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2020-05

Eurythmics 「Be Yourself Tonight」

j0140■ アルバムデータ
タイトル:Be Yourself Tonight
アーティスト:Eurythmics
リリース:1985年4月29日
レーベル:RCA Records

アルバム総評価:87


■ 曲目リスト
  №  曲          名評     価  MV  
01  Would I Lie to You?  ★★★★★  youtube02
02  There Must Be An Angel(Playing With my Heart)    ★★★★★youtube02
03  I Love You Like a Ball and Chain★★★★☆ 
04  Sisters Are Doin' It For Themselves★★★★★youtube02
05  Conditioned Soul★★★☆☆ 
06  Adrian★★★★☆ 
07  It's Alright(Baby's Coming Back)★★★★☆youtube02
08  Here Comes That Sinking Feeling★★★★☆ 
09  Better To Have Lost In Love
  (Then Never To Have Loved At All)
★★★★★ 


■ 講評
今回紹介するアルバム「Be Yourself Tonight」は、イギリスのポップデュオである Eurythmics が1985年に RCA Records からリリースした4枚目となるスタジオアルバムである。

有名なアーティストがゲストで参加したことでも注目を集めたアルバムであり、収録曲中、02「There Must Be an Angel (Playing with My Heart)」には Stevie Wonder がハーモニカで、04「Sisters Are Doin' It for Themselves」には Aretha Franklin がヴォーカルで、06「Adrian」には Elvis Costello がハーモニーヴォーカルで参加している。

このアルバムは、1983年リリースの2ndアルバム「Sweet Dreams (Are Made of This)」に代表されるようなそれまでのシンセサイザーをベースとしたサウンドにオーソドックスなラインナップのバンドサウンドを融合させ、より商業的なポップ・ロックサウンドという新たな方向性を示したアルバムと言われている。

アルバム自体は、UK Albums Chart 第3位、Billboard Hot 100 第9位を記録するヒットとなり、UK、US の両方で160万枚を売り上げ、両国でプラチナディスクを獲得している。

また、このアルバムから4曲がシングルリリースされており、「Would I Lie to You?」はUK Singles Chart 第17位、Billboard Hot 100 第5位を、「There Must Be an Angel (Playing with My Heart)」はUK Singles Chart 第1位、Billboard Hot 100 第22位を、「Sisters Are Doin' It for Themselves」はUK Singles Chart 第9位、Billboard Hot 100 第18位を、また「It's Alright (Baby's Coming Back)」はUK Singles Chart 第12位、Billboard Hot 100 第78位を記録している。

ちなみに、日本のオリコンアルバムチャートでは最高第44位を記録した。

(出典:「Be Yourself Tonight」(24 October 2014 20:43 UTC) 『Wikipedia英語版』)

▼ Eurythmics
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Eurythmics(ユーリズミクス)は1980年代にヒット曲を連発し高い人気を誇ったイギリスの二人組ミュージシャンである。

1980年、ヴォーカリストのAnnie Lennox(スコットランド・アバディーン出身、1954年12月25日生)とギタリストの Dave Stewart(イギリス・タインアンドウィア州サンダーランド出身、1952年9月9日生)によって結成されたデュオで、1981年にデビューする。

Annie Lennox は、音楽活動と平行してフェミニズムや AIDS 撲滅などの社会運動にも取り組んでおり、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第93位に選出され、2011年には、エリザベス2世により「たゆまぬ慈善キャンペーンや人道活動の援護」を讃えられて、大英帝国勲章コマンダーを授与されている。

▼ Annie Lennox
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彼女は幼少時、その優秀な能力から特殊児童教育校に入学。古典音楽の教育を受け、17歳の時にロンドンの王立音楽アカデミーに入学しフルートを学んだが、学校の雰囲気に馴染めず最終試験の直前で中退してしまう。

その後、レストランでウェイトレスをしながらフォークやソウルのシンガーとして活動していたが、両親からの説得によりアバディーンへの帰郷を決意した矢先にレストランに客としてやって来たDave StewartとPeet Coombesと意気投合。2人のデュオにボーカリストとして加入し、「The Catch」を結成する。

後に Dave Stewart とは互いの音楽的才能を認め合う恋人同士の関係となり同棲生活を始める。

The Catch は後にベーシストとドラマーを加え、1979年には「The Tourists」へと改名しメジャーデビューを果たす。

1963年にリリースされた Dusty Springfield の代表曲である「I Only Want to Be with You」(邦題:「二人だけのデート」)のカバーがUK Singles Chart 第4位とスマッシュヒットを生んだが、1980年12月にツアー先のオーストラリアにてバンドが分裂。

その結果、Dave Stewart と共にEurythmicsを結成するに至るのだが。この際、創作活動のために Dave Stewart との男女関係を解消している。

ちなみにバンド名の由来は、Annie Lennox が子どものころ通った Waldorf education School(シュタイナー教育を行う学校)で学んだ、Rudolf Steinerが提唱した舞踏芸術(Eurythmy、いわゆるオイリュトミー=パフォーミング・アーツ)の授業からである。

▼ Eurythmics
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1983年、1980年代の第2次 British Invasion(ある一時期に集中して数々のイギリスのアーティストがアメリカをはじめ世界中でヒットを放ってブームを巻き起こし、その後の音楽業界に大きな影響を与えた現象をいう。第2次の代表的なミュージシャンは Duran Duran、Culture Club など。)の波に乗って6thシングル「Sweet Dreams (Are Made of This)」が全米1位の大ヒットを記録した。

クールなエレクトリック・ポップのサウンドと、短髪で男性的な Annie Lennox のビジュアル・イメージは強烈な印象を与える。

またミュージックビデオでの男装や、1984年リリースの10thシングル「Sexcrime (Nineteen Eighty-Four)」などで、性表現に厳しいアメリカの放送ではたびたび規制されることもあった。

続く11thシングル「Here Comes the Rain Again」は、ブルー・アイド・ソウルとエレクトロニクス・サウンドの組み合わせで、以後Annie Lennoxのソウルフルな歌唱を生かした曲が、増えていくことになる。

1984年、Michael Radford 監督の映画「1984」(George Orwellの同題小説の映画化)のサウンドトラックに参加。そのうち Annie Lennoxが 歌う「Sex Crime」をシングルで発売した(日本でのタイトルは「1984年のテーマ」)。

Stevie Wonder がハーモニカで参加したことで話題になった1985年の「There must be an Angel」は彼らの代表曲の一つで、全英1位を記録。

歌い出しのスキャットが非常に印象的で、日本でも人気が高く、カバーバージョンや CM 音楽でたびたび取り上げられており、イタリアのオペラ歌手 Luciano Pavarotti とのデュエットヴァージョンも存在する。

また1985年に Annie Lennox は Aretha Franklin とのデュエットでウーマンリブをテーマにした「Sisters Are Doin' It for Themselves」をリリースし、Billboard Hot 100 において第18位を記録するなどヒットさせた。

1986年にリリースされたアルバム「Revenge」は、全世界で1500万枚以上という爆発的なセールスを記録する。

1990年には一旦 Eurythmics としての活動を停止し、両者ともソロ・アーティストとしてのキャリアを始める。

Annie Lennox は2003年、映画「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の楽曲「Into the West」でアカデミー歌曲賞を受賞する。

また、Dave Stewart も Jon Bon Jovi、t.A.T.u.など他アーティストのプロデュースや映画音楽の制作なども手がけるとともに、Daryl Hall、Michael Jagger など様々なアーティストとのコラボレーションも行う。

1999年には再結成し8枚目となるアルバム「Peace」をリリースしたが、Annie Lennox の身体的なトラブルもありその後 Eurythmics としての活動は行われておらず、実質的にこのアルバムが Eurythmics 最後のアルバムとなっている。

ただ、2014年1月27日にグラミー賞の翌日にロサンゼルスのコンベンション・センターで開催された the Beatles のトリビュート・イベント「The Night That Changed America: A Grammy Salute to the Beatles」で、一夜限りのパフォーマンスとして再結成が行われ、the Beatlesの「The Fool on the Hill」を披露している。

なお、Annie Lennox は1984年、ワールド・ツアーの最中にドイツ人の宣教師と結婚したが、半年後に離婚。1987年にはイスラエル人の映画プロデューサーと再婚。翌年には男児の死産を経験し後年離婚している。2番目の夫との間に儲けた長女は自身の出身校であるロンドンの王立音楽アカデミーに進学。次女はモデルキャリアの道を進み、2012年にはイギリスのメジャーファッションブランドカレン Millen の2012年春夏コレクションのキャンペーンフェイスに起用されている。

また、Dave Stewart は1987年に Bananarama のメンバーだった Siobhan Fahey と結婚し二人の子供を儲けるが、1996年に離婚。 2001年にはオランダ人の写真家と再婚し、二人の娘を儲けている。

(出典:「ユーリズミックス」(2014年8月29日 14:24 (UTC)) 『Wikipedia日本語版』)

▼「The Night That Changed America: A Grammy Salute to the Beatles」での Eurythmics
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今回紹介するアルバム「Be Yourself Tonight」は、まさにEurythmicsを代表するアルバムであり、このアルバムで初めて Eurythmics を知ったという方も多いのではないだろうか。

Eurythmics といえば、何といっても女性ヴォーカルである Annie Lennox の存在に尽きると言えるだろう。

その「漂白したブロンドのロックンローラー」と称されたブロンドのベリーショートヘアが凛々しい中性的なルックスとパワフルでハリのあるヴォーカル。加えて圧倒的なステージパフォーマンス。

まさに Annie Lennox の存在自体が強烈なインパクトを与える個性的なグループであった。

サウンド自体は、基本的にオーソドックスなブリティッシュロックであるが、特にソウルフルかつリズミックなダンサブルサウンドには定評があり、Annie Lennox のヴォーカルが乗ったパワーミュージックは、ユーリズミックスの真骨頂であった。

日本にも GAO という Annie Lennox ライクな女性ヴォーカリストがいたが、残念ながら Annie Lennox のリスナーを威圧するほどのオーラにはとても太刀打ちできるレベルではなかったようである。

その Eurythmics を代表するアッパーチューンが、このアルバムに収録されている「Would I Lie to You?」と「There Must Be An Angel(Playing With my Heart)」と「Sisters Are Doin' It For Themselves」である。

▼「Would I Lie to You?」
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▼「There Must Be an Angel(Playing with My Heart)」
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▼「Sisters Are Doin' It for Themselves」
※何種類ものジャケットが存在した。
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▼「It's Alright(Baby's Coming Back)」
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「There Must Be An Angel(Playing With my Heart)」は今でも TV 番組の BGM や CM に使われることもあり、Eurythmics の楽曲とは知らずに耳にしたことのあるリスナーも多いのではないだろうか。

「Would I Lie to You?」と「Sisters Are Doin' It For Themselves」は、いかにもEurythmicsという乗りの良いメロディアスなパワーロックであり、特に Eurythmics の名曲として知られる「Would I Lie to You?」のカッコ良さは、何度聴いても身震いするほどである。

Eurythmics は、それまでのエレクトロなアルバムはもちろん、次にリリースした5thアルバム「Revenge」もワールドワイドに大ヒットしているが、今回は日本でもファンの多い名曲「Would I Lie to You?」を収録しているこの「Be Yourself Tonight」をベスト・オブ・アルバムとして紹介させていただいた。

恐らくこれからも Eurythmics ほど存在感を示す男女のロックデュオは出現しないであろう。それほどEurythmicsは衝撃的なデュオであった。

▼ 近年の Annie Lennox 歳を重ねても Beautiful!!
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▼ 近年の Dave Stewart
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■ アルバムリリースノート
アニー・レノックス(vo)とデイヴ・スチュワート(g)によって、1980年にロンドンで結成され、1981年にデビュー。本作は、レノックスのソウルフルな歌と、ブルーアイド・ソウル調のメロディー、クールなエレクトロニクス・サウンドをミックスして大ヒット。スキャットが印象的なシングル2にはスティーヴィー・ワンダーが参加(全英1位)、女性の自立をテーマにした4では、アレサ・フランクリンとのデュエットが実現。アルバムは、全英3位・全米9位。- Amazon

ユーリズミックスが1985年に発表したサード・アルバム。スティーヴィー・ワンダー参加の「ゼア・マスト・ビー・アン・エンジェル (プレイング・ウィズ・マイ・ハート)」他を収録。ソウルフルな歌と、ブルーアイド・ソウル調のメロディー、クールなエレクトロニクス・サウンドをミックスした作品。- Amazon

曲はもちろんだが、多彩なゲスト陣にも注目してほしい。ぜいたくでバラエティに富んだ趣向が凝らされている。耳をすませば、アレサ・フランクリンやエルヴィス・コステロのヴォーカルが聴こえる。彼らを語るうえでなくてはならない作品となった<2>では、スティーヴィー・ワンダーがスパイスの効いたハーモニカを奏でている。 ユーリズミックスは、このころからソウルミュージックのテイストを強く意識しはじめたともいわれており、ある意味、彼らのターニングポイント的な作品でもある。。- Amazon

▼ Eurythmics
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*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「Be Yourself Tonight」「ユーリズミックス」を素材として二次利用しています。


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名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
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