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2020-05

Michael Sembello 「Bossa Nova Hotel」

j0122■ アルバムデータ
タイトル:Bossa Nova Hotel
アーティスト:Michael Sembello
リリース:1983年9月25日
レーベル:Warner Bros.

アルバム総評価:90


■ 曲目リスト
  №  曲          名評     価  MV  
01  Automatic Man  ★★★★★  youtube02
02  First Time★★★★★ 
03  Cowboy★★★★★ 
04  It's Over★★★★☆ 
05  Maniac (Album Version)          ★★★★★youtube02
06  Godzilla★★★☆☆ 
07  Talk★★★★★ 
08  Cadillac★★★★★ 
09  Lay Back★★★★☆ 
10  Superman★★★★☆


■ 講評
今回紹介するアルバム「Bossa Nova Hotel」は、Michael Sembello が1983年に Warner Bros.からリリースしたデビュー・アルバムである。ちなみにこのアルバムの邦題は、シングルヒット曲と同名の「マニアック」となっている。

Michael Sembello(マイケル・センベロ、1954年4月17日生)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアのミュージシャン、ソングライターである。

フィラデルフィアで生まれ育ち、ジャズの巨匠パット・マルティーノに師事し、セッション・ミュージシャンとなる。

そして、有名アーティスト(Stevie Wonder、The Temptations、Michael Jackson、Diana Ross、Chaka Khan、George Benson、Barbra Streisand、Stanley Clarke、David Sanborn、Donna Summer など)のスタジオ・ギタリストとしてキャリアを積んでいった。

1983年に1stソロアルバム「Bossa Nova Hotel」を発表し、同アルバムに収録された楽曲「Maniac」は映画「Flashdance(フラッシュダンス)」のサウンドトラックに収録される。

「Flashdance」はグラミー賞の映画・テレビサウンドトラック部門を獲得し、受賞者の中に Michael Sembello も名を連ねている。

▼「Flashdance」サウンドトラック盤
画像



1992年には、ギタリストの Jennifer Batten の1stソロアルバム「Above Below and Beyond」のプロデューサーを務めたほか、1994年には、アルゼンチンの歌手 Valeria Lynch のアルバム「Caravana de Suenos」をプロデュースし、タイトル曲のソングライターとしても名を連ねている。

また、映画のサウンドトラックに収録する楽曲を作曲することに、キャリアの多くを費やした。そのうち「コクーン」、「グレムリン」、「インデペンデンス・デイ」などの映画作品は大きなヒットとなっている。

2008年、サックス奏者の Michael Lington のアルバム「Heat」での仕事が評価され、Jazztrax Album of the Year にノミネートされる。Michael Sembello と弟の Danny Sembello は、Michael Lington のこのアルバムに3曲を提供している。

ちなみに、日本でツアーをしたのは1986年が最初で、少年隊と一緒だったという逸話が残っている。

(出典:「マイケル・センベロ」(2013年3月20日 04:12 UTC)『Wikipedia日本語版』)

▼ Michael Sembello
画像




このアルバムには、1983年に公開されたアメリカ映画「Flashdance」のサウンドトラックに収録されていた1983年9月の the Billboard Hot 100 で第1位となったスマッシュヒット曲である「Maniac」を含む全10曲から構成されており、アルバム自体は、the Billboard 200 の最高第80位を記録している。

また、「Maniac」の他に「Automatic Man」と「Talk」の計3曲がシングルリリースされており、「Automatic Man」は、US Chartで最高第34位を記録した。

ちなみに「Flashdance」のサウンドトラックに収録された「Maniac」は、このアルバム収録曲とは別ヴァージョンである。

なお、このアルバムのプロデュースを行ったのは、かの大音楽プロデューサーであるPhil Ramoneである。

(出典:「Bossa Nova Hotel」(7 October 2014 03:21 UTC) 『Wikipedia英語版』)

▼「Automatic Man」
画像


画像



このアルバムで特筆すべきは、何と言っても「Maniac」であろう。1980年代には、それまでのインストルメンタル中心のサウンドトラックに変わって「Footloose」のように様々なミュージシャンの楽曲をオムニバス形式で収録するサウンドトラックが流行したが、映画「Flashdance」のサウンドトラックもその代表的な1枚である。

▼「Maniac」
画像



「Maniac」は非常にダンサブルなシンセポップでありハイエナジーサウンド系の AOR サウンドである。映画の中でも早い時間帯で使用されており、Jennifer Beals 演じる主人公のAlexが改装した倉庫で激しくダンスの練習をするシーンのバックで使用されていた曲であることから、リリースから30年以上経った現在でも、テレビ番組等のダンスシーンに用いられることが多い曲でもある。

「Flashdance」のサウンドトラックでは、最終トラックとして10曲目に収録されているが、収録曲の中でもひときわリズミックでハイスピードなダンスミュージックとなっており、非常にカッコ良さが際立つサウンドだ。サウンドトラックの中では lrene Cara の「What A Feeling」が最も知られており、実際に日本でもカヴァーされ大ヒットしたが、個人的には「Maniac」のまさにマニアックな作りのサウンドが好みである。

なお、この曲は、Michael Sembello のワイフである Cruz Baca Sembello(7曲目「Talk」でデュエットしている女性。セルジオ・メンデスのバックボーカルをしていたこともある。)が、この映画の中で使用する音楽を探していたパラマウントピクチャーズの経営陣に送ったテープに偶然収められていたことがきっかけとなって採用されたという経緯を持っており、Michael Sembello にとってはまさに運命の一曲であったと言えよう。

アルバムを聴いて分かる通り、Michael Sembello 自身は非常に個性的な歌声の持ち主であり、聴き様によっては Stevie Wonder や Bobby Caldwell のようでもあるが、非常にハイトーンで微妙にビブラートする透明感あるその歌声は、AOR 系のサウンドに非常にマッチする歌声とも言えよう。

アルバム全体に80年代を感じさせるシンセサイザーを多用したビート感溢れるロックテイストの内容となっている。幾分古めかしい感じは否めないが、「First Time」と「Talk」は、AOR の香りも強いなかなかの良曲である。

以上のとおり「Bossa Nova Hotel」は、1980年代に映画からヒットした洋楽の代表的な一曲を含む Michael Sembello の代表的なアルバムである。日本では Michael Sembello は「Maniac」だけの一発屋と思われがちであるが、その後もクリエーターとしての才能を発揮して自身のヒット曲のきっかけともなった映画音楽の世界でも大活躍しており、ある意味意図的にヒットチャート重視の最前線から退いた感がある。

映画音楽の世界で活躍しているあたりに非常に運命的なものを感じずにはいられないが、一番そう感じているのは当の本人かもしれない。

最後に、非常に個性的なアルバムジャケットであるが、宙に浮かんでいる二人はスーパーマン(右)とキリスト(左)とのこと。この2人は価値的に同等の存在で、瓜二つだという事を表しているらしい。なかなかユニークな発想である。

▼ Michael Sembello
画像




■ アルバムリリースノート
映画『フラッシュダンス』のサントラから,「マニアック」が全米No.1に輝き,一躍,話題のシンガーになった人で,ここにも,その「マニアック」が収録されている。もともと,スティーヴィー・ワンダーのバックにいた人で,その力量は定評があった。- CDジャーナル

▼ Michael Sembello
画像


*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「マイケル・センベロ」「Bossa Nova Hotel」を素材として二次利用しています。


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