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2020-05

DAOKO 「DAOKO」

j0176■ アルバムデータ
タイトル:DAOKO
アーティスト:DAOKO
リリース:2015年3月25日
レーベル:TOY'S FACTORY

アルバム総評価:93


■ 曲目リスト
  №  曲          名評     価
01  水星  ★★★★★  
02  かけてあげる★★★★★
03  一番星★★★★★
04  ゆめうつつ★★★★☆
05  流星都市★★★★★
06  ぼく★★★★☆
07  きみ★★★★☆
08  嫌★★★★★
09  ミュージック★★★★★
10  JK★★★★★
11  ないものねだり★★★★☆
12  高い壁には幾千のドア          ★★★★★


■ 講評
今回紹介するアルバム「DAOKO」は、日本の女性ラッパーである DAOKO が2015年3月25日に TOY'S FACTORY からリリースしたメジャー1stアルバムである。インディーズレーベルである LOW HIGH WHO? からのリリースアルバムを含めると通算4枚目のアルバムとなる。

本アルバムは、2015年4月6日付オリコン週間CDアルバムランキングにおいて第50位を記録している。

なお、メジャーデビューを機に名前をインディーズ時代の小文字の「daoko」から大文字の「DAOKO」に変更している。

▼「DAOKO」通常盤
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▼「DAOKO」初回限定盤
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tofubeats の代表曲「水星」に自身による作詞を加えてリアレンジした「水星」、「かけてあげる」、「一番星」他、ネット上で発掘された新鋭のトラックメイカーの楽曲を中心とした全12曲を収録する。なお、作詞は全曲 DAOKO が手掛けている。

アルバム「DAOKO」の制作には多彩なクリエイターたちが集結したことも話題となっており、サウンドプロデュースはフジファブリックのプロデュースなどにも見事な手腕をふるった GREAT3 の片寄明人が担当し、サウンドエンジニアには、サカナクション・ねごと・くるりなどを手がける浦本雅史、アートディレクターには、きゃりーぱみゅぱみゅ、Laforlet などで異彩を放つデザイナー、スティーヴ・ナカムラ、フォトグラファーには Comme des Garcons や Prada の世界的ファッションキャンペーンを手掛ける Norbert Schoerner(ノーバート・ショルナー)と、各業界の一流のスタッフが参加している。

また、トラック提供者には ORESAMA の小島英也、きくお、國本怜、PARKGOLF、Miliと、気鋭の若手サウンドクリエーターたちが名を連ねており、リード曲となる「水星」の Music Video は、椎名林檎・木村カエラなどのミュージックビデオ・アートディレクションで活躍する木村豊が監督している。

こうした新たなコラボレーターとの作業に意欲的に取り組んだ結果、インディーズ時代の儚さや毒っ気を受け継ぎながらも、これまで以上にポップな作品となっている。

▼ DAOKO
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DAOKO(だをこ、1997年3月4日生)は、東京都出身の女性ラッパーである。今年3月に高校を卒業したばかりの弱冠18歳。

本名は非公開で、これまでアーティスト写真で顔を出すこともなく、メジャーデビュー後もその素顔はベールに包まれている。

15歳の時にニコニコ動画へ投稿した「戯言スピーカー(初音ミク/ねこぼーろ作)」の Rap Ver.を自身でリアレンジした楽曲で注目を集め、高校1年の2012年7月にEP「初期症状」、12月には1st Album「HYPER GIRL- 向こう側の女の子 -」をインディーズレーベル「LOW HIGH WHO?」から発表する。当時15歳の現役高校生であった彼女の危うさと儚さで話題を呼ぶ。

ポエトリー・リーディング、美しいコーラス・ワーク、ラップを絶妙なバランスで織り交ぜ、他にはない独特の歌詞をみずから紡ぎだす。

インターネットというベールに包まれ活動するミステリアスな彼女の存在はたちまち高感度のクリエイターを中心に広がり、わずか16歳にして、m-flo に見出され、2013年に m-flo + daoko による楽曲「IRONY」が映画「鷹の爪~美しきエリエール消臭プラス~」の主題歌に起用される。

さらに、中島哲也監督の目に止まり、2014年公開映画「渇き。」では「Fog」が挿入歌に抜擢される。

同年、庵野秀明率いるスタジオカラーによる短編映像シリーズ「日本アニメ(ーター)見本市」(公式サイト http://animatorexpo.com/)の第3弾作品「ME!ME!ME!」の音楽を、TeddyLoid と担当。世界各国から大きな注目を集める。

その後、2015年3月、女子高生にして TOY'S FACTORY から1stアルバム「DAOKO」にてメジャーデビュー。 彼女らしい独特の世界観はそのままに、新進気鋭トラックメーカー、そして GREAT3 片寄明人が参加した7組と楽曲を制作。

21世紀の新しい音楽の地平を日本から切り開く大型新人として注目を集める逸材である。

(出典:「DAOKO Official Site」

▼ DAOKO
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2012年7月 LOW HIGH WHO? PRODUCTION から 1st 配信限定EP「初期症状」リリース
2012年12月5日 LOW HIGH WHO? PRODUCTION からインディーズ 1st Album「HYPERGIRL-向こう側の女の子-」リリース

2013年7月24日 ESNO との「夕暮れパラレリズム feat. daoko」リリース
2013年9月11日 1st EP「UTUTU EP」をリリース
2013年9月13日に公開された映画「鷹の爪GO~美しきエリエール消臭プラス~」の主題歌「IRONY」をm-floとコラボ (2013年9月11日)
2013年12月11日 LOW HIGH WHO? PRODUCTION からインディーズ 2nd Album「GRAVITY」リリース

2014年3月31日 NHK Eテレ「人生デザイン U-29」の主題歌「Okay!」を Mummy-D とコラボ
2014年6月27日 映画「渇き。」の劇中歌としてインディーズ 1st Albumから「Fog」を提供

2015年2月4日 LOW HIGH WHO? PRODUCTION からインディーズ 3rd Album「Dimension」リリース
2015年3月25日 トイズファクトリーからアルバム「DAOKO」でメジャーデビュー。

(出典:「Daoko」(2015年4月7日 15:01 (UTC))『Wikipedia日本語版』)

▼「初期症状」1st 配信限定EP
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▼「UTUTU EP」1st EP
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▼「HYPERGIRL-向こう側の女の子-」1stインディーズアルバム
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▼「GRAVITY」2ndインディーズアルバム
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▼「Dimension」3rdインディーズアルバム
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DAOKO は、高校1年生の頃からインディーズで音楽活動を開始し、高校卒業のタイミングでメジャーデビューを果たした今注目のラッパー女子である。

ラッパーといっても R&B 系のディープでヘヴィーなラップとは異なり、エレクトリックポップを主軸にしたソフトでライトなラップで、非常に聴きやすく耳に心地良い。

とは言うもののラップ特有のスピード感と難解さは健在であり、そんなラップをいとも簡単かつ自在に歌いこなす DAOKO は、さしずめ女性ラッパー界期待の星といったところだろうか。

なお、ラッパー女子とは言うものの、ラップはあくまで DAOKO の表現方法の一つであり、オーソドックスな歌い方でもなかなか魅せるシンガーでもある。

歌声もいわゆる二次元的なウィスパーヴォイスでやくしまるえつこを思い起こさせるが、同様にサウンドも「相対性理論」が好きなリスナーにはたまらないサウンドと言えるだろう。

「ラッパー女子」というフレーズが一人歩きしている感があるが、DAOKO の場合はそんな単純なカテゴリーに収まりきらない多様な才能を感じさせる。

「淡いメロディラインを主軸に、無機質の中の感情を巧く表現するラッパー女子」と評される DAOKO であるが、「だをこ」という個性的なネーミングに負けず劣らずサウンドも非常に個性的である。

本人曰く、特に今回はメジャーデビューアルバムということで自分なりのポップというものを意識し、インディーズの頃から変わらない自分の歌いたいことをポップさとミックスさせ、よりキャッチーなアルバムとなることを意識したということであり、そうした意識が十二分に反映されたアルバムに仕上がっていると感じる。

▼ DAOKO
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アルバム制作には新進気鋭の若手サウンドクリエーターが多数参加しているが、いずれのクリエーターも DAOKO の持ち味を見事に引き出すいかにも DAOKO らしい楽曲を提供しており、アルバムとしてのトータルバランスも絶妙だ。

それらの楽曲に共通して印象的なのが、非常に変則的なメロディーである。音符の不規則感がエレクトリックサウンドに非常にマッチしており、独自色の強いサウンドを生み出している。

また複数のサウンドクリエーターが参加したことで楽曲それぞれが個性的な輝きを放ち、複雑で掴みどころがない DAOKO らしさを体現したバラエティーに富んだアルバムとなっている。

こうして独特の不思議感と浮遊感を持った楽曲群は、「一風変わったポップサウンド」としてメンヘラチックな雰囲気を醸し出しており、非常に癖があってユニークである。

一方でその歌詞には「生」と「死」をイメージさせるフレーズが多用されており、刹那的に生きる今の若者の心象を象徴しているようなリアルでエグイ内容となっている。

こうした儚くも瑞々しい独特の感性を持った歌詞の世界を自分の言葉で実にナチュラルに表現できるのは、現在進行形のティーンエイジャーである DAOKO の強みかもしれない。

さて、アルバムの中では冒頭を飾る tofubeats の代表曲「水星」のカヴァー曲の注目度が高いが、個人的に一押しなのがラストトラックの「高い壁には幾千のドア」である。

フラットで単調な音階ながらラップと言うソリッドな楽器で確実に刻むリズムとメロディーがまさにラッパー女子の真骨頂というヘヴィーチューンで DAOKO の魅力がすべて詰まった一曲である。

アルバム「DAOKO」は、じわじわと染みてくるサウンドの侵食感がたまらなく心地良いポップアルバムである。できればぜひ DAOKO と同じ年代の若者に聴いてほしい。

きっとリスナーと等身大の DAOKO の魅力を感じ取ることができるに違いない。

▼ DAOKO
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■ アルバムリリースノート
映画『渇き。』の挿入歌などで各界から注目を集める現役女子高生(2015年時)、daoko のメジャー・デビュー・アルバム。彼女らしい独特のロジック、詩の世界はそのままに、新進気鋭のトラックメーカー、そしてGREAT3 片寄明人が参加した8組と楽曲制作。NEW daoko がここに誕生! - Amazon

▼ DAOKO
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■ Music Video「1st Album「DAOKO」クロスフェードムービー」




■ Music Video「水星」[HD]
椎名林檎、木村カエラの PV やジャケットデザインを手掛ける木村豊 (Central67) による監督作品



■ Music Video「かけてあげる」[HD]




■ Music Video「かけてあげる」[2015.04.06 渋谷WWW LIVE映像]




*これらの動画で使用されている音源は、動画をYoutubeにアップロードした daoko が自ら制作したものであり、個人が収入(広告収入を含む)を得ずに運営するサイトへの貼り付けが許諾された音源です。

*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「daoko」を素材として二次利用しています。


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Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
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