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2020-05

George Duke 「Dream On」

j0134■ アルバムデータ
タイトル:Dream On
アーティスト:George Duke
リリース:1982年
レーベル:Epic/CBS

アルバム総評価:90


■ 曲目リスト
  №  曲          名評     価  MV  
01  Shine On  ★★★★★  youtube02
02  You★★★★★youtube02
03  Dream On★★★★★youtube02
04  I Will Always Be Your Friend★★★★★youtube02
05  Framed★★★★★ 
06  Ride On Love★★★★☆ 
07  Son Of Reach For It (The Funky Dream)        ★★★☆☆ 
08  Someday★★★★☆ 
09  Positive Energy★★★★★youtube02
10  Let Your Love Shine★★★★☆


■ 講評
今回紹介するアルバム「Dream On」は、George Duke が1982年に Epic/CBS からリリースした通算20枚目となるアルバムである。

「Sweet Baby」が大ヒットを記録した1981年リリースの Stanley Clarke & George Duke のアルバム「The Clarke Duke Project」を挟み George Duke としては当時久しぶりのソロ作となるアルバムであった。

▼「Dream On」ジャケット裏面
画像



George Duke はアメリカでは、ソロとしてよりも Stanley Clarke & George Duke の一人として知られており、ソロとしても、今回紹介する「Dream On」よりも1977年リリースの「Reach For It」が代表作として知られている。

ちなみに「Dream On」は、Billboard Jazz Albums Chart 第9位、R&B AlbumsChart 第17位、The Billboard 200 の第48位を、また、収録曲である「Ride On Love」は Billboard R&B Singles 第83位、「Shine On」は Dance Music/Club Play Singles Chart 第36位、The Billboard Hot 100 第41位を記録している。

▼ George Duke
画像




George Duke(ジョージ・デューク、1946年1月12日生-2013年8月5日没)はカリフォルニア州サン・ラファエル生まれマリン・シティ育ちのジャズ・フュージョンで活躍していたキーボードプレイヤーでコンポーザー、プロデューサー、シンガーである。

数多くのミュージシャン、特にシンガーソングライターでギタリストでもある Frank Zappa とのコラボレーションを多くこなすとともに、30作余りのソロアルバムをリリースしたことでも知られている。

幼年期に母に連れて行かれたジャズミュージシャンである Duke Ellington のコンサートでピアノに憧れ、7歳よりピアノの教育を受け始める。地元の教会にてブラック・ミュージックの洗礼を受けている。

16歳の時ミルバレイにある Tamalpais 高校の仲間とグループを組み、ジャズを演奏。この頃に Miles Davis やソウル・ジャズの影響を受けた。

サンフランシスコ音楽院ではトロンボーンと作曲を専攻し1967年には学士号を取得する。在学中には、後にジャズ・ヴォーカリストとなる Al Jarreau と組みクラブで演奏していた。

1970年代に入ると Cannonball Adderley や Quincy Jones、Frank Zappa、Billy Cobham などジャズ・フュージョン系のグループに参加し、知名度を上げていった。

中でも特に1970年代を通してギタリストである Frank Zappa のアルバムに数多く参加しており、Frank Zappa も Obdewl'l X の名前で1974年の George Duke のアルバム「Feel」にギターソロで参加するなど互いに交流を深めた。

1977年に Epic/CBS で「From Me To You」をリリースし、持ち前のファンキーなプレイをもって当時ブームのディスコサウンドへ傾斜していく。

このエピック期に、古くからの盟友であるベーシストの Stanley Clarke と、ユニット名「Clarke/Duke Project」で3枚のアルバム(1981、1983、1990)を発表している。

1985年にワーナー・ミュージックのエレクトラ・レコードに移籍、「Thief In The Night」をリリースし、この他2枚のアルバムを残す。この後暫くはプロデュース業に多忙になる。

1992年にワーナー・ブラザーズ・レコードに移り、「Snapshot」を発表。

2002年になるとマイナー・レーベルのピザーレ・プラネットに移り、3作発表。2008年にはヘッズ・アップに移り、Dukey Treats を発表。

2013年、慢性リンパ性白血病で療養していたが、8月5日、ロサンゼルスの病院にて死去。67歳没。

(出典:「George Duke」(1 January 2015 04:37 UTC) 『Wikipedia英語版』)

▼ George Duke
画像




アルバム「Dream On」は、前述のとおりBillboardのチャートだけを見ると本国アメリカにおいては必ずしも大ヒットしたわけではないが、そのメロウでダンサブルな収録曲「Shine On」は日本のディスコでヘヴィー・ローテーションされ、特に日本において人気を博したアルバムである。

実際、再 CD 化されるまでは CD 廃盤市場でかなりの高値が付いていた大人気盤であった。

また「Dream On」は、George Duke 自身がジャズ・フュージョンのフィールドから一気にポピュラー方面へ活躍の場を拡げるきっかけとなったアルバムと言われている。

アルバム参加メンバーには、一時は George Duke の元を離れていたがこのアルバムで復帰した Michael Jackson の Billy Jean の演奏で知られる Leon "Ndugu" Chancler(Drums)、ハワイ出身のフュージョンバンド Seawind の Jerry Hey(Flugelhorn, Trumpet)、Larry Williams(Sax (Tenor), Saxophone)によるSeawind Horns、また George Duke の盟友である Byron Miller(Bass)、Michael Sembello(Guitar)、Gary Grant(Flugelhorn, Trumpet)など、George Duke と親交の深いジャズ、フュージョン、ロック界の一流ミュージシャンが参加している。

▼ George Duke
画像



80年代前半はいわゆる「サーファーディスコ」ブームで、ディスコ自体がバブル期のディスコとは異なり若者のアングラな溜まり場のようなアンダーグラウンドなイメージを持たれていた時代であったが、ディスコミュージック自体もファンクで R&B なブラックコンテンポラリーミュージックが全盛の時代からヨーロピアンロックやニューウエィブ系ミュージックが主流となる時代への過渡期でもあった。

「Dream On」はまさにそんなディスコミュージックの転換期にリリースされた、今で言う「クラシックディスコミュージック」が盛んな時代を思い起こさせるアルバムであり、収録曲はいずれもダンサブルでキャッチャーな、今でも80年代ディスコミュージックのコンピレーションアルバムに必ず収録される名曲ぞろいの内容となっている。

特に前述の「Shine On」を筆頭に、アルバム・タイトル曲「Dream On」や「Ride On Love」、ラテンフュージョン系の「Positive Energy」など乗りの良いポップメロディにクールなアレンジが施されたディスコフリークにも定番の楽曲で構成されており、誰もが踊らずにはいられない完璧なダンスミュージックアルバムに仕上っている。

▼「Shine On」シングル
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▼「Ride On Love」シングル
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中でも「Shine On」は、ファンクディスコミュージックの名曲中の名曲である。

間奏のカッティングも小気味良い Mike Sembello のギター、リズムをダイナミックに刻む Byron Miller のベース、エネルギッシュな Leon "Ndugu" Chancler のドラムも冴えわたる30年以上経った今聴いても実にイカしたサウンドである。

さらにアーバン感覚溢れるミディアムテンポのメロウ・トラック「You」、「Someday」など浮遊感溢れるファルセットを駆使し見事なグルーヴ感を披露している。

基本的にこのアルバムのすべての曲を George Duke が作詞・作曲・アレンジしているが、「You」のみ Feiton Pilate & Cedric Martin が作曲を行っており、この「You」もギターのカッティングがシビレる名曲である。

またファルセットが Earth, Wind & Fire を彷彿とさせるスロウバラッドの名曲「I Will Always Be Your Friend」も、このアルバムの成功の要因の一つと言えよう。

「Dream On」は特に日本においてヒットしたアルバムであるが、1980年代を代表するディスコミュージックを収録した素晴らしいアルバムである。

George Duke を知らない方にもせひこのアルバムを聴いていただき、古くて新しい往年の定番ファンクディスコサウンドとそのサウンドクリエーターである George Duke の魅力を堪能していただければ幸いである。

▼ 晩年のGeorge Duke
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■ アルバムリリースノート
フュージョン/ブラコン全盛の1970~80年代を代表する名キーボード・プレイヤー/シンガー/プロデューサーのジョージ・デューク。2013年8月に惜しくも亡くなった彼の全盛期ともいえるエピック時代のソロ・アルバムを一挙再発!ジャズ/ファンク/ソウル…ジャンルを超えたスーパー・ミュージシャンの音色にしびれたい。

「スウィート・ベイビー」が大ヒットを記録したクラーク・デューク・プロジェクト(1981年)を挟み久しぶりのソロ作。

US本国では当たらなかったが、日本でシングル「シャイン・オン」がサーファー・ディスコを中心に大ヒットし、翌年初の日本公演も実現した。

アルバムには他にも「ユー」「レット・ユア・ラヴ・シャイン」などメロウな良曲が満載。本作では、ドラムにレオン・ンドゥグ・チャンクラーが復帰している。- Amazon

サンフランシスコのキーボード・プレイヤー,ジョージ・デュークの’82年のアルバム。ブラック・コンテンポラリーの色が濃く,なんとラップまでやっている。- CDジャーナル

▼ George Duke
画像



*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「George Duke」を素材として二次利用しています。


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