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2020-05

Culture Club 「Colour by Numbers」

j0117■ アルバムデータ
タイトル:Colour by Numbers
アーティスト:Culture Club
リリース:1983年10月
レーベル:Virgin Records

アルバム総評価:96  
crown01《名音堂 Gold Disc 認定》


■ 曲目リスト
  №  曲          名評     価  MV  
01  Karma Chameleon  ★★★★★  youtube02
02  It's a Miracle★★★★★youtube02
03  Black Money★★★★★ 
04  Changing Every Day★★★★★ 
05  That's the Way (I'm Only Trying to Help You)        ★★★★★ 
06  Church of the Poison Mind★★★★★youtube02
07  Miss Me Blind★★★★★youtube02
08  Mister Man★★★★☆ 
09  Stormkeeper★★★★☆ 
10  Victims★★★★★youtube02


■ 講評
今回紹介するアルバム「Colour By Numbers」は、Culture Club が1983年10月に Virgin Records からリリースした通算2枚目となるアルバムである。

Culture Club(カルチャー・クラブ) は、1981年にイギリスのロンドンで結成された1980・90年代を代表するポップ・ミュージック・バンドである。バンドの中心メンバーでヴォーカルのボーイ・ジョージの強烈な個性とダンスポップで日本を始め世界を席捲した。

メンバーは、次の4人である。
◆Boy George(ボーイ・ジョージ)vocal(写真:中央左)
◆Jon Moss(ジョン・モス)drum、reader(写真:左)
◆Roy Hay(ロイ・ヘイ)guitar(写真:右)
◆Mikey Craig(マイキー・クレイグ)bass(写真:中央右)

▼ Culture Club
画像



特にボーイ・ジョージの女性的なメイクとゲイファッションは、当時としては非常に奇抜で斬新であり、音楽以前にそのビジュアルで注目を集めたバンドでもあった。

実際ボーイ・ジョージ自身もゲイであり、一時期はメンバーであるジョン・モスとも恋愛関係にあったと言われている。

そのため、どうしてもイロもの的なバンドという印象が強いのだが、ソウルフルな歌声とソウルミュージック、特にモータウンの影響を受けた楽曲の秀逸さでも評価された。

また、1970年代後半にイギリスで起こった「ニューロマンティック」系のバンドとして、後の女装系ビジュアルバンドへの系譜を作り上げた功績は大きい。

今回紹介したアルバム「Colour By Numbers」を聴いても、決して見かけ倒れではなく、優れた音楽性も兼ね備えたバンドであることが分かる。このアルバムは、UK、US チャートで第1位を獲得しており、全世界で1,600万枚以上を売り上げた。ちなみに日本のオリコン LP チャートでも第1位を獲得している。

また、1989年発行のローリングストーン誌の「1980年代のベストアルバム100」において第96位にランクされるとともに、当時刊行された「死ぬ前に聴かなければいけない1001のアルバム」という本にも掲載されるなど、アルバム「Colour By Numbers」は名実ともに Culture Club の代表作となっている。

▼ Culture Club
画像




特に彼らの生み出すダンスポップには定評があり、今では80・90年代の名曲とまで言われる数多くのヒットチューンを世に送り出しており、そのダンサブルでファッショナブルな音楽スタイルは、後のポップバンドに大きな影響を与えることとなった。日本においても、SHAZNA のヴォーカリスト IZAM などはボーイ・ジョージの影響を受けたミュージシャンだと言われている。

アルバム「Colour By Numbers」には彼らの最大のヒット曲である「Karma Chameleon」(邦題「カーマは気まぐれ」)が収録されている。この曲はシングルリリースされ、世界的に大ヒットし、多くの国でチャート1位を獲得した。

もちろん日本でも大ヒットし、「♪カマカマカマカマ」と当時の小中学生が口ずさむほど馴染み深いものであった。また、ストーリー性のあるPVも当時話題を呼んだ。楽曲に邦題「カーマは気まぐれ」が付けられているあたり時代を感じさせるが、日本においても洋楽ファンのみならず幅広い層に聴かれていたことが窺えよう。

▼「Karma Chameleon」8th Single
画像



他にも「Church of the Poison Mind」、「Miss Me Blind」、「Victims」、「It's a Miracle」の計5曲がこのアルバムからシングルリリースされ、いずれの曲もチャートの上位にランクインするなどのヒットを記録している。

特に「Church of the Poison Mind」、「Miss Me Blind」、「It's a Miracle」は、Culture Clubと言えばこの曲と言われるほど定番中の定番曲であり、いずれも思わず体が踊りだす Culture Club らしいダンサブルなポップミュージックである。

中でも一番のお気に入りは「Miss Me Blind」だ。リズムを刻むギターのカッティング音が実に小気味よく、間奏のギターソロも印象的な、いかにも Culture Club らしい楽曲である。

▼「Church of the Poison Mind」6th Single
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▼「Miss Me Blind」11th Single
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▼「Victims」9th Single
画像


▼「It's a Miracle」10th Single
画像



一方で、Culture Club は、このアルバム以降1900年代に3枚のアルバムをリリースしているが、いずれも「Colour By Numbers」以上のヒットには恵まれなかった。

次第に人気が凋落していく中、日本では比較的高い人気を維持しており、日本限定シングルをリリースしたりロック・イン・ジャパン85に参加するなど積極的に活動していたが、1986年にボーイ・ジョージがドラッグ事件で逮捕され、バンド活動は停止状態となり、各自ソロ活動に移ることになる。この事件は当時日本でも大きく取り上げられたのでご記憶の方も多いかもしれない。

その後、1998年11月に再結成されるものの、ボーイ・ジョージによる2005年のコカイン所持や2007年の監禁・傷害事件などにより、1999年12月には再び活動を休止し、バンドは実質的には解散状態となっていた。

そんな中、今年8月に「カルチャー・クラブ、オリジナル・メンバーで14年振りとなる再結成、新作も」という記事がローリング・ストーン誌に掲載されたというニュースが飛び込んできた。

日本でもファンが多い Culture Club である。今度こそ改心して個性的なパフォーマンスを発揮してほしいものである。

▼ 近年のCulture Club
画像



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名古屋音楽堂本舗の店主香山蔵之介による音楽講評です。
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