多様なテイストが詰め込まれた全9曲が収録されており、全ての楽曲及びアートワークを、プロデュース・ユニット「亜良陽人」が手掛けている。

▼ 校庭カメラガール
画像



校庭カメラガールは、2014年11月に新進気鋭のアイドルレーベルである tapestok records がプロデュースして輩出した4人組アイドルラップユニットである。ファンの間では「コウテカ(Kouteca)」の愛称で呼ばれている。

2014年12月に初お披露目ライヴを行って以降、東京を中心にライヴ活動を行っているユニットだ。

このユニットは、先にアイドルラッパーとしてソロ音源デビューしていた「もるも もる」(担当カラー:スカイブルー)(ex.「ベトナムコーヒー」)と「しゅがしゅ らら」(担当カラー:シュガーピンク)(ex.「フランソワーズをとめないで」)の2名に、ソロワークで注目を集めていた「ドュマーシュリエ」(担当カラー:スノウホワイト)と「ののるる れめる」(担当カラー:アイスグリーン)の2名を加えた4MC1DJで構成されている。

ちなみにリーダーはデュマーシュリエが担当しており、アイドルユニットらしく前述のとおりメンバーそれぞれが担当カラーを持っている。

日本を代表するインディペンデント・レコード・レーベルである PROGRESSIVE FOrM からのリリースで知られる電子音楽家&トラックメイカーである東條鉄生(Tessei Tojo)がメンバーの1人であること以外は全てが非公開の謎のプロデュース・ユニット「亜良陽人」によるプロデュースの下、2014年から活動をスタートする。

各々のソロ楽曲にも象徴される個性と、エレクトロニックを軸に多様な展開を見せるカラフルな楽曲群が魅力のグループで、東京都内を中心に精力的にライヴイベントなどに出演するとともに、アイドルイベントへの出演のみならず Vampillia や Shiggy Jr.、Sugar's Campaign 等とも共演を果たすフットワークにも注目が集まっている。

流行のEDMトラックに乗せたラップと、おっとりしていそうなビジュアルとは裏腹に、前のめり過ぎるライブパフォーマンスが話題を呼び、日本の6人組のヒップホップアイドルユニット「lyrical school」や、E TICKET PRODUCTION こと桑島由一がプロデュースする4人組のアイドルラップユニット「RHYMEBERRY」とはまた一味違った路線のアイドルラップで地下アイドルシーンを盛り上げている。

なお、最近まで tapestok records のウェブサイトで追加メンバー募集が行われていたことから、今後メンバーの増員も予想され、更なる活躍が期待されるユニットだ。

▼ 校庭カメラガール
画像




■ メンバー

◆もるも もる(molmo mol)
color:スカイブルー

画像


◆しゅがしゅ らら(sugarsugar lala)
color:シュガーピンク

画像


◆ドュマーシュリエ(demaachelier)unit leader
color:スノウホワイト

画像


◆ののるる れめる(nonorule remmell)
color:アイスグリーン

画像


▼ 校庭カメラガールのメンバー
画像




トランス、テクノ、エレクトロニック、ポストロック、ジャズ、アニソンライクなテイストをやりたい放題詰め込んだ噂のアイドル・ラップ・ユニット「校庭カメラガール」が、6月3日に待望の1stアルバム「Ghost Cat」を発売した。

「校庭カメラガール」はメジャーアイドルグループを目指して日々ライヴを中心とした活動を展開するいわゆる「地下アイドルグループ」であるが、御当地アイドルグループを含めて全国で数多のアイドルグループが群雄割拠している昨今、校庭カメラガールもほとんど知られていない超マイナーなアイドルグループの一つと言えるだろう。

そんな校庭カメラガールが今回全国流通盤アルバムのリリースというビッグチャンスを掴んだわけであるが、彼女たちが他のアイドルグループと比べて異色なのが、アイドルとしては珍しく「ラップユニット」を名乗っていることである。

アイドルのラップと聞いて正直全く期待していなかったのだが、実際にアルバムを聴いてみるとトランス系からポップス系までラップのベースサウンドのクオリティーが非常に高く、メンバー4人の萌え系から男装系まで声優と見間違うような超個性的なヴォーカル(実際に代々木アニメーション学院に入学願書を提出したメンバーもいるとかいないとか)によるラップの掛け合いも非常に面白くて、予想に反して全体にメリハリが効いたなかなか聴き応えのあるアルバムに仕上がっていることに驚かされた。

ただ、ラップユニットといってもヒップホップマナーに則っている訳ではなく、ソフトテイストラップとエレクトロニックミュージックをベースに様々なジャンルを絶妙なバランスで成り立たせたサウンドが特徴的で、非常に聴きやすいポップテイストなサウンドとなっている。

アルバムを聴くと確かに独特のヴォーカル色のためサブカル臭が強い感じはするが、下手なメジャーアイドルグループが霞んでしまうぐらい極めて個性的でアグレッシヴな攻めのアルバムとなっていると感じた。

アイドルとしてのルックス面での魅力についてはともかく、サウンド面では全国流通盤に相応しいメジャークオリティーなサウンドのアルバムに仕上がっており、タワーレコード限定にするのがもったいないぐらいの出来栄えである。

▼ 校庭カメラガール
画像



特に 03「Dance with Mr.loneliness」、05「Swallow Maze Paraguay」、09「Unchanging end Roll」の3曲は、ラップアイドルユニットの真骨頂と言えるメロディアスでキャッチーなソフトラップトラックで、これらの楽曲は恐らくこれからの校庭カメラガールの方向性を占う重要な楽曲となるに違いない。

中でもミュージックビデオが制作されている「Swallow Maze Paraguay」は、メンバー各々の個性豊かなサブカル的キャラクターも際立つラップの掛け合いが絶妙な、トランスベースのサウンドも新感覚のリードチューンであり、今後FM局等でオンエアの機会が増えれば全国規模でのヒットも夢ではない意欲作である。

なお、動画サイトで公開されているライブ映像を見る限り、高度なパフォーマンスが要求されるライブでのラップについてはまだまだ経験と力量が不足しており、どうしても稚拙で陳腐に映ってしまうため、現在のところはライヴよりも CD 音源のデジタルサウンドで聴くのがベストであると感じた。

ラップアイドルユニット「校庭カメラガール」。

1stアルバムをリリースした今年、売出し方を工夫すれば大きな飛躍が期待できそうな要注目のアイドルラップユニットである。

▼ 校庭カメラガール
画像




■ Music Video「Swallow Maze Paraguay」
Dir shinya nasu a.k.a nasuLama




■ Music Video「Unchanging end Roll @サワソニ野外フェス」
2015.5.3 @守谷フレンドパーク




■ Music Video「Dance with Mr.loneliness @サワソニ野外フェス」
2015.5.3 @守谷フレンドパーク




*これらの動画で使用されている音源は、動画をYoutubeにアップロードした tapestok records が自ら制作したものであり、個人が収入(広告収入を含む)を得ずに運営するサイトへの貼り付けが許諾された音源です。

love3  参考になったという方はぜひこちらをポチッとお願いします。

スポンサーサイト



  

● COMMENT FORM ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://758ongakudohonpo.blog.fc2.com/tb.php/195-14672aa5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Pages 「Pages」 «  | BLOG TOP |  » シンリズム 「NEW RHYTHM」

プロフィール

香山蔵之介

Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
Life is music. Music is life.
Let's enjoy music for your wonderful life.

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

邦楽(あ行) (32)
邦楽(か行) (25)
邦楽(さ行) (31)
邦楽(た行) (12)
邦楽(な行) (10)
邦楽(は行) (25)
邦楽(ま行) (5)
邦楽(や行) (11)
邦楽(ら行) (9)
邦楽(わ行) (2)
洋楽(あ行) (19)
洋楽(か行) (10)
洋楽(さ行) (29)
洋楽(た行) (11)
洋楽(な行) (0)
洋楽(は行) (18)
洋楽(ま行) (4)
洋楽(や行) (1)
洋楽(ら行) (14)
洋楽(わ行) (1)
洋画(か行) (2)
洋画(は行) (1)
アート (6)
文化 (13)
ファッション (1)
グルメ (7)
PC (1)
健康 (1)
BLOG (3)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

アクセス数

オンライン数

現在の閲覧者数:

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログランキング

ブログランキング参加中


ブログランキング参加中

Please Click !