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2020-05

ピアノゾンビ 「ひいてるぜ」

j0158■ アルバムデータ
タイトル:ひいてるぜ
アーティスト:ピアノゾンビ
リリース:2014年10月1日
レーベル:日本コロムビア

アルバム総評価:93


■ 曲目リスト
  №  曲          名評     価
01  ホネヌキマン様 出陣のテーマ 2  ★★★★★  
02  ゾンビのダンス★★★★★
03  敬礼★★★★★
04  さくらの歌★★★★★
05  ミュージックさん★★★★☆
06  ワインのしらべ★★★★★
07  DDD★★★★★
08  大王ロケンロー★★★★☆
09  Talk back★★★★☆
10  未来ノ歌★★★★☆
11  俺には関係ないから(bonus track)      ★★★★★


■ 講評
今回紹介するアルバム「ひいてるぜ」は、ピアノゾンビが2014年10月1日に日本コロムビアからリリースした通算4枚目となるオリジナルアルバムである。

2011年8月にリリースされた前作の3rdアルバム「そりゃ弾けなくて」からおよそ3年ぶりのリリースとなり、本作がメジャーデビューアルバムとなる。

作詞・作曲はピアノゾンビの楽曲を手掛けるヤラレタガリ殿下、編曲はピアノゾンビによる。

2014年10月13日付オリコン週間 CD アルバムランキング第59位を記録している。

▼ピアノゾンビ
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ピアノゾンビは、2007年に東京都新宿区の世界の山ちゃんで結成された6人組のロックバンドである。

メンバーはホネヌキマン(大王)、アキパンマン(vocal、guitar)、北松戸マン(bass)、中島マン(guitar)、ヘルプマン(drums)、GEBOKU(下僕)の6人。

2007年 パンクバンド「スーパーサンダース」解散後 ヴォーカルのアキパンマンが全国から変なメンバーを厳選し 新宿の世界の山ちゃんに集合、世界平和を目指し活動して行くこととなる。(真意のほどは分からないが、実際に今回のアルバムの中でも歌詞に「平和」というフレーズを多用している。)

ピアノを入れてJ-POPをやりたいという強い希望から「スーパーサンダース」の客の中でも特に熱狂的なファンであったA君にアキパンマンが電話をし、「猫踏んじゃった弾ければ大丈夫だから」と騙して九州は大分から上京させる。

当初アキパンマンは、A君はメンバーにすればピアノをとんでもなく練習し、「やればできる」的なこともお客様にお見せできると思っていたらしい。

その結果、A君が現実から逃避しないようにバンド名に「ピアノ」と入れてしまおうというのと、「ゾンビ」という単語がただ好きだっただけでバンド名を「ピアノゾンビ」に決定する。

A君に電話をしてバンド名を伝えると『ださくないっすかー??』 と言われ殺意が芽生えるが、宇宙より寛大な心で我慢する。

初めはアキパンマンがピアノを教えていたが、その際A君が音痴であるのと同時にリズム感がないことを初めて知り、絶望する。その結果、教えることが面倒くさくなりピアノ教室へ通うようにしてもらう。

1年程経ったある日、ピアノゾンビのスタジオは当時 24:00-5:00 という深夜パックだったのだが、A君が寝坊してそのまま来ないという事件が発生。みんなに怒られしょんぼりするも、翌々週にはまた寝坊し、さすがにヤバいと思ったのかタクシー代 2万円を支払い 4:00 頃登場する。素知らぬ顔でささっとセッティングをし、演奏し始めるが、さすがにメンバーに示しがつかず 5:00 より緊急ミーティング開始し、罰ゲームで顔を1年間青くすることに決定。

しかし、青色だと表情が分かりにくいとのことで次は黄緑色にするもマスクマンにしか見えないため、最終的に白色に決定する。

しばらくピアノ教室へ通うも一向に成果が出ないため、仕方なく「大王」になっていただき、「元々顔は白い」と言い張っていただくことにする。

スタッフをやっていたこれまた「スーパーサンダース」のお客様の K君があまりに仕事が出来ないため「下僕」としてメンバーに加入。

2009年 現在のバンドの形となり、当時普通のJ-POPをやろうとしていたが結局「変なバンド」になってしまう。

「変なバンド」を抜け出せないまま現在に至る。

※バンド歴に係る一部不適切な表現はピアノゾンビ公式サイト「PIANOZOMBIE DEVILMUSIC」からの引用であるので悪しからず。

(出典:ピアノゾンビ公式サイト「PIANOZOMBIE DEVILMUSIC」)

▼ピアノゾンビ
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2007年 静岡県富士市で結成。
2007年9月 浜松メスカリンドライブで初ライブ。

2008年2月 新宿ACB Hallにてワンマンライブ「ホネ殺しナイトVol.1」を行う。
2008年8月 富士山山頂にてホネヌキマン様の握手会を開催。
2008年12月 新宿ACB Hallにてワンマンライブ「ホネ殺しナイトVol.7」を行う。

2009年 1stアルバム「弾けなくて」を発売。
機材車大破の大事故を起こしアキパンマンが入院。ツアー初日をキャンセル。
2009年10月 目黒 鹿鳴館にてワンマンライブ「ホネ殺しナイトVol.10」を行いチケットをSOLD OUTする。

2010年 2ndアルバム「まだ弾けなくて」を発売。

2011年 3rdアルバム「そりゃ弾けなくて」を発売。

2014年 4thアルバム「ひいてるぜ」を発売。

(出典:「ピアノゾンビ」(2014年10月13日 03:14 (UTC))『Wikipedia日本語版』)

▼ピアノゾンビ「骨殺しナイト」東京・TSUTAYA O-EAST公演
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■ メンバー

◆ アキパンマン(Vo./Gt)ex.スーパーサンダース
◆ ホネヌキマン(大王/Key/Dance)パートピアノ
◆ 中島マン(Gt.)
◆ 北松戸マン(Bs./Cho)ex.THEチビッコGANGS
◆ ヘルプマン(Ds.)
◆ 下僕(しもべ)

▼ホネヌキマン(右)と下僕(左)
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▼アキパンマン(Vo./Gt)
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▼中島マン(Gt.)
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▼北松戸マン(Bs./Cho)
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▼ヘルプマン(Ds.)
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「ピアノゾンビ」という怪しげな、いかにもアングラ臭漂うバンド名であるが、前述のとおりそのネーミングの理由も予想通りというか実に安直である。

バンド名だけ見ればヘビメタっぽくもあるが、そんなかすかな期待に止めを刺すのが「○○マン」揃いのメンバーの中でもひときわ強烈なオーラを放つ「大王」ことホネヌキマンの存在である。

▼「大王」ことホネヌキマン
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他のメンバーの露出がほとんどない中でホネヌキマンだけは積極的に公の場に登場しており、さすがは下僕たちを従える大王様としてしっかりCDセールスの公務をこなされているようである。

名前も超個性的なホネヌキマンは、ホラー映画「呪怨」に登場する「俊雄君」よろしく、おかっぱ頭に顔面白塗りで口元には真っ赤なルージュを引いた特異な風貌で、バンド内での立ち位置もいま一つはっきりしないが、その異様な存在感は圧倒的であり、本人には申し訳ないがとにかく生理的に受け付けないレベルの気持ち悪さを呈している。

そんなホネヌキマンの白塗りのきっかけが、バンド内の罰ゲームというのもまさかの展開であるが、騙されて(?)メンバーに加えられた上に過酷なピアノレッスンを課せられてしまうホネヌキマンの波乱万丈な人生を思うと、何故かしら気の毒で愛すべきキャラに思えてしまうから人の印象というのもいい加減なものである。

ちなみに、ピアノゾンビが過去にリリースしたアルバムのタイトルは、1st「弾けなくて」、2nd「まだ弾けなくて」、3rd「そりゃ弾けなくて」 、そして今回の4th「ひいてるぜ」となっている。

▼1stアルバム「弾けなくて」
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▼2ndアルバム「まだ弾けなくて」
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▼3rdアルバム「そりゃ弾けなくて」
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▼4thアルバム「ひいてるぜ」
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前述のとおりホネヌキマンはずっとピアノの練習をしていることから、ジャケットのデザインからもその進み具合をタイトルにしていると思われる。

実際に最近ようやくピアノが弾けるようになったとのことで、10月12日に東京・TSUTAYA O-EASTで行われたピアノゾンビのワンマンライブ「骨殺しナイト」においては、しくじりながらも懸命に「さくらの歌」をピアノで弾く姿をファンの前で披露したとのことである。

なお今回のアルバムジャケットを見ると、「竿を引いているぜ」と「ピアノを弾いてるぜ」を掛け合わせているのか、今までのタイトルとは異なり敢えてひらがなで表記されている。

その辺はピアノが弾けるようになったというホネヌキマンの照れの表れなのであろうか、顔に似合わず意外に恥ずかしがり屋なのかもしれない。

▼ホネヌキマン in ワンマンライブ「骨殺しナイト」
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さてここまで来ると、ピアノゾンビをコミックソングを歌うインディーズ系バンドと思われるかもしれないが、その個性的でシュールなバンドの雰囲気からは想像できないほど、ピアノゾンビが放つサウンドは実にキャッチーでノリの良いダンサブルなポップ&ロックであることに驚かされる。

特に楽曲のドライブ感とイケイケ感には定評があるようで、ゴールデンボンバー顔負けの陽気なホストクラブ系サウンドを含めバラエティーに富んだ演奏を聴かせてくれるバンドである。

またアキパンマンの哀愁を帯びたラウドでシャウトなヴォーカルも非常に聴き応えがあり、こちらもピアノゾンビの大きな魅力となっている。

アルバム収録曲の中でも「ゾンビのダンス」と「ワインのしらべ」の2曲は、これぞクラブ系イケイケダンスミュージックという実にイカしたポップチューンである。

特に「ワインのしらべ」は、大王ホネヌキマン様のオネエトークも全開のピアノゾンビらしいユニークでコミカルなロックに仕上がっている。

また「敬礼」とPVも公開されている「DDD」も、ローリング感溢れるバンドサウンドの底抜けに気持ちがいいヘヴィーロックチューンである。

さらにボーナストラックながら「俺には関係ないから」のような戦争と平和をテーマにしたシリアスな楽曲も披露してくれているあたりにバンドとしてのポリシーが感じられ、苦節7年というバンドとしての自信とプライドが伝わってくる一曲となっている。

ここまで書くと見掛け以外は実に真っ当なロックバンドということで終わってしまうところだが、そこはさすがのピアノゾンビである。

「ミュージックさん」や「未来ノ歌」のようになかなかシュールな内容の楽曲もしっかりと収録されており、いい意味でリスナーの期待を裏切らないこだわりを見せてくれている。

サウンド的には申し分なく、個人的にはもっと売れてもいいと感じるのであるが、ホネヌキマンの白塗りってゴールデンボンバーの樽美酒研二の二番煎じじゃないかという世の中の下衆の勘繰りのせいであろうか、いま一つ人気に火が付かないことが残念でならない。

なお、金爆よりもピアノゾンビの方が活動歴が長いため、決してパクリではないことをお断りしておく。

後はホネヌキマンの白塗りにドラえもんのような鼻と髭でも足せばキャラ的にも可愛らしくなってもっと人気が出るのではないだろうかと思うのだが、いかがであろうか。

ピアノゾンビは観ても聴いても楽しいハマること間違いなしの強烈な魅力を持ったロックバンドである。

▼ピアノゾンビ in ワンマンライブ「骨殺しナイト」
画像




■ アルバムリリースノート
待ってました! 「ピアノゾンビ」の3年ぶりのオリジナルアルバム

大王ホネヌキマン様率いるピアノゾンビ。
キャッチーなPOPソングに、独自のLIVEパフォーマンスで魅了し、着々とファンを増やし続けている。
2009年に発売したアルバム「弾けなくて」から、「まだ弾けなくて」「そりゃ弾けなくて」とこれまでに3枚のアルバムをリリース、過去作に収録されている「Hey You!!」や「ベイビーベイビー」のMVはYouTubeにて40万回を超える再生数を誇る。
2011年に発売した「そりゃ弾けなくて」から、約3年ぶりとなる待望のオリジナルアルバムをリリース。
前作までのテイストを損なうことなく、すぐに口ずさめるキャッチーな楽曲全10曲を収録。 - Amazon

大王ホネヌキマン様(Key,Dance)率いる6人組ロックバンド、ピアノゾンビの約3年ぶり(2014年時)通算4枚目のオリジナル・アルバム。前作までのテイストを損なうことなく、すぐに口ずさめるキャッチーなPOPソングを満載。- Amazon

▼ピアノゾンビ
左から下僕、ホネヌキマン、アキパンマン
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■ Music Video「DDD」
ファンを公言する嘉門達夫の姿も確認できるMV



■ Music Video「Talk back」




*これらの動画で使用されている音源は、動画をYoutubeにアップロードした ColumbiaMusicJp が自ら制作したものであり、個人が収入(広告収入を含む)を得ずに運営するサイトへの貼り付けが許諾された音源です。

*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「ピアノゾンビ」を素材として二次利用しています。


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Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
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