FC2ブログ

2020-05

2& 「LIVE IDOL ARTIST」

j0175■ アルバムデータ
タイトル:LIVE IDOL ARTIST
アーティスト:2&
リリース:2015年3月11日
レーベル:BLACK DISH RECORDS

アルバム総評価:91


■ 曲目リスト
  №  曲          名評     価
01  片眼のLiliy  ★★★★★  
02  限界圧縮人形★★★★★
03  ネガポジmonster★★★★★
04  兔の奴隷とカシオペア★★★★☆
05  未来を★★★★★
06  ○の理論★★★★☆
07  ドリーム★★★★☆
08  リアル★★★★★
09  ポッピングシャワーの雨          ★★★★☆


■ 講評
今回紹介するアルバム「LIVE IDOL ARTIST」は、2& が2015年3月11日に インディーズ系レーベルである BLACK DISH RECORDS から全国流通盤としてリリースした1stオリジナルアルバムである。

▼「LIVE IDOL ARTIST」
画像


▼「LIVE IDOL ARTIST」CDジャケット裏面
画像



2013年07月17日リリースの1stシングル収録曲「ネガポジmonster」、2013年08月14日リリースの2ndシングル収録曲「リアル」、「ドリーム」を含む計9曲から構成されている。

本アルバムは、2015年3月23日付オリコン週間CDアルバムランキングにおいて第204位を記録している。

▼「リアル/ドリーム」1stシングル
画像


▼「ネガポジmonster」2ndシングル
画像




「2&」(ダブルアンド)は、「まるで双子のようなシンメトリー」をキャッチフレーズに2011年12月22日にデビュー2人組のライブアイドルユニットである。

メンバーは無機質な性格の「Saki」と女の子らしい「Saya」の二人で、2011年12月に都内で活動を開始し、2013年にはガールズサミット act*square 恵比寿、ちゃお サマーフェスティバル2013@パシフェコ横浜などへの出演を果たし、頭角を現す。

小柄で愛くるしいルックスながら力強いダンスパフォーマンスと歌声を持ち、ライブ活動の主戦場をライブアイドルイベントにして、2012年6月より東京以外でのライブ活動を開始する。

月間15本の精力的なライブでのパフォーマンスをこなすとともに、キャッチーな楽曲やアイドルらしからぬ言動をとる地下アイドルとして注目を集め、ロックなサウンドとアイドル界では右に出るものがいないと言われる奥深いリリックで一躍人気を集める。

しかしながら、メンバーの一人である Saya が2014年9月25日をもって突然脱退し、メンバーは Saki 一人となる。

解散の危機に直面したが、Saki が「一人でも 2& としてがんばる」と決意し、3日後の9月28日、「Saki+ファン=2&」というコンセプトを掲げ、新生 2&(ダブルアンド)として始動することとなった。

▼ 2&(Saki)
画像




2&(ダブルアンド)とは、2011年12月22日にデビューした Saki と Saya の二人組アイドルユニットである。

小柄で愛くるしいルックスながら力強いダンスパフォーマンスと歌声を持つ。都内を中心に毎月精力的にライブを重ねる。

2012年11月には初のオリジナル曲「ネガポジmonster」をライブにて初披露。

2012年12月23日、初ワンマンライブを渋谷TAKE OFF7にて敢行。「ネガポジmonster」「リアル(現:ドリーム)」「未来を」をバックバンドを従えて披露。以降、それまでのカバー曲中心のライブから、オリジナル曲中心のライブに進化する。

2013年7月には「ネガポジmonster」を、8月には「リアル/ドリーム」を2ヶ月連続でCDリリース。ライブでの定番曲となっている「未来を」も会場限定1000枚で発売。満を持してワンマンライブ開催を発表。

その矢先の9月25日に Saya が突然の脱退。解散の危機に直面したが、Saki が「一人でも 2& としてがんばる」と決意し、3日後の9月28日、「Saki+ファン=2&」というコンセプトを掲げ、新生 2& として始動する。

▼ ユニット時代の 2&(左:Saki 右:Saya)
画像



2013年10月14日、新宿 MARZ のワンマンライブでは全編バックバンドを従え演奏する曲の一覧を順番に記したセットリスト(通称セトリ)のないガチンコライブを展開。新しく挑戦するカバー曲や、新曲にて神曲の「片眼のLiliy」を発表し新生 2& を本格始動する。

2014年5月より2か月にわたって開催された SEKIGAHARA IDOL WARS -関ヶ原唄姫合戦- にエントリー、東京予戦会期間中は暫定1位を獲得しつづけるも、東京最終決戦では惜しくも入賞を逃す。

2014年10月11日、新生 2& 1周年記念ワンマンライブ「○の理論」を目黒鹿鳴館にて開催。8分30秒に及ぶ新曲「○の理論」を発表。

2014年12月30日、新木場 STUDIO COAST でのメインステージに立つ。

2015年3月11日、Saki の誕生日に1st Album「LIVE IDOL ARTIST」発売。あわせて目黒鹿鳴館でワンマンライブを開催。「目を開け、拳を突き上げ、声を張れ。ここにいる全員が 2& の一員だ。」と気勢を揚げる。

(出典:「2& 公式ホームページ」

▼ 2&(Saki)
画像



■ Saki プロフィール

1996年3月11日生、東京都出身、身長148cm。
器械体操で培った抜群の身体能力を生かしたライブパフォーマンスは圧巻。
曲中の凛とした表情とMCや物販中に見せるあどけなく無邪気な表情や言動のギャップも大きな魅力。

▼ 2&(Saki)
画像




2& は、元々2ピースのダンス系アイドルユニットであったが、メンバーの1人である Saya が脱退したことから残りのメンバーである Saki がユニット名を継承して再出発したソロのライブアイドルである。

ライブアイドルとは、マスメディアへの露出よりもライブ等を中心に活動するアイドルのことで、地下アイドル、インディーズアイドル、リアル系アイドルとも呼ばれる。

2ピースユニットにとってメンバーの離脱は致命傷であり、通常は「解散」という形をとることが多いが、今後新たにメンバーが加わることも想定してだろうかユニット名を継承することもあるようで、最近では同じ2ピースユニットである「ClariS」も一時的に「ソロ活動」の状態が続いていた。

ただ2& の場合は、ClariS に比べて極めてマイナーなユニットであり、心機一転新しい名前で再スタートを切るという判断もあったのではないかと思うが、ソロとなっても敢えて 2& というユニット名のままでいくというのは、既存のファンを含めこれまでに 2& として培ってきたものが大きく、なかなか簡単には捨てられないということなのだろうか。

ソロとしての活動戦略については、関係者を始め残されたメンバーである Saki 本人もかなり迷ったのではないかと考える。

▼ 2&(Saki)
画像



さて、2& はアイドルを名乗ることだけあって非常にキュートな容姿で、ダンスのキレもなかなかで声量もそこそこあるのだが、その歌唱力についてはお世辞にも上手いとは言い難く、非常に心もとない。ソロとなったことでそうした「弱点」が一気に浮き彫りになってしまったようだ。

一方、新生 2& が繰り出す楽曲は、いわゆるアイドルソングのイメージからはかけ離れた、非常にドライブ感溢れるハード&ヘヴィー系ロックサウンドであり、サウンドクリエーターが 2& に提供する楽曲のレベルは相当高いと感じる。

特にアルバム冒頭の「片眼のLiliy」、「限界圧縮人形」、「ネガポジmonster」の3曲は、メジャー級のアッパーチューンクオリティーである。

さらに、その歌詞はソリッドでアイロニックな独特の世界観を持っており、最近では珍しいほどの「とんがり」具合が印象的で、非常に耳に残る歌詞となっている。

このため、2& の楽曲を初めて聴いた方は、おそらくヴォーカルの稚拙さと楽曲の巧妙さとのギャップに強烈な違和感を感じるに違いない。

そして恐らくこのアイロニックでロックテイストなアルバムがアイドルソングのカテゴリに入るとは思わないだろう。

ユニット時代のPVを見るとダンスパフォーマンスを含めどことなく Baby Metal を思い起こさせ、当初はその路線を狙っていたようであるが、ソロとしての新曲を含めた今回のアルバムを聴く限り、ソロになったことを契機として2ピースユニットの時よりも一層ロックパフォーマンスを意識したニュータイプアイドルへの志向を強めたサウンド作りをしているという印象を受けた。

それは今回のアルバム「LIVE IDOL ARTIST」のソリッドなジャケットデザインからも見て取れる。

▼ ユニット時代の Baby Metal ライクな 2&(左:Saki 右:Saya)
画像



ただ、如何せん楽曲の完成度の高さとヴォーカルの地力の低さの差が大き過ぎて、うまく噛み合っていないところが残念でならない。背伸びした子供に無理やりハードロックを歌わせているようで、聴いていて痛く感じてしまうのである。

だがそんな楽曲も聴き込むにつれて、そのアンバランスな違和感が徐々に妙な心地良さへと変わっていく気がするから不思議である。

そう、この意外なほどリスナーの持つマゾヒズムを刺激する歌と楽曲のパラドックス感こそが 2& の真の魅力なのかもしれない。

そしてそんな不思議に中毒性のある 2& のアルバム「LIVE IDOL ARTIST」を繰り返し聴くにつれ、歌うことに精いっぱいで何となく歌わされている感のある楽曲を自分のものとして歌いこなすことができるようになったとき、きっと 2& は次世代アイドルのサウンドアイコンとして真のメジャーアイドルアーティストとなれるに違いないと確信するのである。

新生 2& のキャッチフレーズは「新感覚ライブアイドルアーティスト」である。ライブで揉まれることで、在り来たりの地下アイドルを超えたアルバムタイトルの如く本格派ロック系メジャーアイドルアーティストに成長することを大いに期待したいと思う。

がんばれ、2& !!

▼ 2&(Saki)
画像




■ Music Video「片眼のLiliy」




■ Music Video「~PLUG-IN Tower~リリースイベントRUSH (2015/03/09)」
2015年3月9日に渋谷PLUGで行なわれた、2&/合法-幼女症候群のダブルリリースイベント



*これらの動画で使用されている音源は、動画をYoutubeにアップロードした DOUBLE AND が自ら制作したものであり、個人が収入(広告収入を含む)を得ずに運営するサイトへの貼り付けが許諾された音源です。


love3  参考になったという方はぜひこちらをポチッとお願いします。

スポンサーサイト



  

● COMMENT FORM ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://758ongakudohonpo.blog.fc2.com/tb.php/186-3331110f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

DAOKO 「DAOKO」 «  | BLOG TOP |  » Anita Baker 「Compositions」

プロフィール

香山蔵之介

Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
Life is music. Music is life.
Let's enjoy music for your wonderful life.

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

邦楽(あ行) (32)
邦楽(か行) (25)
邦楽(さ行) (31)
邦楽(た行) (12)
邦楽(な行) (10)
邦楽(は行) (25)
邦楽(ま行) (5)
邦楽(や行) (11)
邦楽(ら行) (9)
邦楽(わ行) (2)
洋楽(あ行) (19)
洋楽(か行) (10)
洋楽(さ行) (29)
洋楽(た行) (11)
洋楽(な行) (0)
洋楽(は行) (18)
洋楽(ま行) (4)
洋楽(や行) (1)
洋楽(ら行) (14)
洋楽(わ行) (1)
洋画(か行) (2)
洋画(は行) (1)
アート (6)
文化 (13)
ファッション (1)
グルメ (7)
PC (1)
健康 (1)
BLOG (3)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

アクセス数

オンライン数

現在の閲覧者数:

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログランキング

ブログランキング参加中


ブログランキング参加中

Please Click !