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2020-05

ふぇのたす 「胸キュン'14」

j0154■ アルバムデータ
タイトル:胸キュン'14
アーティスト:ふぇのたす
リリース:2014年5月14日
レーベル:apriori records

アルバム総評価:91


■ 曲目リスト
  №  曲          名評     価
01  すしですし  ★★★★★  
02  たびたびアバンチュール★★★★★
03  有名少女★★★★☆
04  おばけになっても★★★★★
05  もどかしいテレパシィ★★★★☆
06  チーズケーキコンプリーション          ★★★★☆
07  ありがたす★★★★★


■ 講評
今回紹介するアルバム「胸キュン'14」は、ふぇのたす が2014年5月14日に apriori records からリリースした2枚目となるオリジナルミニアルバムである。

プロデューサーに FLIPPER'S GUITAR や、最近では ザ・コレクターズ などを手がける1980年代から活動を続けるテクノポップデュオ salon music の吉田仁氏を共同プロデューサーに迎えた意欲作である。

楽曲は、以前このブログでも紹介した南波志帆×タルトタタンのユニット ナンバタタン、寺嶋由芙への作品提供、サウンド・プロデュースも手がけクリエイターとしても注目を集めるリーダーの ヤマモトショウ が全曲を担当している。

▼ ふぇのたす
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このミニアルバムは、ふぇのたす自身のインディーズ・レーベルである apriori records からのリリースとなるが、ユニバーサルミュージック内の受託販売部門 UNIVERSAL D が全国委託販売を手掛けており、全国流通盤としてリリースされている。

オリコン週間CDアルバムランキングで最高第82位を、また、タワーレコード新宿店ウィークリーチャート第3位、ヴィレッジヴァンガード日刊商品ランキングで第3位を記録している。

ふぇのたすの音楽ジャンルはエレクトロ・ポップで、80'sニューウェーブサウンドの影響を受けており、そこにポップスのメロディーとボーカル みこ の可愛い歌声で日本語で歌うことにこだわりを持っている。

「アイドルでも、ROCKでもない、「ふぇのたす」という新たなジャンルを切り開いていくウルトラ・デンジャラス・グループ」というキャッチコピーでライブ活動を中心に現在売り出し中の注目のユニットである。

▼ ふぇのたす
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ふぇのたす(Phenotas)は、2012年夏に結成された3人組の音楽グループである。所属レコード会社はユニバーサル ミュージック合同会社 ZEN MUSIC。

メンバーは、みこ(Vocal)、澤"sweets"ミキヒコ(Digital Percussion, V-Drums)、ヤマモトショウ(Guitar, Synthesizer)の3人である。

グループ名は、ヤマモトショウ と 澤"sweets"ミキヒコ が元々やっていた phenomenon というバンドに みこ が暫定的に加わったという「phenomenon +(プラス)」というイメージから「ふぇのたす」というバンド名になったということである。

メンバーの一人である ヤマモトショウ は、ふぇのたすの楽曲、グループとして「お客さんと楽しむことが第一」という姿勢を掲げており、キャッチーな楽曲やシュールでコミカルな世界観、キュートなエレクトリック・サウンドで、サブカル、アイドル、J-ROCKといったジャンルの垣根を越えたふぇのたす独自のサウンドを展開している。

ちなみに、ふぇのたすは「すし2013」という会場限定デモ盤CDを出すほどメンバーが寿司好きであり、そのCDに収録されている楽曲「すしですし」は、今回紹介する2ndミニアルバム「胸キュン'14」にも収録されMVも公開されている。

▼ ふぇのたすが楽曲提供した映画「おんなのこきらい」ポスター
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また、ふぇのたすの世界観を元にして作られた映画「おんなのこきらい」(監督・脚本:加藤綾佳、主演:森川葵)が2015年2月14日から全国放映されており、メンバーも出演、スクリーンデビューを果たしている。

この映画は、映画祭「MOOSIC LAB 2014」にて、準グランプリ、観客賞、最優秀女優賞(森川葵)、男優賞(木口健太)を獲得した話題作で、ふぇのたすの楽曲が大きくフィーチャーされており、サウンド・トラックもふぇのたすが担当している。

このようにアイドルでもロックでもない、ニューエレクトロポップ・ユニットとして徐々に認知度を広げており、2015年3月11日には、ミニアルバム「PS2015」でユニバーサルミュージックジャパン ZEN MUSIC からメジャーデビューすることも決まっている。

80'sのエレクトロポップなサウンドに、キャッチーなメロディ、みこ のキュートなボーカルがやみつきになること間違いなしの今じわじわ来ているユニットである。

▼ ふぇのたす
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2012年、ユニバーサルミュージックの新人開発セクションGREAT HUNTINGでチーフ・プロデューサーを務める加茂啓太郎の紹介で知り合い、東京都で結成される。

それ以前はヤマモトショウと澤"sweets"ミキヒコは phenomenon というバンドを、みこは一人でシンガーソングライターをやっていた。

2012年12月18日、下北沢GARDENにおいて、ハナエ、でんぱ組.inc、HAPPY BIRTHDAY、タルトタタンが出演した第40回GREAT HUNTING NIGHTにオープニング・アクトとして出演する。

2013年4月13日、ヤマモトショウ楽曲提供によるアイドルシンガーソングライターみきちゅ、ふぇのたすミコによる期間限定アイドルユニットM.I.Yとして最初で最後のイベントをムトウ楽器店で開催。
2013年5月、ちひろ(ベース、ボーカル)が脱退し、ミコ(ボーカル)、澤"sweets"ミキヒコ(デジタル・パーカッション)、ヤマモトショウ(ギター、シンセサイザー)の3人編成となる。
2013年7月、相対性理論を発掘したオーディション・イベントのGREAT HUNTINGと、パスピエを発掘したレコード会社のCOCONOE RECORDSを通じて、世に送り出される。
2013年7月30日、デビュー・ミニ・アルバム『2013ねん、なつ』をリリースし、『ローリング・ストーン』日本版のレビュー記事として取り上げられる。プロの書評家、コラムニストである吉田豪氏の絶賛を受け、中毒性も半端ないとネット上でも話題となる。

2014年1月、アパレルウェアブランド「空間界」とのコラボレーションアイテム「東京おしゃれタウンパーカー」の先行受注が2013年12月24日TSUTAYA O-nestで行われた初のワンマンライブにて実施され1月下旬から販売された。イラストはボーカル・ミコの描き下ろしであり、その後ナタリーストアやアマゾンなどで販売される。
2014年5月14日、吉田仁の共同プロデュースによるミニ・アルバム『胸キュン'14』をリリース。
2014年6月13日、渋谷WWWで行われた2回目のワンマンライブにて、前売り段階で初のワンマンライブチケットソールドアウトを達成。
2014年7月5日-25日、加藤綾佳監督による主演:森川葵の「おんなのこきらい」に出演。主題歌、劇中歌を担当し映画には彼らの楽曲が大きくフィーチャーされた。
2014年8月13日、ふぇのたすとして初めてゲーム「太鼓の達人」に収録され、その音源は太鼓の達人のオリジナル・サウンドトラックとして8月13日発売された。
2014年9月26日、初の試みとなる終演後に観客の満足度によって入場料を支払う“投げ銭”方式のライブを開催。この日のオープニングアクトには、みこ(Vo/ふぇのたす)、奥脇達也(Gt/アカシック)、森夏彦(B/Shiggy Jr.)、澤"sweets"ミキヒコ(Dr/ふぇのたす)をメンバーに迎えたこの日限定の「みこちゃんお誕生日企画バンド」が登場。なおこのバンドの作詞はみこ、そして作曲は奥脇達也が手がけた。
2014年11月13日、ふぇのたすのサポートメンバーとして高木祥太(ベース)、rionos(シンセサイザー、コーラス)の参加が公式ツイッター上で発表される。
2014年12月11日、ふぇのたすはこの日行われた渋谷CLUB QUATTROでのワンマンライブにてユニバーサルミュージック・ジャパン内のレーベル・ZEN MUSICから2015年3月にメジャーデビューすることを発表。

2015年2月25日、ふぇのたすと寺嶋由芙との不定期ユニット“ゆふぃたす”として数量限定シングル『君が笑えば恋なのです』をヴィレッジヴァンガート下北沢店より限定リリース。
2015年3月11日、メジャーデビューミニアルバム『PS2015』をZEN MUSICよりリリース。

(出典:「ふぇのたす」(2015年2月26日 14:08 UTC))『Wikipedia日本語版』)

▼ ふぇのたす ライブ風景
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■ メンバー

◆ みこ(Vocal)(写真:中央)
「みこちゃん画伯」としてイラストも担当
やくもみこ名義でシンガーソングライターとして活動

◆ 澤"sweets"ミキヒコ(Digital Percussion, V-Drums)(写真:左)
本名:澤瑞樹彦
中学校の頃までパティシエを目指していたことから"sweets"をミドルネームとする
尚美ミュージックカレッジ専門学校 プロミュージシャン学科卒業

◆ ヤマモトショウ(Guitar, Synthesizer)(写真:右)
グループリーダー
「山本奨」の名で全作詞作曲を手がける
東京大学文学部哲学科卒業

▼ ふぇのたすのメンバー
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「ふぇのたす」とはネーミングも含めて何とも不思議な雰囲気が漂う新感覚の音楽ユニットである。

女子1名、男子2名というユニット構成も最近のバンド構成としては新鮮であるが、何より目を引くのはその脱力感漂うシュールなエレクトリックポップサウンドである。

なお、エレクトリックとはいっても、トランス系やゲーム系サウンドに見られるようなどぎつさはなく、非常に聴き易い程よいエレクトリック加減となっている。

サウンドに関しては、クリエーターであるヤマモトショウがしっかりとしたイメージを持っており、「80'sのニューウェーブのリバイバル的なものにポップスのメロディーとかわいい声があって、日本語詞で歌うという点にこだわっている」とのことであるが、メロディーラインやリズムに関しては非常にキャッチーかつシンプルで、耳に残る癖になるポップカルチャー系サウンドを聴かせてくれる。

歌詞は女子の平凡な日常の妄想を歌詞にしたような掴みどころのない乙女チックさが妙にリアルな感じで、こんな女子が近くにいれば、面倒くさそうだけど毎日が楽しそうな、そんなメルヘン漂う不思議系リリックスとなっている。

実際何度読み返しても理解不能な不思議な歌詞であるが、ヴォーカルの みこ は、よくこうした脈絡のない歌詞を覚えることができるものだと本当に感心してしまう。

ライブで歌詞が頭から飛んでしまうことはないのか、ぜひ聴いてみたいぐらい不可解な歌詞である。

そして何よりふぇのたすで印象的なのは、そのヴォーカル みこ の声優アイドルチックな甘ったるい萌え系ヴォイスである。

その脱力感溢れる歌声でメルヘン系の歌詞を口ずさむ様は、ゆるくておしゃれでかわいくて、まさに「ふぇのたす」としか言い表せない新ジャンルのサウンドの最大の魅力となっている。

みこ と同様に個性的な歌声の持ち主である南波志帆は、ふぇのたすを「ふわりと纏う柔らかな空気の中に、計算されつくした鋭いものを持っていて、こちらの感性が試されている気がしてワクワクする。ふぇのたすはハイセンスの塊だ☆」と評しているが、非常に的を得たコメントである。

すでにWebの動画で公開され視聴されている「おばけになっても」、ライブではキラー・チューンとなっている「ありがたす」などファンにはライブでお馴染みの楽曲も多く収録されている。

特にメンバーの寿司好きが高じて作られたという「すしですし」に至っては、そこまで寿司が好きなのかよ!!と突っ込みを入れたくなるような妙に小洒落たナンセンスソングとなっている。

また「おばけになっても」と「ありがたす」における みこ の歌声の可愛らしさは、聴いているこちらがこそばゆくなるほど男心をくすぐる小悪魔的なキュートさで、アルバムの中でもひときわ耳に残る魅力的なポップチューンとなっている。

甘さの中に時にエモーショナルな感情も見え隠れさせるみこのボーカルには妙に癖になる心地よさがあり、この声の虜になってしまった男性諸君も多いのではないだろうか。

一度聴いたら忘れられないメロディはもちろん、東大哲学科卒業というキャリアもあるヤマモトショウの哲学的なのかおふざけなのかわからない解読困難な歌詞にも要注目である。

ふぇのたすの楽曲は非常にシンプルで覚えやすく、何よりサウンドクリエーターであるヤマモトショウの生み出すポップテイストのカワイイ系サウンドは絶妙で、まさにアイドル系エレクトリックポップサウンドという表現がピッタリの新感覚のバンドサウンドである。

いよいよ3月11日にミニアルバム「PS2015」によりメジャーデビューを果たすふぇのたす。

この機にぜひ多くの方に知っていただきたい今後が非常に楽しみな異色のユニットである。

▼ みこ(Vocal)
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■ アルバムリリースノート
3人組ユニット“ふぇのたす”のセカンド・ミニ・アルバム。エレクトリックなサウンドとおしゃれでキュートな世界観は健在ながら、共同プロデューサーに吉田仁(SALON MUSIC)を迎えるなどサウンド面の期待度がUP。ライヴでおなじみの「おばけになっても」「ありがたす」など“ふぇのたす”の代表曲が初音源化! - Amazon

▼ ふぇのたす
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■ Music Video「すしですし」
Director:勝見拓矢




■ Music Video「おばけになっても【踊ってみた】」




■ Promotion Video「『おんなのこきらい』予告編(New Version)」
MOOSIC LAB 2014 準グランプリ/観客賞/最優秀女優賞(森川葵)/男優賞(木口健太)




*これらの動画で使用されている音源は、動画をYoutubeにアップロードした phenotastube が自ら制作したものであり、個人が収入(広告収入を含む)を得ずに運営するサイトへの貼り付けが許諾された音源です。

*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「ふぇのたす」を素材として二次利用しています。


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Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
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