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2020-05

Salyu 「landmark」

j0100■ アルバムデータ
タイトル:landmark
アーティスト:Salyu
リリース:2005年6月15日
レーベル:トイズファクトリー

アルバム総評価:89


■ 曲目リスト
  №  曲          名評      価  MV  
01  landmark  ★★★★★   
02  アイアム★★★★★ 
03  VALON-1★★★★★youtube02
04  虹の先★★★★☆ 
05  Peaty★★★★☆youtube02
06  体温★★★★★ 
07  ウエエ★★★☆☆ 
08  Dramatic Irony          ★★★★★ 
09  Dialogue★★★★★youtube02
10  彗星★★★★★youtube02
11  Pop★★★☆☆ 


■ 講評
Salyu(サリュ、サリュウ、1980年10月13日生)は、日本の女性歌手・ボーカリストである。神奈川県横浜市港北区出身。トイズファクトリー・烏龍舎所属。

アーティストネームの Salyu はフランス語の「Salut」(乾杯の意、親しい間柄の挨拶の意)に由来している。命名は小林武史による。

▼ Salyu
画像



プロ活動は17歳(1997年)より開始。メジャー活動は Lily Chou-Chou のボーカル(2000-2001年、2010年-)、Salyu ソロデビュー(2004年-)となっている。2011年1月19日にはソロプロジェクト「salyu × salyu」(サリュ バイ サリュ)を開始している。

1998年、高校生の頃、友人のバンドのライブに触発され歌手になることを決意。雑誌のオーディションを何度も受ける。秋元康のあるオーディションを受けた事もあった。その中で、Sony Music の SD オーディションを受け、また同時期、同社の歌手養成機関に通い始め、音楽のスキルを身につける。この時資料用に作成したビデオが音楽プロデューサーの小林武史の目に留まり、小林プロデュースのもとデビューすることが決定する。

当時、小林武史と、映画監督であり作家の岩井俊二が『リリイ・シュシュのすべて』のプロジェクトを企画していたため、彼らとともに、Lily Chou-Chou としての活動を開始する。

Lily Chou-Chou としての活動終了後は、学校に通いながら、スターパインズカフェなど東京都内のライブハウスを中心に音楽活動をする。

2004年、4月21日に RIP SLYME の ILMARI と共に Ilmari×Salyu としてシングル「VALON」を発表。2ヵ月後の6月23日には、シングル「VALON-1」でトイズファクトリーよりソロで再デビューした。

(出典:「Salyu」(2014年6月23日 13:25 UTC)『Wikipedia日本語版』)

▼ Salyu
画像




今回紹介するアルバム「landmark」は、1stシングル「VALON-1」リリース後の2005年6月15日にトイズファクトリーからリリースしたソロとしては初となるオリジナルアルバムである。オリコン週間 CD アルバムチャート最高第22位を記録している。

作品プロデュースは小林武史が、また、アートワークはCDジャケット等の音楽 CD・DVD ジャケットや PV を手掛けるアートディレクター森本千絵が担当している。

Salyu といえばその独特なヴォーカルで知られているが、その特徴は発声時の「溜め」にあるのではないだろうか。腹式呼吸のようにお腹に溜めた空気をじわーっと押し出し、その空気が波のようにうねる感じといったらイメージが伝わりやすいだろうか。この心震わす声の抑揚が Salyu 独特の持ち味となっていると感じる。

そんな Salyu の魅力を最もよく表わしている楽曲が、2004年4月21日に RIP SLYMEのILMARI と共に Ilmari×Salyu としてワーナーミュージック・ジャパンからリリースした Salyu の実質的な1stシングルである「VALON」である。

▼ コラボレーションシングル「VALON」
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タイトルの「VALON」とは ILMARI の故郷フィンランド語で「光の中へ」という意味だそうだが、ILMARI の歌心&VIVES 溢れるフロウと Salyu の透き通るヴォーカルが交錯する名バラッドと評される通り、まさに Salyu を代表する抒情詩のような荘厳な楽曲である。

残念ながら、今回紹介する1stアルバム「landmark」には「VALON」ではなく、「VALON」リリースから2ヵ月後の6月23日にトイズファクトリーよりソロ再デビューシングルとしてリリースされた Salyu 単独ヴァージョンとなる「VALON-1」が収録されており、肝心の「VALON」は2008年11月26日リリースのベストアルバム「Merkmal」にのみ収録されている。

▼「VALON-1」1stシングル
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ともあれ、「VALON」は Salyu の楽曲の中でも最も印象的な楽曲であり、Salyu を代表する1曲は何かと聞かれれば、迷うことなくこの曲を挙げるであろう。

ただ、アルバム収録曲である「VALON-1」も哲学的な「VALON」に比べてよりメロディアスなアレンジが施されて聴きやすくなっており、同一曲ながら「VALON」とは違った魅力を持った珠玉の名曲に仕上がっている。こちらもぜひ聴いていただきたい1曲である。

一方、こうした Salyu の魅力を実にうまく引き出している立役者と言えば、紛れもなくプロデュースを担当している小林武史である。

Salyu の楽曲は、不思議に聴く者の心を捕えて離さないツボを心得た独特の旋律やコード進行を巧みに織り交ぜる実に「小林武史らしい」楽曲である。

特にシングルリリースされている楽曲は、癖がありながらもキャッチャーで聴き心地がよい楽曲が多いため、アルバムもこうした傾向の楽曲で構成されているかと思いきや、実は意外にもミディアムテンポやスローテンポのプログレッシブなロックミュージックが多いことに驚かされる。

特にSalyuのアルバムの場合、そうした収録曲間のギャップが大きい気がする。分かりやすく言えば Salyu のアルバムは決して万人向けではなく非常に玄人向けなのである。

このため、シングルリリース曲のイメージでアルバムを聴くと予想していたアルバムと随分違うという印象を持つに違いない。しかし、1stアルバムにしてこうした小林武史の複雑かつ挑戦的な楽曲を歌いこなせることができる Salyu の音楽力は、本当に凄いと感じる。

まさにアルバム「landmark」は、Salyu という個性と小林武史という個性のぶつかり合いを実感できるアルバムである。タイアップ曲も多くディフェンシブなアルバムのようにも思えるが、その意味で非常にアグレッシブなアルバムと言えるだろう。

▼「Dialogue (ダイアローグ)」2ndシングル
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▼「Peaty」3rdシングル
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■ タイアップ曲
  №  曲          名タ イ ア ッ プ
01  landmark  映画『人魚姫と王子』挿入歌
08  Dramatic Irony          SANYO 『W32SA』TVCMソング        
10  彗星  映画『人魚姫と王子』挿入歌


▼「彗星」4thシングル
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■ アルバムリリースノート
小林武史プロデュースのファースト・アルバム。ソウルフルなふくよかさ、多彩な表情、力強い表現などをあわせもつ実力派の歌い手で、小林はオーガニックな音作りに徹することで、彼女のナチュラルな魅力をストレートに引き出している。スケール感豊かな佳作。- CDジャーナル

映画『リリイ・シュシュのすべて』の象徴的存在“リリィ・シュシュ”として、揺らぎながらも生命力にあふれた歌声を聴かせた謎多き女性シンガーは、映画の公開から3年の時を経て2004年6月に「VALON-1」でデビューし、“Salyu”としてその存在を現した。デビュー以降は昨今の畳み掛けるようなリリースの速度とは違い、ゆっくりとしたペースで1曲ずつを丹念に紡ぐように、「Dialogue」「彗星」とシングルのリリースを重ね、デビューから1年2ヵ月を要し、ついにファースト・アルバムである今作が登場した。アルバムのタイトルである『landmark』とは“地の位置を知る目印”を意味する。プロデューサー・小林武史の描く、広く雄大な世界のなかで、彼女の歌声はしっかりと地に足をつけ、大いなる存在感を放っている。燦々と降り注ぐ太陽の生命力にも似た歌声の主、Salyu の歌の力を余すことなく感じることのできる一枚だ。- CDジャーナル

▼ Salyu
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*この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたWikipediaの項目「Salyu」を素材として二次利用しています。


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