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2020-05

花澤香菜 「Blue Avenue」

j0179■ アルバムデータ
タイトル:Blue Avenue
アーティスト:花澤香菜
リリース:2015年4月22日
レーベル:アニプレックス

アルバム総評価:93


■ 曲目リスト
  №  曲          名評      価
01  I Love New Day!  ★★★★★  
02  ほほ笑みモード (アルバム用ミックス)          ★★★★★
03  Nobody Knows★★★★★
04  ブルーベリーナイト★★★★★
05  Trace★★★★★
06  こきゅうとす★★★★★
07  Night And Day★★★★☆
08  タップダンスの音が聴こえてきたら★★★★☆
09  We Are So in Love★★★★★
10  プール★★★★☆
11  Dream A Dream★★★★☆
12  マジカル・ファンタジー・ツアー★★★★☆
13  君がいなくちゃだめなんだ★★★★★
14  Blue Avenueを探して★★★★★


■ 講評
今回紹介するアルバム「Blue Avenue」(ブルーアベニュー)は、声優である花澤香菜が2015年4月22日にアニプレックスからリリースした3枚目となるオリジナルフルアルバムである。

デビュー以来花澤香菜の作品を手掛けてきた北川勝利氏をトータルプロデューサーに迎え、今回のアルバムコンセプトである「New York」を感じさせるジャズ、フュージョン、クロスオーバー、ブロードウェイ、ビッグバンド、ハウスミュージックといった要素が織り込まれたシティ・ポップテイストなアルバムとなっている。

本作はこうしたアルバムコンセプトを受けて、これまでの曲調とは一転、ハウスミュージックのサウンドが斬新な「ほほ笑みモード」、「相対性理論」のやくしまるえつこが楽曲の制作からミュージックビデオの監督まで担当した「こきゅうとす」、主演映画の主題歌「君がいなくちゃだめなんだ」とさまざまな挑戦を形にした3枚のシングル曲を含むバラエティーに富んだ全14曲から構成されている。

アルバム制作には、宮川弾、矢野博康、ミト、中塚武、奥田健介といったデビュー以来花澤香菜を支えてきたクリエーターたちが参加しており、以前このブログでも紹介したイギリスのポップグループ「Swing Out Sister」の Andy Connell と Corinne Drewery が作曲・編曲・プロデュースを担当した「Dream A Dream」も話題を呼んでいる。

アルバム自体は、2015年5月4日付オリコン週間CDアルバムランキング第12位を記録するとともに、収録曲である6thシングル曲「ほほ笑みモード」は2014年10月1日付オリコン週間CDシングルランキング第12位を、7thシングル「こきゅうとす」は2014年12月24日付第13位を、8thシングル「君がいなくちゃだめなんだ」は2015年2月25日付第13位を記録している。

▼「ほほ笑みモード」6thシングル
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▼「ほほ笑みモード(初回生産限定盤)」
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▼「こきゅうとす」7thシングル
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▼「こきゅうとす(初回生産限定盤)」
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▼「君がいなくちゃだめなんだ」8thシングル
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▼「君がいなくちゃだめなんだ(初回生産限定盤)」
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アルバム「Blue Avenue」は、声優として数多くの話題作に出演し、人気、実力を兼ね備えた声優・花澤香菜の3rdアルバムであり、「相対性理論」のやくしまるえつこを始めその声に魅了されたクリエイターが多数参加している。

1stアルバム「claire」は声優アーティストとしては異例のロングヒットを記録するとともに、2014年2月の自身の誕生日にリリースされた2ndアルバム「25」はタイトルどおりにオリジナル25曲を収録した2枚組でリリースするなど、アルバムをリリースするたび話題を呼んできた花澤香菜であるが、3rdアルバムとなる今回の「Blue Avenue」も、STUDIO APARTMENT がサウンドプロデュースを手掛けたハウス・ナンバー「ほほ笑みモード」、「相対性理論」のやくしまるえつこトータルプロデュースによる「こきゅうとす」、自身初の主演映画の主題歌となる北川勝利作編曲の「君がいなくちゃだめなんだ」の3枚の先行シングルを収録した全14曲という豪華盤で、花澤香菜の声質を100%生かした「ヘッドフォン推奨」のコンセプトを継承したアルバムとして話題を呼んでいる。

トータルサウンドプロデュースにはこれまで同様花澤香菜の作品を手掛けてきた北川勝利氏(ROUND TABLE)を迎えており、デビュー以来の「花澤香菜の“声”を活かす」というコンセプトを具現化してきた北川勝利氏のプロデュースワークは、本作でもいかんなく発揮されている。

特に「New York」をテーマに制作された今回のアルバムは、Jazzテイストな要素を織り込んだサウンドを取り入れることで花澤香菜の新たな大人っぽい魅力を引き出しており、洗練された都会的サウンドにマッチした透明感溢れる彼女の歌声も印象的なアルバムに仕上がっている。

アルバムジャケットも、そのサウンドを体現するかのようなクールなアートワークとなっており、モノトーンの写真に青文字のタイトルが配され、数多のジャズの名盤へのオマージュのようなデザインとなっており、「New York」というテーマに基づいて、フォトセッションもデビュー以来花澤香菜を撮り続けているフォトグラファー樂満直城氏により New York で行われている。

▼「Blue Avenue」
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▼「Blue Avenue(初回生産限定盤)」
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アルバムに収録される全14曲の参加クリエイターには、曲提供で宮川弾、矢野博康、ミト、中塚武といった花澤作品ではお馴染みの作家陣、作詞は花澤の近作で多くの詞を提供している岩里祐穂が5曲、西寺郷太が1曲提供している。

また、花澤本人による作詞曲も2曲収録されており、初参加となる奥田健介はアルバムタイトルが冠せられたラストナンバー「Blue Avenueを探して」で曲提供をしている。

加えて、Studio Apartment作編曲「ほほ笑みモード」(6th)、やくしまるえつこトータルプロデュース「こきゅうとす」(7th)、北川勝利作編曲「君がいなくちゃだめなんだ」(8th)といったそれぞれに全く違った個性をもった先行シングルの3曲もアルバム全体と見事に調和しており、非常に充実したアルバムとなっている。

▼ 花澤香菜
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花澤香菜(はなざわ かな、1989年2月25日生)は、日本の声優、女優、歌手である。元子役でタレント活動も行っていた。大沢事務所所属。東京都出身。

彼女の特徴である美しい澄んだ声質が人気の理由として指摘されることが多い。

日経エンタテインメントでは「透明感がある声」「癒し系ボイス」と評され、ニッポン放送のアナウンサー吉田尚記は「唯一無二の澄んだ声質」としている。

「ゼーガペイン」の監督・下田正美は、オーディションでの印象を「超絶癒しボイス」と回想している。

また、「“文学少女”」の著者・野村美月は、朗読イベントでの演技について「澄んだ可愛らしい声」と表現している。

2010年にシンガポールのアニメ・コンベンション「AFAX- Anime Festival Asia」に招待された際、オフィシャルサイトでは「angelic voice」と紹介された。

主な出演作には、アニメ「ブラック★ロックシューター」(黒衣マト)、「妖狐×僕SS」(髏々宮カルタ)、「ギルティクラウン」(篠宮綾瀬)、「ロウきゅーぶ! 」(湊智花)、「Angel Beats!」(天使/立華奏)、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」(黒猫)、「化物語」(千石撫子) などがある。

▼ 花澤香菜
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幼稚園児の頃より子役として活動。バラエティ番組「やっぱりさんま大先生」や、ドラマ「ガッコの先生」などにもレギュラー出演している。その間はビッグアップル、ファイブ☆エイト、スマイルモンキーに所属した。

14歳の時、2003年放送のテレビアニメ「LAST EXILE」のホリー・マドセイン役として初めて声優に挑戦。

約3年のブランクを経た2006年、高校3年生の時にテレビアニメ「ゼーガペイン」にヒロインのカミナギ・リョーコ役でレギュラー出演する。本作をきっかけに、声優業を志すようになる。

大学への進学が決まった後、知己のあった大沢事務所のマネージャーに電話で交渉し、所内審査を経て所属が決まる。

2007年に大学へ進学。同時期に大沢事務所に正所属し、声優として本格的に活動を始める。

2010年12月19日、ラジオ番組「ノン子とのび太のアニメスクランブル」のリスナー投票で選出する「アニメグランプリ2010」にて、「最優秀女性声優賞」を受賞。

2011年に大学を卒業してタレント専業となる。

2012年2月23日、オフィシャルサイトを開設し歌手デビューを発表。26日に制作発表会「花澤香菜 Solo Debut Presentation Party」を開催し、アニプレックスから1年で4枚のシングルをリリースすることが告知される。その第1弾として4月25日に「星空☆ディスティネーション」、7月18日に第2弾「初恋ノオト」、10月24日に第3弾「happy endings」、2013年1月16日に第4弾「Silent Snow」をリリースした。

2013年2月20日、1stアルバム「claire」をリリース。3月にはNHK大阪ホールと渋谷公会堂で初めてのソロコンサートを開催。
2013年4月17日、「ファミ通アワード2012」にて「キャラクターボイス賞」を受賞。

2014年2月26日、2ndアルバム「25」をリリース。

2015年、第九回声優アワード助演女優賞を受賞。
2015年3月、自身初となる主演実写映画「君がいなくちゃだめなんだ」に出演。
2015年4月22日、3rdアルバム「Blue Avenue」をリリース。
2015年5月3日に声優の単独公演としては8人目となる日本武道館ライブを開催。

(出典:「花澤香菜」(2015年6月14日 05:49 (UTC))『Wikipedia日本語版』)

▼ 花澤香菜
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声優がリリースするアルバムは、演じるアニメキャラクターを連想させるようなイメージ重視のアルバムと声優という枠を超えてポップシンガーとして打ち出した音楽性重視のアルバムのおおよそ2種類に分けられるが、今回紹介する「Blue Avenue」は、どちらかと言えば後者に位置付けられるアルバムである。

もちろん元々個性的な地声の持ち主である声優であるがゆえに普通に歌っても特色ある歌声になってしまうのは致し方ないところではあるが、声優の中でも花澤香菜の歌声は適度に二次元的で違和感が少なく、非常にナチュラルでやさしく耳に心地良い。

それでも人によってはやはり作られた歌声という印象を持たれるかもしれないが、最近のウィスパーヴォイス系のガールズポップシンガーと比べてもほとんど遜色ないレベルではないだろうか。特に今回「相対性理論」のやくしまるえつこが楽曲を提供していることからも、彼女の歌声の素材感が窺えるだろう。

そんなポップシンガーとして打ち出す花澤香菜を後押しするのが、デビュー当時から楽曲を提供する気鋭のサウンドクリエーター陣である。

アルバムの収録曲も花澤香菜のキャラクターをうまく捉えたナチュラルトーンのソフトポップミュージックが多く、声優のアルバムにありがちなキャラ重視の騒々しい楽曲もなくて落ち着いて聴くことができるアルバムとなっている。

花澤香菜自身は、現在活躍中の声優の中でも非常に高い人気を誇っており、ソロシンガーとしての売り出し方については様々な選択肢があったと思われるが、このアルバムを聴く限り、キャラクター系のアルバムで攻める人気声優が多い中で花澤のカラーにマッチした落ち着いたトーンの「花澤香菜の“声”を活かす」というコンセプトを具現化した楽曲でシンガーとしての花澤香菜を打ち出す戦略は、見事成功しているといってよさそうだ。

こうしたシンガーとしての打ち出し方が功を奏してだろうか、花澤香菜は人気声優の中でも比較的コンスタントにシングルCDをリリースしており、シンガーとしても成功している数少ない声優の一人となっている。

さて、そんな花澤の最新アルバム「Blue Avenue」の中でもお薦めなのが「I Love New Day!」と「君がいなくちゃだめなんだ」の2曲である。

いずれも音楽ユニット「ROUND TABLE」のメンバーとして知られている北川勝利氏が楽曲を提供しており、ここでも彼が得意とするジャジーでキャッチーな渋谷系ポップミュージックでアルバムに爽やかな彩りを添えている。

「Blue Avenue」は、声優のアルバムと構えることなくぜひ一度聴いていただきたいナチュラルテイストなポップアルバムである。

誰もがやわらかい気持ちになれる、そんな感じのアルバムだ。

▼ 花澤香菜
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■ アルバムリリースノート
声優・花澤香菜のサード・アルバム。STUDIO APARTMENTがサウンド・プロデュースを手掛けた「ほほ笑みモード」、やくしまるえつことのコラボレーションが話題となった「こきゅうとす」、自身初の主演映画の主題歌「君がいなくちゃだめなんだ」の3枚の先行シングルを収録。花澤香菜の声質を100%生かした“ヘッドフォン推奨”のコンセプトを継承した作品。 - Amazon
  
▼ 花澤香菜
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■ Music Video「ほほ笑みモード(Music clip short ver.)」




■ Music Video「こきゅうとす(Music clip short ver.)」




■ Music Video「君がいなくちゃだめなんだ(Music clip short ver.)」




■ Music Video「『君がいなくちゃだめなんだ』 予告編」




*これらの動画で使用されている音源は、動画をYoutubeにアップロードした 花澤香菜 Official YouTube が自ら制作したものであり、個人が収入(広告収入を含む)を得ずに運営するサイトへの貼り付けが許諾された音源です。

*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「花澤香菜」を素材として二次利用しています。


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名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
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