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2020-05

A Taste of Honey 「A Taste of Honey」

j0147■ アルバムデータ
タイトル:A Taste of Honey
アーティスト:A Taste of Honey
リリース:1978年
レーベル:Capitol Records

アルバム総評価:84


■ 曲目リスト
  №  曲          名評     価  MV  
01  Boogie Oogie Oogie  ★★★★★  youtube02
02  This Love of Ours★★★★★ 
03  Distant★★★☆☆ 
04  World Spin★★★★☆ 
05  Disco Dancin★★★★☆ 
06  You★★★☆☆ 
07  If We Loved★★★★★ 
08  Sky High★★★★☆ 
09  You're in Good Hands          ★★★★★ 


■ 講評
今回紹介するアルバム「A Taste of Honey」は、アメリカのR&Bグループである A Taste of Honey が1978年に Capitol Records からリリースした自身のバンド名を冠したデビューアルバムである。

プロデュースは A Taste of Honey を発掘したアメリカの音楽制作チームであるマイゼル兄弟(Mizell Brothers=Fonce Mizell & Larry Mizell)が担当している。

このアルバムは、1978年の Billboard Hot 100チャートで第1位を獲得したソウル・ディスコミュージックのクラシックヒット曲「Boogie Oogie Oogie」を収録することでも知られている。

▼「A Taste of Honey」LPジャケット
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▼「A Taste of Honey」CDジャケット裏面
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▼「A Taste of Honey」LP日本盤
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A Taste of Honey は1971年に Janice-Marie Johnson と Perry Kibble によって結成されたアメリカのR&Bバンドであり、ディスコ全盛期に音楽チャートを賑わせた楽曲「Boogie Oogie Oogie」でも知られている。

A Taste of Honey は、長年の友人であるギタリストの Janice-Marie Johnson と キーボードプレイヤーの Perry Kibble により1971年カリフォルニア州ロサンゼルスで結成された。

「A Taste of Honey」というバンド名は、1960年に Bobby Scott と Ric Marlow が作曲したスタンダードポップである「A Taste of Honey」から引用したものである。

まもなくオリジナルメンバーの Janice-Marie Johnson (vocals、 co-writer、 bass) と Perry Kibble (keyboards、co-producer、co-writer) に、 Carlita Dorhan (vocals、guitar) と Donald Ray Johnson (drums)の2人が加わり、計4人のメンバーとなる。

ちなみに同じJohnsonという名前であるが Janice-Marie と Donald は特に関係はない。

その後リードシンガーを Gregory Walker に変更するも、ヒット曲である「Boogie Oogie Oogie」をリリースする少し前に Gregory Walker が脱退。

続いて初期メンバーの Carlita Dorhan も1976年にグループを脱退し、代わりに女性ギタリストの Hazel Payne が加入する。

これにより構成メンバーは、メジャーデビューメンバーとなる Janice-Marie Johnson、Hazel Payne、Donald Ray Johnson、Perry Kibble の4人となった。

▼ A Taste of Honey
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A Taste of Honey は、Capitol Records に見出されるまでの6年間、こうしたメンバー交替等の紆余曲折を経てサウンドに磨きをかけることになる。

この間、ロサンゼルス以外の主要都市でも活動を続けるとともに、アメリカ軍の慰問でスペイン、モロッコ、台湾、タイ、フィリピン、日本などの米軍キャンプを回るUSOツアーも開始する。

そしてロサンゼルスに戻りナイトクラブで演奏しているところをレコードプロデューサー、作曲家である Larry Mizell と Fonce Mizell のマイゼル兄弟に見止められ、Capitol Records のオーディションを受けるチャンスを得ることになる。

その結果、Capitol Records と5枚のアルバムについて契約することになり、メジャーデビューを果たすことになった。

1978年にリリースしたデビューアルバム「A Taste of Honey」からの1stシングル「Boogie Oogie Oogie」(邦題:「今夜はブギ・ウギ・ウギ」)は、1978年のthe Billboard Hot 100 で3週連続第1位を獲得し、200万枚を売り上げる大ヒットとなる。

また、A Taste of Honey はこのシングルとアルバムで2枚のプラチナディスクを受賞し、1979年2月15日の第20回グラミー賞で黒人グループとして初めて最優秀新人賞を獲得した。

なお、Janice-Marie Johnson はこのシングルを自身の「Lifeline=命綱」と称し、Capitol Records の役員であった Larkin Arnold も、この楽曲に関する版権は A Taste of Honey にあることを保証するとしている。

▼「Boogie Oogie Oogie」
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▼「Boogie Oogie Oogie」ジャケット裏面
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▼「Boogie Oogie Oogie」日本リリース盤
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その後、70年代のディスコブームが下火になる中、1979年に2ndアルバム「Another Taste」から「Do It Good」、1980年に3rdアルバム「Twice as Sweet」から「Rescue Me」などディスコ曲をシングルリリースしたが、これらの楽曲は注目を浴びることなくセールス的に失敗に終わる。

こうした状況から、カルテットグループであった A Taste of Honey は、1980年から Janice-Marie Johnson と Hazel Payne の女性2人による作曲家とギタリストのデュオグループとして活動することになる。

▼ Janice-Marie Johnson(写真:左)、Hazel Payne(写真:右)
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1980年にリリースした3rdアルバム「Twice As Sweet」からのシングルリリース曲として坂本九のヒット曲「スキヤキ」(邦題:「上を向いて歩こう」)のカヴァーヴァージョンをレコーディングしている時、メンバーはそれをダンス調の曲に変更するという製作サイドの提案に抵抗した。

この選択が功を奏し、1981年にシングルリリースした「Sukiyaki」は、the Billboard R&B 及び Adult Contemporary charts でそれぞれ第1位を獲得、また the Billboard Hot 100 で第3位を記録するなど、彼らのキャリアの中で「Boogie Oogie Oogie」に続く2回目にして最後のメジャーヒットとなるバラッドとなった。

また、ステージで「Sukiyaki」を演奏する際には扇を小道具にしてエキゾチックな雰囲気を演出するなど、日本らしさを意識した工夫を凝らした。

1982年、A Taste of Honey は4枚目にしてグループ最後のアルバムとなる「Ladies of the Eighties」をリリースする。

このアルバムからは、彼らにとって最後の the Billboard Hot 100 シングルとなる「I'll Try Something New」がリリースされ、第41位を記録する。

また、この楽曲は1962年に Smokey Robinson and the Miracles でヒットした曲のカヴァーであり、the Billboard R&B charts 第9位、the Adult Contemporary charts 第29位を記録した。

1983年、5枚目となるアルバムのレコーディング準備をしている間に Hazel Payne が脱退。

この Hazel Payne の脱退により、1984年をもって A Taste of Honey は実質的に解散となる。

そのような状況において、Janice-Marie Johnson は Capitol Records との契約上の義務を果たすため、ソロとしてレコーディングを継続し、1984年にソロ名義でのデビューアルバムとなる「One Taste of Honey」をリリースする。

このアルバムからシングルリリースされた「Love Me Tonight」は、the Billboard R&B charts において第67位というマイナーヒットに止まるとともに、アルバム自体がチャートインすることはなかった。

▼ A Taste of Honey
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A Taste of Honey 解散後、Hazel Payne は「Oh! What A Night」など数多くの演劇に出演するなど世界的な舞台女優として活躍。

Perry Kibbleは、1990年代初期には地方のナイトクラブで演奏するためカナダのカルガリーに移りテレビ番組の音楽制作にも携わるが、1993年に地方の音楽教師と結婚し3人の子供の継父となる。1999年に心不全で他界。49歳の若さであった。

Donald Ray Johnson も、カルガリーでブルース演奏によるライブ活動を継続し、当地で結婚。

Janice Marie Johnson は、2000年にソロとしての2ndアルバム「Hiatus of the Heart」をリリースするなど音楽活動を継続中である。

2004年、Hazel Payne と Janice-Marie Johnson は、アメリカの公共放送サービス (PBS)の「Get Down Tonight:The Disco Explosion」と「My Music:Funky Soul Superstars」という特別企画に出演するため、20年以上ぶりに再会している。

(出典:「A Taste of Honey (band)」(6 February 2015 15:32 UTC) 『Wikipedia英語版』)



■ メンバー
◆ Hazel Payne(Guitar、Lead Vocals)(写真:中央左)
◆ Janice-Marie Johnson(Bass、Lead Vocals)(写真:右)
◆ Perry Kibble(Keyboards)(写真:中央右)
◆ Donald Ray Johnson(Drums)(写真:左)

▼ A Taste of Honeyのメンバー
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A Taste of Honey は、アメリカにおける70年代後半から80年代前半のDisco&Soulミュージックを代表するグループであり、中でも特に有名なのがシングル曲「Boogie Oogie Oogie」(邦題:「今夜はブギ・ウギ・ウギ」)である。

「Boogie Oogie Oogie」がヒットした時期は、年代的にオールドディスコ全盛期に当たるが、この楽曲はもはやDiscoミュージックのスタンダードと呼ばれるほどの名曲となっている。

洋楽にわざわざ「今夜はブギ・ウギ・ウギ」という邦題を付けるあたりに昭和のレトロ感が漂うが、安直なわりに非常に味のある邦題で個人的には気に入っているネーミングである。

70年代のディスコミュージックを集めたコンピレーションアルバムには必ずと言っていいほど収録される定番曲でもあり、とにかく踊り明かしましょうよ的な乗りの良い明快な歌詞も高いヒット性を感じさせるが、アルバムの中でも際立ってポップテイストで乗りの良いダンサブルな楽曲となっており、まさに A Taste of Honey にとってスペシャルな1曲となっていると言えよう。

また、ライブ映像を見ても「Boogie Oogie Oogie」を演奏する Hazel と Janice の姿は実にスタイリッシュでカッコよく、アメリカのブラックコンテンポラリーミュージックを代表する老舗バンドの貫録というものを感じることができる。

一方で、Hazel と Janice の二人の女性メンバーが非常にセクシーで美しいことと、バンド名が「蜜の味」といういかにも淫靡なネーミングということもあって、A Taste of Honey のサウンドはスィートなポップサウンドをイメージされやすいが、このアルバムは非常に玄人好みのファンクな仕上がりとなっており、バラッドについても聴き心地がいいというよりは少し癖のあるソウルフルなサウンドとなっている。

そのため A Taste of Honey のアルバムを初めて聴くのであれば、3ndアルバムである「Twice As Sweet」の方がキャッチーでポップテイストな楽曲が多く聴き易いかもしれない。

いずれにせよ、アルバム「A Taste of Honey」は70年代を代表する Disco & Soul サウンドのクラシカルな名盤であり、A Taste of Honey を語る上で外せない1枚である。

▼ A Taste of Honey
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*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「A Taste of Honey (band)」を素材として二次利用しています。


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Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
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