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2020-05

Bill Evans 「Explorations」

j0010■ アルバムデータ
タイトル:Explorations
アーティスト:Bill Evans
リリース:1961年2月2日
レーベル:Riverside Records

アルバム総評価:100    
crown01《名音堂 Gold Disc 認定》


■ 曲目リスト
  №  曲          名評      価
01  Israel  ★★★★★  
02  Haunted Heart★★★★★
03  Beautiful Love (Take 2)★★★★★
04  Beautiful Love (Take 1)★★★★★
05  Elsa★★★★★
06  Nardis★★★★★
07  How Deep Is The Ocean?           ★★★★★
08  I Wish I Knew★★★★★
09  Sweet And Lovely★★★★★
10  The Boy Next Door★★★★★


■ 講評
William John Evans(1929年8月16日生-1980年9月15日没)は、アメリカのジャズ・ミュージシャンである。

モダン・ジャズを代表するピアニストとして知られ、ドビュッシー、ラヴェルなどのクラシックに影響を受けた印象主義的な和音、スタンダード楽曲を題材とした創意に富んだアレンジと優美なピアノ・タッチ、いち早く取り入れたインター・プレイといった演奏は、ハービー・ハンコック、チック・コリア、キース・ジャレットなど多くのピアニストたちに多大な影響を与えたほか、ジョン・マクラフリンといった他楽器のプレイヤーにも影響を与えている。

エヴァンスの作品はジャズ・ミュージシャンの中で知名度が高く、中でもベースのスコット・ラファロと録音した諸作品(特にアルバム『Waltz for Debby』)は、ジャズを代表する傑作としてジャズファン以外にも幅広い人気を得ている。

▼ Bill Evans
画像




今回紹介するアルバム「Explorations」は、1961年に Riverside label からリリースされた Bill Evans(piano)、Scott LaFaro(bass)、Paul Motian(drums)からなる Bill Evans Trio のスタジオ・アルバムである。

Scott LaFaro(bass)、Paul Motian(drums)からなる Bill Evans Trio としては2枚目のアルバムとなる。

このアルバムは、1961年の the Billboard ジャズ評論家ベストピアノLP投票で第1位に輝いており、Bill Evans 自身も同メンバーによる Bill Evans Trio 作品としてお気に入りの一枚と考えていたようである。ちなみに「Explorations」とは日本語訳では「探求」「探検」を意味する。

Riverside Records の創設者の一人である Orrin Keepnews はライナーノーツの中で、CDとしてリリースされた際に追加された2曲 "Beautiful Love (take 1)"と"The Boy Next Door"について語っている。

それによれば、オリジナルのLPに収録されていた"Beautiful Love"の最初のバージョンは、実はtake2であった。実際に Keepnews によれば、「通常のように第1テイクの後に直ぐ第2テイクを取ったんじゃないんだ。この日早くに、Billは一度この曲を演奏して僕たちは二人ともそれで了解したんだ。それで彼は作業に取りかかったんだよ。それからだいぶ後になってから、Billは別の"Beautiful Love"を試してみることにしたんだ。それで結局後の曲の方が気に入ったというわけさ。」「"The Boy Next Door"は、LPの収録制限時間を埋めるために用意しておいた曲なんだ。」ということである。

(出典:「Explorations (Bill Evans album)」(02:25, 12 October 2013) 『ウィキペディア英語版』)



『Explorations』は、録音レーベルRiverside Recordsの名前を取って「リバーサイド四部作(スタジオ盤2作(「Portrait In Jazz」「Explorations」)とライヴ盤2作(「Waltz For Debby」「Sunday At The V.Vanguard」)から構成)」と称されるアルバムの第2作目に当たる。

このアルバムも、ジャズの必聴盤と言われているが、「Portrait In Jazz」に比べると旋律の美しさ・艶やかさが影を潜め、淡々とした少し地味目の印象を受ける。

一方で非常にアグレッシブに感じるのは、トリオの掛け合いが「協調」ではなく互いに競い合うような「静かな激しさ」「生々しさ」を感じさせるからであろうか。

また、緩急の曲が交互にラインナップされており、その静と動のコントラストがそれぞれの楽曲の色彩をより一層際立たせている。ラウンジで聴くようなジャズらしいアルバムといったところだろうか。

Bill Evans Trio と言えば「Nardis」や「Elsa」が十八番ではあるが、個人的にはクラシカルな「Haunted Heart」、渋目の「The Boy Next Door」もなかなか良い。派手さはないが「Portrait In Jazz」とはまた違った Bill Evans Trio の魅力が感じられる名盤である。

▼ Bill Evans
画像




■ アルバムリリースノート
歴史に名を残したビル・エヴァンス・トリオによる魅力たっぷりのスタンダード集。「ナーディス」はマイルス・デイヴィスが敬愛するエヴァンスに贈ったオリジナルで、マイルス自身の演奏は残されていない。「イスラエル」「エルザ」など代表的なレパートリーも収録。- Amazon

▼ Bill Evans Trio
画像



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