FC2ブログ

2020-05

Kylie Minogue 「Kylie」

j0123■ アルバムデータ
タイトル:Kylie
アーティスト:Kylie Minogue
リリース:1988年7月4日
レーベル:PWL

アルバム総評価:96 
crown01
《名音堂 Gold Disc 認定》


■ 曲目リスト
  №  曲          名評     価  MV  
01  I Should Be So Lucky  ★★★★★  youtube02
02  The Loco-Motion★★★★★youtube02
03  Je Ne Sais Pas Pourquoi          ★★★★☆youtube02
04  It's No Secret★★★★★youtube02
05  Got To Be Certain★★★★★youtube02
06  Turn It Into Love★★★★★youtube02
07  I Miss You★★★★★ 
08  I'll Still Be Loving You★★★★☆ 
09  Look My Way★★★★★ 
10  Love At First Sight★★★★★


■ 講評
今回紹介するアルバム「Kylie」(邦題:「ラッキー・ラヴ」)は、1988年に PWL からリリースされた Kylie Minogue の1枚目のスタジオ・アルバムである。

▼ Albumジャケット 裏面
画像



Kylie Minogue のデビュー・アルバムにして全英1位に8週留まる大ヒットを記録し、全世界で700万枚を売り上げ、イギリスの年間チャートでは第1位に昇り詰めた。

Kylie Ann Minogue(カイリー・アン・ミノーグ, 1968年5月28日生)は、オーストラリア・ビクトリア州メルボルン生まれのシンガーソングライター、女優である。2014年現在はイギリスに住所を移し、同国を主な活動拠点としている。身長153cm。妹のダニー・ミノーグもポップ歌手である。

1987年に歌手デビュー後、母国オーストラリアやイギリスを中心に大ヒットを数多く飛ばす。

一時期は「低迷期」と呼ばれる時期もあったが2000年代に入って復活。

2001年に発表された「Fever」が大成功して以降はその歌唱力と美術センスのコラボレーションや、コンサートでのカイリーの「腰振り」にも話題が集まるようになった。また歌手活動と平行して、女優活動や香水などのプロデュースも行っている。

音楽作品の総売上枚数は7000万枚以上を数える押しも押されもせぬスーパー・スターである。

▼ 若かりし頃のKylie Minogue
画像




Kylie Minogue は、1968年オーストラリア・メルボルンに生まれ、11歳の頃から女優としてのキャリアを開始し、1980年にはオーストラリアの TV 番組「スカイウェイズ」に子役として出演する。

1986年2月から人気 TV ドラマ「ネイバーズ」のシャーリーン役で出演し人気が爆発。

1987年3月、19歳で「ロギー・アワード」銀賞(オーストラリアで最も人気のある女優賞)を最年少受賞した。

1987年7月、オーストラリアのインディー・レーベルである Mushroom Records から Little Eva のカヴァー曲「Locomotion」(邦題:「ロコモーション」)でデビューすると、これがいきなりオーストラリア・チャート7週連続第1位の記録的な大ヒットになり、シングルとしては1980年代のオーストラリアにおける最大セールスを記録、アメリカの Billboard 誌の週間チャートにおいても1988年11月12日付で最高位の第3位まで上昇し、1988年年間チャートでは第51位だった。Billboard 誌の集計では2012年現在までにおける Kylie Minogue 最大のチャートヒットとなっている。

当時、Bananarama、Rick Astley などを手がけて飛ぶ鳥を落とす勢いだったイギリスのプロデューサー・チーム、Stock Aitken Waterman の目にとまり、PWL(Pete Waterman Limited)レコーズと契約する。

1988年1月、PWL からシングル「I Should Be So Lucky」(邦題:「ラッキー・ラヴ」)で全英デビューし、全英5週連続1位の大ヒットになる。2ndシングルとなるが「世界デビュー曲」と呼ばれることも多い。

日本でも洋楽チャートで12週連続1位という途方もない記録を生むなど、世界10ヵ国でナンバー・ワンを記録し一躍世界のポップ・シーンへと踊り出る。その後のキャリアの中で生まれたヒット・シングルは数知れない。

1990年代以降、アイドル路線から歌唱力に比重を置いたプロモーションに変更したが、人気は逆に低迷してしまう。この間にアメリカ映画「ストリートファイター」(1994年)にキャミィ役で出演する。

▼ 映画「ストリートファイター」Cammy役
画像



1991年、英業界のバイブル的存在「ミュージック・ウィーク」誌は、Kylie Minogue が「デビュー以来13枚のシングルを全てUKトップ10に送り込んだ史上唯一のアーティスト」となったことを発表したが、これは、The Beatles やElvis Presley、Madonna や Michael Jackson でも成し得なかった快挙である。

1992年、初のベストアルバムとなった「Greatest Hits」(全英1位)を最後に Deconstruction Records へと移籍する。

1994年に Deconstruction Records と契約を結び、アーティストとしての自由とより本格的な音楽作品制作を目指し、先鋭的なクラブ系サウンドで新境地を開拓していった。

1994年、5thアルバムとなる「Kylie Minogue」を発表。アルバム名に自分の名前を冠したこの作品は Kylie Minogue の再デビューとでもいうべき、記念碑的な作品となる。

1999年、EMI 傘下の Parlophone に移籍する。

2000年移籍後初のアルバム「Light Years」を発表し、リードシングル「Spinning Around」が10年ぶりに全英シングルチャートで1位を獲得し劇的な復活を遂げ、以降後続のシングルカットも次々ヒットして第2の黄金期を創出する。

2001年の8thアルバム「Fever」で14年振りに全米アルバム・チャート3位、全英アルバムチャートで9年ぶりの首位を獲得する。Kylie Minogue のアルバムが全米 Billboard のアルバムチャートTOP3にチャートインするのはこれが初であった。

また、リードシングル「Can't Get You Out of My Head」(邦題:「熱く胸を焦がして」)で全英1位に輝いたのみならず世界中でナンバーワンを獲得、約100万枚と彼女のキャリア史上最大のセールスを挙げ、このシングルは2001年で世界一の売り上げを記録した。

さらに、2002年には Billboard では最高第7位、ダンスチャートでは初の1位の大ヒットを記録し、遂に北米を含む全世界での完全復活を果たす。ちなみに「Fever」は、全世界600万枚を記録する。

全世界でのシングル・セールスは驚異の2,000万枚と推定され、アルバム・セールスは軽く4,000万枚を超える。

2001年には Baz Luhrmann監 督の大ヒット映画「Moulin Rouge!」に妖精役で出演するなど、女優としても着実にキャリアを積んでいく。

2008年7月 英国・バッキンガム宮殿にて、大英帝国勲章(OBE)を正式に授与される。

2010年7月リリースのアルバム「Aphrodite」が9年ぶり全英アルバムチャートで1位になった事によって、Kylie Minogueはイギリスのチャートで4世代(80年代、90年代、00年代、10年代)それぞれで1位を獲得した初の女性ソロアーティストとなった。

その後も、大規模なツアーは常に完売、自伝出版、自分のファッション・ブランド「Love Kylie」の大成功等、その多彩な活躍には枚挙に暇がない。

(出典:「カイリー・ミノーグ」(2014年11月12日 14:01 UTC)『Wikipedia日本語版』)

▼ 近年のKylie Minogue
画像




Kylie Minogue はその美しさとキュートさで日本でも人気を博したオーストラリア出身のシンガーであり、デビュー当時はユーロビート界のアイドル的存在でもあった。

彼女の楽曲は、デビュー当時のユーロビートブームも手伝って Disco フリークのみならず洋楽・邦楽の垣根を越えて幅広いリスナーに受け入れられたが、見かけによらず力強いヴォーカルと歌唱力でも定評があり、「カイリー・ミノーグ」という個性的な名前でも注目を集めたシンガーである。

そんな Kylie Minogue の1stアルバム「Kylie」は、ダンサブルなユーロビート満載のディスコミュージックアルバムであるが、改めてアルバムを聴いてみると、ディスコミュージックとしてはかなり大人しめで上品なミディアムテンポの楽曲が多いことに気付かされる。

このように、当時流行のパワーアレンジなハイエナジー系サウンドではなく、彼女のイメージにマッチしたユーロビートの味付けをした正統派のポップサウンド的な楽曲でアルバムを固めたことも、ディスコミュージックアルバムの枠を超えてヒットした要因ではないかと思われる。

さて、アルバム自体は全曲 Stock Aitken Waterman プロデュースということもあり、非常に粒ぞろいで充実した仕上がりとなっている。いずれの楽曲もユーロビートらしくメリハリの利いたリズムといかにも Stock Aitken Waterman らしいダンスビートアレンジによって曲の魅力が一気にアップグレードしている。こうしたいかにもユーロビート的な巧みなアレンジができるプロデュースチームは、やはり Stock Aitken Waterman をおいて他にはないであろう。

アルバムは、冒頭から日本でも大ヒットしたDisco定番の盛上げチューン「I Should Be So Lucky」で始まる。いきなりアルバムのリード曲を持ってくるとはなかなか大胆な構成である。

この楽曲は、世界デビューとなったセカンド・シングルであるが、Kylie Minogue の初期の代表曲の一つであり、イギリスやオーストラリアなどで1位を記録している。

▼「I Should Be So Lucky」2ndシングル
画像



続く「The Loco-Motion」は、カイリーミノーグのデビュー曲であり Little Eva のカヴァー曲である「Locomotion」をアレンジしてリネームした楽曲であり、おそらく本人の思い入れが一番強い楽曲ではないかと思われる。

というのも元々女優であった Kylie Minogue は、オーストラリアで行われたオージーフットボールのチャリティー・イベントに当時出演していたオーストラリアの人気ドラマ『ネイヴァーズ』の出演者とともに登場した際に「Locomotion」をパフォーマンスし、これを機に Mushroom Records と契約を結び1987年7月28日にこの曲で歌手デビューを果しており、マイク・ダフィによってプロデュースされたこの「Locomotion」は、オーストラリアやスウェーデン、イタリアなどで発売され母国オーストラリアでは7週連続1位という大ヒットを記録しているからである。

また、この曲の成功によって Stock Aitken Waterman とチームを結成し、1988年「Locomotion」を Stock Aitken Waterman のプロデュースによって再レコーディングし、タイトルを「Locomotion」から「The Loco-Motion」へと改題し、オリジナル・バージョンからちょうど1年後の1988年7月28日に Stock Aitken Waterman のプロデュースによるワールド・ワイド・バージョンとして全世界で発売されたといういきさつがある。

このワールド・ワイド・バージョンは全英で2位を記録するのみならず、全米 Billboard でも第3位を記録する。これは Kylie Minogue の全米ビルボードでの最大のチャート・ヒットとなっていることからも、本人の思い入れの強さは想像に難くない。

▼「Locomotion」1stシングル
画像


▼「The Loco-Motion」
画像



その他シングルリリースされた「Got to Be Certain」(邦題:「恋は急がず」)は、オーストラリアで3週に渡って第1位を保持する大ヒットとなり、イギリスでも第2位を記録する好成績を収めた楽曲である。

▼「Got to Be Certain」3rdシングル
画像



また、Hazell Dean のカヴァー曲である「Turn It into Love」(邦題:「愛が止まらない~ターン・イット・イントゥ・ラヴ~」)は、日本限定でシングルカットされた楽曲であり、日本でもアイドルユニットの Wink がカヴァーしたことでも知られている。

その効果もあってか、日本の洋楽シングルチャートにて10週に渡り1位になるという記録的な大ヒットとなった日本での Kylie Minogue の代表曲の一つとして知られている。ちなみに、アルバム収録当初の邦題は「愛に走れ」だったが、後に改題されて今に至っている。

▼「Turn It into Love」5thシングル
画像


▼「愛が止まらない」Winkによるカヴァー
画像



この他にも「Je ne sais pas pourquoi」と「It's No Secret」がシングルリリースされているが、いずれの楽曲もワールドワイドに大ヒットしており、他のユーロビート系アルバムと比べてもアルバムの充実度は群を抜いていることが分かる。

ちなみに、個人的にはシングルリリースされていないMadonna張りのダンスミュージックである「Look My Way」が気に入っているのであるが…。

▼「Je ne sais pas pourquoi」4thシングル
画像


▼「It's No Secret」6thシングル
画像



「Kylie」は、今や超セクシーになってしまったデビュー当時の一番フレッシュな Kylie Minogue を体感できるアルバムである。Kylie Minogue を知らない若い世代にもぜひこのアルバムを聴いて今の日本のアイドルとは比べ物にならない当時のユーロビート界のアイドルの凄さを実感してほしいものである。


*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「カイリー・ミノーグ」を素材として二次利用しています。


love4  参考になったという方はぜひこちらをポチッとお願いします。

スポンサーサイト



  

● COMMENT FORM ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://758ongakudohonpo.blog.fc2.com/tb.php/131-daabac7f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

羊神社 «  | BLOG TOP |  » Michael Sembello 「Bossa Nova Hotel」

プロフィール

香山蔵之介

Author:香山蔵之介
名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
Life is music. Music is life.
Let's enjoy music for your wonderful life.

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

邦楽(あ行) (32)
邦楽(か行) (25)
邦楽(さ行) (31)
邦楽(た行) (12)
邦楽(な行) (10)
邦楽(は行) (25)
邦楽(ま行) (5)
邦楽(や行) (11)
邦楽(ら行) (9)
邦楽(わ行) (2)
洋楽(あ行) (19)
洋楽(か行) (10)
洋楽(さ行) (29)
洋楽(た行) (11)
洋楽(な行) (0)
洋楽(は行) (18)
洋楽(ま行) (4)
洋楽(や行) (1)
洋楽(ら行) (14)
洋楽(わ行) (1)
洋画(か行) (2)
洋画(は行) (1)
アート (6)
文化 (13)
ファッション (1)
グルメ (7)
PC (1)
健康 (1)
BLOG (3)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

アクセス数

オンライン数

現在の閲覧者数:

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログランキング

ブログランキング参加中


ブログランキング参加中

Please Click !