FC2ブログ

2020-05

Saku 「FIGHT LIKE A GIRL」

j0172■ アルバムデータ
タイトル:FIGHT LIKE A GIRL
アーティスト:Saku
リリース:2015年4月29日
レーベル:SPACE SHOWER MUSIC

アルバム総評価:93


■ 曲目リスト
  №  曲          名評     価
01  FIGHT LIKE A GIRL  ★★★★★  
02  ゆがんだやつ★★★★★
03  BOYS DON'T CRY★★★★☆
04  Silver Moon★★★★★
05  Lost In Translation★★★★☆
06  Sync-O-Cue★★★★★
07  あたしを好きだなんて天才かも          ★★★★★
08  SAKU-TV★★★★★
09  あたしたちにTomorrowはない★★★★☆
10  走る少女★★★★★
11  Sing a Song★★★★☆


■ 講評
今回紹介するアルバム「FIGHT LIKE A GIRL」は、Saku が2015年4月29日に SPACE SHOWER MUSIC からリリースした1stオリジナルアルバムである。

「あたしを好きだなんて天才かも」、「走る少女」の2曲は、既発のミニアルバムからの再収録となる。また「BOYS DON’T CRY」は 、イギリスのロックバンド THE CURE が1980年 にリリースした楽曲のカヴァー曲である。

本アルバムは、2015年5月11日付オリコン週間CDアルバムランキングにおいて第200位を記録している。

▼ Saku
画像



Saku は、「POP! CUTE! SWEET!! 三拍子揃った注目の新星」と評される期待の女性アーティストである。

ネーミングの由来は定かではないが、中学時代の友人が名付け親とのことなので、恐らくは本名(非公開)に由来したものと思われる。

1stフルアルバムとなる「FIGHT LIKE A GIRL」は、ガーリー・グランジな気分満載で、一部カヴァー曲を除き全曲自作自演で、歌詞、曲、歌の三拍子揃ったポップでキュートなサウンドが満載のなかなか聴き応えあるアルバムに仕上がっている。

はつらつとギターをガンガンかき鳴らすソリッドでグランジな一面も Saku の大きな武器ということであるが、キャッチーで甘酸っぱい、アッパーで眩しいサウンドに乗った、茶目っ気があって人懐っこい中にも芯の強さを秘めたハスキーな歌声も印象的だ。

また、時代の気分をすくい上げた飾り気のないイノセントな青い魅力も捨て難く、女性ソングライターの文脈に則った同時代的な物言いでストレートに女子の気分を訴える。

そんな Saku の楽曲は、まさに天衣無縫、瑞々しく伸びやかに疾走してゆくファッショナブルでポップなガールズ・ロックと言えるだろう。

US / UK インディー系ギター・ポップをベースに、オルタナティヴ・ロックやポスト・グランジ等の要素が取り入れられた本作には、カジヒデキ(b)、堀江博久(key)、WATARU.S(g/ SISTERJET)、斉藤州一郎(dr/Analogfish)等、ある種ネオ渋谷系とも言える豪華絢爛なサポート・メンバーが結集しており、つわものセッション陣のはっちゃけながらも爽快な演奏をはじめ、トータルプロデューサーの吉田仁と楽曲プロデュース/アレンジのカジヒデキ、野村陽一郎によるサウンドメイクで洗練された風情が作品全般にきっちり保たれた出色の聴き心地となっている。

(出典:「Saku Official Web Site」

▼ Saku
画像




Saku は、2014年にインディーズデビューした22歳の話題の女性ミュージシャンである。

2015年時点で22歳の現役 TOWER RECORDS 渋谷店スタッフ兼ミュージシャンという、まさに「リアル看板娘」という異色の経歴の持ち主で、UK / US Indie Rock、90年代渋谷系サウンド等に影響を受けたキャッチーでアッパーな楽曲、独特な歌詞、甘くハスキーな歌声、キュートなルックスと、現行音楽シーンでは珍しい存在感で注目されている。

2015年4月29日に有村架純主演の東宝配給映画「ビリギャル」の劇中歌という大型タイアップが後押しする強力なシングル曲「START ME UP」で Sony Music Associated Records からメジャーデビューを果たし、同日付けで SPACE SHOWER MUSIC から1stアルバム「FIGHT LIKE A GIRL」も発売している。

ちなみにシングル「START ME UP」は、2015年5月11日付オリコン週間CDシングルランキングにおいて第134位を記録している。

インディーズ1stフルアルバムとメジャー1stシングルを同日リリースするという、勢い十分の新世代ミュージシャンである。

▼ 1stメジャーシングル「START ME UP」
画像



Saku は、1992年11月19日生まれの22歳、身長155cm、広島県生まれ、神奈川県横浜市育ちの女性ミュージシャンである。昭和音楽大学短期学部卒業。Sony Music Associated Recordsにマネジメント所属。本名は非公開。Saku というネーミングは中学時代の友人が名付けたものということである。

デビュー前から現在に至るまで「TOWER RECORD渋谷店  外販部」において現役スタッフとして勤務している。

3歳から10歳までピアノを習う。中学生の頃からアコースティックギターを始め、作曲活動、路上ライブを展開。

2010年、高校3年の夏、高校生限定オーディション「Yokohama High school Music Festival」で決勝に勝ち残り、横浜アリーナにて約5,000人の前で弾き語りを披露(※同フェスティバルの初代優勝者は RADWIMPS )。

2011年5月、大学入学直後にレコード会社のオーディションに出場。

2013年、大学2年の春、音楽好きが集う渋谷 TOWER RECORDS で絶対働きたいと思うようになり、スタッフ公募に履歴書を持参し見事採用される。タワレコスタッフとして渋谷中心にライヴ会場のイベント CD 即売員として働き始める。

その後、バンドサウンドでのライブを開始。バンドのシンガー/ギタリストとして活動しつつ従来の弾き語りスタイルも継続。

2014年2月12日、1stミニアルバム「Bed Room e.p」をリリース(タワーレコード渋谷店 WEEKLY J-INDIES チャート初登場第1位)。念願のCDリリースを果たす。

2014年7月9日、2ndミニアルバム「ZOMBIEMORNING e.p.」をリリース(タワーレコード渋谷店 WEEKLY J-INDIES チャート初登場第2位、オリコンインディーズ週間ランキング第18位を記録)。

2014年12月31日、年末最大の音楽フェス「COUNTDOWN JAPAN 14/15」へ出演。

2015年4月29日、メジャー1stシングル「START ME UP」とインディーズ1stフルアルバム「FIGHT LIKE A GIRL」を同時リリース。

(出典:「Saku Official Web Site」

▼ 1stミニアルバム「Bed Room e.p」
画像


▼ 2ndミニアルバム「ZOMBIEMORNING e.p.」
画像




アルバム「FIGHT LIKE A GIRL」のジャケットを見るとギターを抱えているので最近流行のいわゆるギタ女系サウンドかと思いきや、細部にエレクトリックなアレンジが施されるなど、ギター女子系のアナログフォークなサウンドとは一線を画すイマドキの渋谷系ポップサウンドを提供してくれるミュージシャンである。

Saku という男性のようなネーミングは、コンパクトで覚えやすい反面、あっさりし過ぎてインパクトに欠ける感じがしないでもないが、ニックネームのようなフレンドリーな感覚で今の中高生の女子には受け入れられやすいのかもしれない。

▼ Saku
画像



22歳という年齢よりも若々しく感じられるガールズ系ヴォーカルは、甘くハスキーでなかなか味があり、聴く者を引き付ける不思議な魅力を持っている。

キュートで美形なルックスもモデルチックで、キャラクター自体に強い吸引力を持ったミュージシャンだ。

「ネオ渋谷系」という触れ込みからも、戦略的には若い年齢層の女性をターゲットにしているようであるが、「アイドルチックな可愛らしいタワレコ店員さん」のイメージもあって、男性ファンを含め幅広い層の共感を集めそうで高感度も高い。

そんなパーソナルな魅力に加え、楽曲のメロディーも非常に個性的で、メロディーメーカーとしてのセンスもなかなかだと感じさせる。

サウンドの傾向が似通ったギター女子系ミュージシャンが多い中にあって Saku の場合は、キャッチーであるとともに多分に癖が強く耳に残るメロディーラインの楽曲が多く、ソリッドでグランジなビート感溢れるギターサウンドを響かせてくれるところも非常に稀有な存在と言えるだろう。

こうしたサウンドのオリジナリティーは、今後の彼女の音楽展開において非常に大きなアドバンテージとなるに違いない。

アルバム「FIGHT LIKE A GIRL」は、トータルプロデューサーに吉田仁を迎え、カジヒデキ、堀江博久、野村陽一郎、SISTER JET、Analogfishのメンバー他、豪華絢爛なサポート陣が集結し、「ネオ渋谷系」を牽引する仕上がりとなっている。

特にアルバムタイトルのリード曲「FIGHT LIKE A GIRL」は、Saku のイメージそのままに弾けるようなポップミュージックで Saku の個性が全開のヘヴィーチューンだ。

また、プロモーションビデオが制作されている「あたしを好きだなんて天才かも」も歌詞が極めて女子力に富んだ Saku らしいユニークな楽曲である。

このようにアルバム「FIGHT LIKE A GIRL」は、非常に聴きごたえがあり、かつ、話題性も高いのであるが、その割にはチャート的に伸び悩んでいるようで極めて残念である。

映画「ビリギャル」のヒットを受けてシングル曲である「START ME UP」が巻き返すことで、アルバム「FIGHT LIKE A GIRL」にも注目が集まることを期待したい。

▼ Saku
画像




■ アルバムリリースノート
現役タワーレコード店員(2015年時)の顔を併せ持つ、22歳のシンガー/ギタリストSakuのファースト・アルバム。書き下ろしの楽曲を中心に、THE CUREのカヴァー、既発のEP2作品から「あたしを好きだなんて天才かも」「走る少女」を収録。プロデューサーに吉田仁を迎え、カジヒデキ、堀江博久ほか豪華ミュージシャンが参加した“ネオ渋谷系”を牽引する作品。- Amazon

▼ Saku
画像




■ Music Video「FIGHT LIKE A GIRL (Official Music Video)」




■ Music Video「あたしを好きだなんて天才かも」




*これらの動画で使用されている音源は、動画をYoutubeにアップロードした SPACE SHOWER MUSIC が自ら制作したものであり、個人が収入(広告収入を含む)を得ずに運営するサイトへの貼り付けが許諾された音源です。


love3  参考になったという方はぜひこちらをポチッとお願いします。

スポンサーサイト



  

● COMMENT FORM ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://758ongakudohonpo.blog.fc2.com/tb.php/183-e400a73c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

theCharmPark 「Reverse & Rebirth」 «  | BLOG TOP |  » Adrian Gurvitz 「Sweet Vendetta」

プロフィール

香山蔵之介

Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
Life is music. Music is life.
Let's enjoy music for your wonderful life.

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

邦楽(あ行) (32)
邦楽(か行) (25)
邦楽(さ行) (31)
邦楽(た行) (12)
邦楽(な行) (10)
邦楽(は行) (25)
邦楽(ま行) (5)
邦楽(や行) (11)
邦楽(ら行) (9)
邦楽(わ行) (2)
洋楽(あ行) (19)
洋楽(か行) (10)
洋楽(さ行) (29)
洋楽(た行) (11)
洋楽(な行) (0)
洋楽(は行) (18)
洋楽(ま行) (4)
洋楽(や行) (1)
洋楽(ら行) (14)
洋楽(わ行) (1)
洋画(か行) (2)
洋画(は行) (1)
アート (6)
文化 (13)
ファッション (1)
グルメ (7)
PC (1)
健康 (1)
BLOG (3)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

アクセス数

オンライン数

現在の閲覧者数:

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログランキング

ブログランキング参加中


ブログランキング参加中

Please Click !